そもそも夫は6歳下の妹さんが生まれたときに、「なんか〜妹がいつも手をチュパチュパ舐めててさ〜、そんなにおいしいのかと思ってぼくも妹の手を舐めてたら妹が熱出して、その後はあまり近づけさせてもらえなかった」という話をしていたので前科者なのです。
0ヶ月の思い出〜授乳に悩む
入院のときの思い出はひとまず置いておいて、こっこが0ヶ月の頃の最大の思い出といえば、とにかく授乳ペースに悩んだこと!
産院から指導された授乳の仕方は
・3時間に1回粉ミルクと、欲しがるだけおっぱい
そして、
・1ヶ月健診までに粉ミルクの量をどんどん減らしていくこと
でした。
おっぱいは最初はあんまり出なくても、赤ちゃんにがんばって吸ってもらえばもらうほどホルモンの関係で出るようになる……とのこと。
でも、そのためには粉ミルクをあげる量を減らしていく必要があります(ミルクでお腹いっぱいになっちゃうとおっぱいを吸わなくなるから)。
生後13日めのこっこです。足細い!
入院中は粉ミルク+おっぱいのいわゆる「混合栄養」スタイルでしたが、助産師さんには「おっぱい出てますよ〜、もっと出るようになりますよ」と言われたので、「出てるなら出すか!」と気軽な気持ちでおっぱいの割合を増やすことにしました。
ただ、こっこにミルクをあげるのがすでにライフワークとなっていた夫からは、「ぼくもこっこにミルクあげたいから、搾乳して哺乳瓶にちょうだいね」と言われました。
めったに買い物をしない夫が搾乳グッズのamazonのリンクを自ら見つけて送ってきたので、夫の本気を感じました。
まさか夫に「搾乳カップ」を紹介されるとは思わなかった。夫との関係もここまで来たか……
しかし!!
こっこはすぐおっぱいを欲しがって泣き、片方のおっぱいを飲んでいる途中で寝落ちする、飲んだと思ったら吐く、吐いたと思ったら泣く、と油すましというよりミルク飲み子泣きじじいのようでした。
〜こっこの無限おっぱいループ〜
粉ミルクは飲む前に寝ちゃうせいで、一口も飲まれず捨てた量のほうが多かった……
また、飲みながら寝てしまうせいかゲップがうまく出せなくて、窒息が心配だったので授乳後はタイマーをかけて、30分こっこを縦に抱っこし続けました。
そして30分経ってようやくそっと置いたら、すぐ起きて泣く笑。
たまにこっこが寝ついてくれるときは急いで哺乳瓶を洗って消毒したり、息を潜めて搾乳したりとなかなか横になる暇がない。
夜は夫が仕事で疲れているだろうに抱っこを交代してくれて、その隙にわたしが寝させてもらったり。夫婦ふたりで目の下にクマをこさえていました。
朝も昼も夜も、例えではなく本当におっぱい丸出しだった
「新生児は1日10〜15回の授乳ペースが目安」と授乳の資料には書いてありましたが、こっこの場合は1日に20回以上授乳。
産後は縫合したお尻が腫れていたので、円座クッションに片尻を乗せこっこを抱き続けるのは、なかなかにハードでした。
それでも、おしりふきの蓋のシールをこっこの胸やお尻に貼っては「わはははおしりナップマン!!」と深夜に笑いが止まらなくなったりしていて、これが母性愛なのかなと思っていましたが、今思えば単純に寝不足で変なテンションになっていたような気もする。
この写真は2ヶ月の娘です。足太い
でも、何度も怒ったように泣くこっこを見て「こっこはお腹いっぱいになれているのか? わたしのおっぱいの出が悪くて、こっこはつらいのでは? でもミルクは何ml足せばいいの?」と不安でたまらなくなりました。
しかもそうやって人が悩んで「ミルク足したほうがいいよね?」と聞いているのにクリーム煮の話をしてくる紛らわしい男もいて、こっこを迎えた荒川家は大混乱でした。
つづく。