大人の着ていた服を分け与えましたが風邪引かせてしまいました。野菜どころではない。不憫なこっこ、ごめん……
▼前回
何かと人生に珍事件の多い夫ですが、「今回のキャンプこそは準備万全よ! 大丈夫よ!!」と自信満々で挑み、食材を忘れる大ポカをしました。さすが夫、裏切らない男。
ただ、わたしも夫に最終チェックをすべて任せていたのはよくなかったなと反省。やっぱり何事もダブルチェックが必須ですね、我ら2人合わせて1人前夫婦だもの……。
脳みその容量がニコイチです……
過去の反省を活かし
「家族でキャンプに行ってきた」という話をすると、幼稚園などでも「うちも今度キャンプ行ってみたいんだ、くわしく教えて〜!」と他のママさんから興味を持ってもらえることが多いのですが、空のクーラーボックスを携えてキャンプに行ったわたしたちが一体みなさんに何を教えられるというのだろう。
荒川家のキャンプ歴は、こっこが産まれる前にキャンプインフェスに何回か行ったくらいのレベルの超初心者。そもそも当代一のうっかり者の夫と、何事も準備不足に定評があるわたしのコンビは正直キャンプに全く向いていないと思います。
▲当時は車がなかったのでキャンプ道具担いで電車で伊豆稲取まで行ったのだった。もういやだ
そんな夫婦のもとに生まれた野獣こっこのキャンプデビューは2歳9ヶ月のこと。
これは1歳6ヶ月のこっこ。そういえばこの頃からハンマーが好きでいつも何か打っている危険な人だった
新潟の舞子高原オートキャンプでキャンプデビューしてペグ打ち(ハンマーでテントの杭を打つこと)の楽しさに目覚め、
その後は栃木のサンランド、
夫妹ちゃんと当時婚約者のひろくんも交えて、茨城のフォレストピア七里の森にも行っております。
どのキャンプ場もそれぞれ過ごしやすくて楽しかったです。んが、こっこがチョロチョロする&天気が崩れたときを考えると、荷運びの手間がないオートキャンプ場がやっぱりありがたいという結論
この過去3回のキャンプでは、
出発前に車に荷物を積み込むのに家と駐車場を3往復くらいして家を出るのが遅くなり
↓
「ぼく旅先で現地のスーパーや直売所に入るのが好きなんだ、現地の文化を楽しみたい」という夫のこだわりにより現地で食材を調達しようとお店や道の駅に寄ったりしてウロウロ買い物しているうちに
↓
キャンプ地に到着するのが毎度15時すぎと遅くなっていました。
千葉とか茨城なら文化の違いもへったくれもないのでは
そうなると、キャンプ場に着いたらまずは大急ぎでテントの設営(寝床の確保は死活問題)。
しかしペグ打ち用のハンマーを片手にホラー映画ばりに走りまわるこっこを交代で見ながら必死にテントを張り、火吹き棒で酸欠になりながら焚き火やBBQ用の炭を起こし、設営と並行して夜ごはんの準備をワーワーしているうちに辺りもすぐ暗くなってきて、急いでごはんを食べて鍋を洗い、ゴミを片付け、こっこをパジャマに着替えさせて親は着の身着のまま寝袋に倒れ込むので、家族で自然に親しむ時間も星空を見ながら夫婦で語らうチルアウトの時なぞも1秒もない。
キャンプとはただただ設営と撤収を大荷物と暴れ回る幼児を携えわざわざ遠出して繰り返すだけという、正直なんでこんなことしてるのかよくわからない苦行に近いものでした。
ちなみに前回のキャンプでは「キャンプ初めて〜」と言いながらホイホイ遅れてやってきた夫妹夫婦ちゃんたちが、ただでさえ炭を起こすのに時間がかかるのにサンマという、ちゃんと火が通っているのか初心者には不安しかないし片付けもめんどくさいのではという上級者用BBQアイテムを用意していて、彼らは煙のなかでいつまでもいつまでもサンマを焼き続け、その後彼らは鉄板にこびりついたサンマをいつまでもいつまでもこすり続けていた。
こっこといつも全力で遊んでくれてありがたい2人。でも夫妹ちゃんの結婚により、なんか周りにへんなひと1人増えたなというかんじです
ということで、こうした今までの失敗により
・前日のうちに積められる荷物は車にすべて積んでおく。
・当日にスーパーとか店に寄ろうとかは考えない。
・車で2時間以内で行ける場所でも朝8時までには出発して早めにキャンプ場に向かおう!
・チェックイン前のランチはキャンプ場の近くのお店のめぼしをつけておく、ランチで道の駅に寄ろうとは考えない!←なんだかんだ混んでるから。いいお店がなさそうならランチはコンビニのパンで済ます気持ちでいる。
・こっこを連れて炊事場を往復するのは意外と面倒なので、キャンプ飯用の野菜のカットは家で済ませておいて調理は手早く!
(こっこの思い出的なことでいうと、じゃがいもかニンジン1個だけこっこの皮むき&カットチャレンジ用に用意しておく)
・起こすのは焚き火だけでBBQは普通にガスコンロとフライパンでいい。
・ライト類(ランタン、ヘッドライト)は多めに用意。
・サンマはもっとキャンプに慣れてからにしよう……。
という作戦を今回は立てておりました。
ちなみに前回の秋キャンプでは調理道具を積み込むのを忘れた夫ですが、「完璧な作戦だ、ぼくらも成長したね。家族のためにぼくはあえて失敗していたってことだな〜、みんなぼくに感謝してほしい」とポジティブ。
世界がみんな夫だったら平和だったね
そしてこの作戦の甲斐あって今回のキャンプではスムーズに荒川区を出発し、GWの海ほたる渋滞をうまく回避して、キャンプ地の近くのおいしいそば割烹屋さんでランチを楽しみ、13時のチェックイン開始時刻にすぐチェックインできました!!!! 早い!! 素晴らしい!! こんなの荒川家じゃない!!!
ちなみに夫妹ちゃん夫婦は寝坊して渋滞に巻き込まれ、ボロボロになりながらタケノコ買ってきて到着が遅れたので1日目は川遊びできなかった。
いそいそと到着した柿山田オートキャンプガーデンは、ファミリー向けに特化したキャンプ場だけあって川遊びや釣り、タケノコ掘りなどなどいろいろなアクティビティが用意されており、子どもたちがのびのびとはしゃぎまわっていました。
顔はめパネルもあった
我が家も明るいうちにゆっくりテントの設営を終えて、(やっぱり荷運びの手間がないぶんオートキャンプは便利だ)ごはんを作る前に自然散策と川遊びへ。
こんな余裕のあるキャンプは初めてでわたしも感動。
こっこは生まれて初めての川遊びに大はしゃぎでした。
セイレーンと化したひろくんのグラビアを夢中で撮影する夫など、思い思いに楽しめる小川がキャンプ場内にありました
そうして楽しい川遊びを終えて、さあごはん作りだー! とクーラーボックスを開けたところで今回の悲劇に見舞われたわけですが……。
夫が顔面蒼白でコンビニに車を走らせ(キャンプ場から車で10分くらいのところにセブンがあった)、「カレーに使えそうなの、これしかなかった……」とけんちん汁用の野菜パックとレトルトごはんパックを買ってくるまでの30分ほど、夫がこっこの着替えを車に積んだまま出かけてしまったせいで、服がビッショビショのままだったこっこ。
それでもみんなで作ったけんちんカレーや、炭を起こすのをあきらめてガスコンロとフライパンで焼いたお肉、焚き火であぶったマシュマロは格別の美味しさでした。
あと、ごはんパックはやっぱりレンジでチンしたほうが美味しいということがわかってよかった。
2合炊きのメスティンにごはんパックは2個入ります
今回もこうして結局バタバタにはなったものの、楽しい思い出に彩られたキャンプとなりました。
わたしはインドア派だし、道が混んでそうなときにわざわざ車で遠出することも準備も帰宅したあとの片付けも正直全部大嫌いだけれど、キャンプは楽しい!! 行ってよかった!! です。企画してくれる夫に感謝。
こっこも
「キャンプ楽しかった、こっちゃんキャンプだいすき!! また行きたい!」
と言ってくれました。
しかしキャンプから帰宅した翌日から風邪を引いて、幼稚園を1日休む羽目になったこっこ。
そうだよね。
▼これ↓以来ハイキングも好きなわれらです。7月は山登りの予定〜