それにしても早弁して怒られて泣くとかダッセェ〜
「部屋に響くこっこの嗚咽で、教室に響いていたぼくの嗚咽を思い出した……」と夫。
でも、夫が今の今まで忘れるほどに事件についてはその後ちょっといじるくらいで触れないでくれたクラスメイトは、すごく優しい子達だったんだなあと思います(高校も持ち上がりだから卒業まで語り継ぐこともできるのに……)。
そして夫が怒られているあいだ、よく誰も笑わなかったな……。
わたしがその場にいたら笑いのツボに入ってしまって、こらえるのが大変だったと思います。
いや、吹き出してたぶんとばっちりで一緒に立たされていたかもしれない。
こっこは廊下でバケツに入るorかぶる派
だってもう、「早弁」というしょうもないことで怒っている人と怒られている人がいるのがすでに面白いし、数秒前まで調子に乗ってモグモグやってたやつの嗚咽が静かな教室に響いているのもおかしいし、さらに食べかけのお弁当のいいにおいがプ〜ンと漂ってるのに神妙にしなきゃいけない状態って、もう……「笑ってはいけない」の世界だわ……。
まして夫の真後ろの席だったら立たされて泣いている夫のでかプリ尻も目に入るし、地獄ですね。
夫には「何か思春期的な反抗心で早弁したの? お弁当はやっぱり教科書を立てて隠しながら食べたの?」と質問したところ、
「お腹が空いたから普通にお弁当広げて食べた」
とのことでただのサイコ食いしん坊でした。
そりゃ先生も怒るだろうよ。
自らの心の封印を解いてしまった夫は、こっこの嗚咽を聞くとたまに遠い目をしていることがあります。
ちょっとほろ苦い、それが青春……
▼とがったナイフのようだった夫の学生時代
▼わたし自身は今のところ夫に対して本気で怒ったのはこの1回だけです
▼バケツかぶる派こっこ