荒川区に住んでます-うちの夫観察絵日記-

荒川区在住30代夫婦の日常。三度の飯と夫が大好きな妻による、夫観察絵日記ブログです。

夫、アピールする

f:id:arakawalove:20200811221943p:plain

f:id:arakawalove:20200811221934p:plain

f:id:arakawalove:20200811221928p:plain

f:id:arakawalove:20200811221923p:plain

f:id:arakawalove:20200811221916p:plain

f:id:arakawalove:20200811221909p:plain

f:id:arakawalove:20200811221905p:plain

なんか恩着せがましいようなメールがきたのでカレーにしました

 

夫はカレー大好き人間。

しかし、理性を失っておかわりをしすぎて具合を悪くするので、夫の健康のため家ではあまりカレーを作れません。

今回はポロッと「カレー作るよ」と言っちゃった手前で夜ごはんをカレーにしたのですが、案の定夫はこちらが止めるのも聞かず4杯おかわりして、食後に「気持ち悪い」と青ざめて倒れたので、またしばらくカレーはおあずけです。  

f:id:arakawalove:20200811221900p:plain

今回作ったカレーはこんなかんじになりました〜。

夫の作ったピクルスを添えて。

f:id:arakawalove:20200811221855j:plain

鶏ももとオクラと茄子とブロッコリーのごろごろカレーです。カレー味とオクラの組み合わせって大好き!

 

作り方はこちらの「中毒性ありバターチキンカレー」のレシピを参考にしています。

カレー粉を使ったシャバシャバなカレー。

有名なレシピですが、これもう、すっごくおすすめです! 

シンプルな材料と工程で、本格的かつ食べやすい味になります〜。 

f:id:arakawalove:20200811221850p:plain

カレー粉は違うものがおすすめされてますが、インデラカレーパウダーが好き

 

うちは手羽元ではなく鶏もも肉を使うので、無糖ヨーグルトに切ったもも肉300g前後を1時間程度漬けています(鶏ももだと1時間でも半日漬けても、あんまり味の印象は変わらなかったです。ちなみにこのカレーのときはちょっと遠いお肉屋さんのおいしい鶏ももをがんばって買いに行っているので、普通に鶏肉がおいしいのかもしれない)。

あとバターでしょうがとにんにくを炒めるときに、クミンシードとフェヌグリークをそれぞれ小さじ1強程度プラス。カレー粉はインデラカレー缶で大さじ3、コリアンダーもちょっとプラス。骨付き肉を使わないぶん、水を入れるときに鶏ガラスープも大さじ1程度入れます(うちは無塩バターを使っているので、有塩バターだともしかしたらガラスープでしょっぱくなりすぎちゃうかもしれないので加減してください)。

 

野菜はオリーブオイルを薄く引いたフライパンで火を通し、カレー粉大さじ1を加えて粉気がなくなるまで炒め合わせたものをあとから鍋に入れて煮込んでいます。オクラは削ぎ切り、茄子やブロッコリーはちっちゃめに。

 

何回か作ってみて、外せないな、と思ったところは

・玉ねぎはちゃんと飴色に!

・カットトマト缶よりホールトマト缶のほうが絶対おいしく出来る気がする(汁は入れない)

・トマト缶を入れたあとはしっかり炒める

・ウスターソースがあるとないとで味が全然変わるので絶対入れる

・塩もきちんと小さじ1計量して入れる

・水を入れて煮込むときは、最低30分は蓋をしないで煮込む

 

以上をポイントにすれば、安定しておいしく作れるようになりました。

f:id:arakawalove:20200811221842p:plain

そしてカレーといえば長時間煮込まないといけないイメージですが、鶏ももを買って7時くらいに帰宅してすぐお肉を漬けて、そのあいだに玉ねぎなどを炒め、8時から蓋をせずに煮込み始めれば8時半すぎに食卓に出しても充分おいしいです。

 

なんでもこのレシピの作者さんが、別れた恋人に「レシピ教えてくれ」と言われたほどのレシピだから「中毒性あり」カレーなんだそうですが、夫も「このカレーとゴーヤチャンプルーを作ってくれる限り、ぼくはあなたと別れることはないね」と言っているので、なんか凄いカレーなんだと思います。

 

▼その後、インデラカレーパウダーから違うメーカー(MDH)のカレー粉に浮気 

▼グリーンカレーも好きです!

 

反抗的な夫とノンオイル夏ごはん

f:id:arakawalove:20200803221214p:plain

f:id:arakawalove:20200803221249p:plain

f:id:arakawalove:20200803221208p:plain

f:id:arakawalove:20200803221245p:plain

ちょっとむかついた

 

夫はごはんをおかわりすることをやめない限り、お腹まわりについた脂肪は落ちないと思います。

 

それにしても暑いですね。

うちは台所がちょっと奥まっているので、ごはん支度のときには汗ダラダラ。あんまり長い時間台所に立っていられなくなってきました。

f:id:arakawalove:20200803221225p:plain

ということで我ながら夏にいいかも、と思った先日の夜ごはんの記録。

調理時間もかからないし、全部さっぱり系の味にしたので夫も「疲れが取れるぅ」と言ってました。しかもノンオイルメニューです。ダイエット!

 

・豚と野菜のフライパン蒸し 

f:id:arakawalove:20200803221238j:plain

健康のため毎日アブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリーとか)、きのこ、にんにくを摂るようにしているので、これは全部入れられてうれしい

 

もっときれいに盛りつければよかった。

フライパンにきのこ、野菜(今回は冷蔵庫にあったブロッコリー、にんじん、茄子、にんにく)、しゃぶしゃぶ用の豚肉を重ねてお酒を振りかけて蓋をして蒸し、火が通ったら軽く水気を飛ばすかんじで炒め、大根おろしと七味とポン酢をかけていただきます。 夫は「冷しゃぶより、こっちのほうが食べやすくて好きだわ」とのこと。

 

七味は京都で買ってきて以来すっごくお気に入りの「七味家本舗」のもの。夫の実家の七味は絶対に七味家だそうで、夫が懐かしがって買いました。 

辛さはあまりないし、そもそも赤くなくて最初に食べたときは「あれっ、これ七味!?」と思いましたが、山椒や青のりをはじめとした香辛料の香りがふっ、と柔らかい風のように吹き抜け、なんとも美しい……。マヨネーズにかけてあたりめを食べても雅な味でした。さすが京都。

 

ふと興味が湧いて、礒五郎と比べてみました。やっぱり全然色が違う!

f:id:arakawalove:20200803221219j:plain

左:礒五郎(長野) 右:七味家本舗(京都)

 

ピリリと辛い礒五郎、山椒の香りが効いた七味家本舗。どちらも美味しくて、わたしには選べない。ちなみに礒五郎の前は浅草のやげん堀を使っていました(近所のスーパーは礒五郎ではなくやげん堀を置いてます。さすが荒川区)。こちらも赤くて辛くて黒ごまが効いてておいしかったな。

↑の写真を撮ったあと、全部うどんに入れて食べました。ミックスもいい笑。

 

ポン酢はゆずかちゃんでした。

f:id:arakawalove:20200803221255j:plain

近所のスーパーで全然置かなくなっちゃったので、ネットで買っています。まろやかでおいしい

 

こちらはきょうの料理のレシピを参考にしたメニュー。

・キャベツのだし酢

f:id:arakawalove:20200803221300j:plain

キャベツを1枚ずつ2〜3秒茹でて細切りにして、だし酢で30分漬ける。シャキシャキパリパリ、キュッとした歯ごたえでうま! 夫も大喜びで、食べているそばから「これ、また作ってね」と高評価。大葉とみょうがも加えたので、爽やかな夏の味。白だしで作り、酸っぱいものが好きなのでレシピの分量より酢を大さじ1弱ほど増やしました。夫いわく「納豆に入れてもおいしい」。夫はなんでも納豆に入れる。

 

あと最近のハマりもの、

・きのこだしのお味噌汁

きのこを焦げない程度のごく少量の水で炒めて濃ゆいおだしが出たら、お味噌汁ぶんの水を追加してお味噌を溶くだけ。かつおや昆布で出汁を取らなくても、きのこだけでコクがあるので不思議。 

f:id:arakawalove:20200803221232j:plain

きのこは切ったものを冷凍してストックしています。冷凍をすると旨味が増えるらしい

 

この日の夜ごはんは、以上と納豆で済ませました。夫はごはんを2杯食べたので、全然ダイエットの意味がなくなった。

 

どれもすぐ出来るし、そこまで台所が暑くならないのでおすすめです。

 

 あーでも、誰か代わりにごはん作ってくれー!

深遠なる夫世界とゆで豚

f:id:arakawalove:20200803220422p:plain

f:id:arakawalove:20200803220427p:plain

f:id:arakawalove:20200803220355p:plain

f:id:arakawalove:20200803220407p:plain

f:id:arakawalove:20200803220350p:plain

わたしにはできない 

 

夫の行動は読めるようで読めません。

飽きっぽいわたしの興味を引き続ける、夫という突飛な生き物。

とりあえずトイレ内で熱唱していた様子を想像すると、どう見ても変な人です。

 

そんな深遠なる夫の作るごはんの記録。

先日のキッチングッズの日記でもちろっと出てきた夫作・「ゆで豚」。

f:id:arakawalove:20200803220413j:plain

f:id:arakawalove:20200803220338j:plain

(1)豚バラブロック500gを鍋で水から茹でる。

(2)沸騰したら中火でアクが出るまで5分ほど茹でて、一度水を捨て鍋についたアクを洗い流し、また鍋に豚と水と酒を入れて生姜、縦に割ったネギの頭、黒胡椒、花椒や山椒などスパイスを加えて沸騰させたら、弱火で1時間コトコト。

(3)その後は蓋をしてそのままにして、粗熱が取れたらできあがり。

 

茹で汁はスープに使いました。いいダシだった。お肉自体は豚バラなので脂っこいと思いきや、さっぱりふわふわ!

栗原はるみさんやウー・ウェンのレシピのゆで豚もポイントは「鍋についたアクを流す」みたいで、夫はそれに倣っているようです。

f:id:arakawalove:20200803220343j:plain

人差し指サイズのちっちゃい青梗菜が添えてあります

 

おなじみ花彫ラー油で作った中華ダレでいただき、わたしはうしろで地三鮮を作ってこの日は中華風ごはんでした。

朝ごはんには冷製薄切りゆで豚。バジルを摘んで、粒マスタードとシャンテワインビネガーとマヨネーズを合わせたソースを塗ってオープンサンドに。

f:id:arakawalove:20200803220401j:plain

これもおいしかったなあ。

f:id:arakawalove:20200803220417p:plain
ああ、なんかわかる気がする

夫とライナスの毛布と春のレモン鍋

f:id:arakawalove:20200803215730p:plain

f:id:arakawalove:20200803215725p:plain

f:id:arakawalove:20200803215747p:plain

f:id:arakawalove:20200803215751p:plain

f:id:arakawalove:20200803215741p:plain

といいつつ、「新しいのを買っても今のタオルケットは捨てたくないから、枕カバーとかに出来ないかしら」と言ってきました。やっぱりお気に入りなんじゃないか

 

ということで、夫のタオルケットはもうしばらくはナントカ・ロセッティ的な名前のやつ(冠婚葬祭の引き出物にありがちな聞いたことのないブランド)です。

 

引き続き連休の思い出。

今年は先月にプチ旅行をしたばかりだったので、近所をフラフラして過ごしていました。

ゆいの森あらかわを徘徊したり、

f:id:arakawalove:20200803215735j:plain

隅田川沿いをひたすら歩いたり(暑くて死ぬかと思った)。

f:id:arakawalove:20200803215720j:plain

「つまちゃんがんばれ!」と言いながら嬉しそうに炎天下を歩いている夫

 

尾久の原公園で休憩。かわいい鯉のぼりが風に凪いでいました。

f:id:arakawalove:20200803215759j:plain
夜散歩のときにてくてくと川を見に来ていますが、日中の尾久の原公園に来るのは久しぶり!

近々、熊野前商店街でストリートヨガのヨガフェスがあるらしくポスターもいたるところにありました。今回で2回めだとか。初めて知りました。行ってみよっかなあ。

6月はスサノオ神社の大祭があるので、そのお知らせも街じゅうの掲示板に。街のワクワクを感じる散歩となりました。

 

たくさん歩いた日の夜ごはんはレモン鍋。日焼けをしたので、レモンを摂取して美白をせねば。

いつもの牡蠣と白菜+豚バラではなく、今回はあさりとキャベツ+豚バラで。

f:id:arakawalove:20200803215804j:plain

f:id:arakawalove:20200803215713j:plain

牡蠣とはまた違う、あさりの濃いめの出汁のおいしさ! キャベツに合います。

もちろんレモン鍋担当は夫です。今回は水は少なめであさりで出汁をはって、調味料(料理酒、薄口醤油、白だし少々)と具材を入れる作り方にしたそうな。大根おろしは無しで。

冬のレモン鍋はこのようなかんじ↓

レモン鍋は冬の鍋のイメージだったので、春もおいしいということがわかって嬉しいな。 

合鍵の思い出と手巻きパーティ

f:id:arakawalove:20200803215630p:plain

f:id:arakawalove:20200803215512p:plain

f:id:arakawalove:20200803215817p:plain

f:id:arakawalove:20200803215558p:plain

f:id:arakawalove:20200803215624p:plain

f:id:arakawalove:20200803215524p:plain

f:id:arakawalove:20200803215534p:plain

f:id:arakawalove:20200803215529p:plain

f:id:arakawalove:20200803215519p:plain

リスク分散

 

先日結婚記念日も3回めを迎えて、「夫はわたしと出会ってよかったのかな? 幸せかな?」とふと思ったのですが、「夫・カバンなくし事件」のことを考えると、それだけでも夫はあと10年はわたしと出会っておいてよかったと思ってくれていいんじゃないか、と自信を持って言える気がしてきました。幸せかどうかは置いておいて笑。

 

お付き合い中に渡し渡される合鍵にはなにやら特別な響きがありますが(夫的には深い意味はなかったらしい)、わたしも自分のキーホルダーに夫の部屋の鍵をつけたとき、どことなく嬉しいような照れくさいような、浮足立った気持ちで過ごしたことを覚えています……が、まさか1週間で取り上げられるとは。

なんでも飲み会の移動中にタクシーにカバンを置いて同僚を待たせてコンビニに寄っていたら、酔っ払った同僚が車を降りちゃったとかなんとか。その後は二人でタクシー会社に電話しまくって、鍵交換もしたり、けっこう大変でした。

f:id:arakawalove:20200803215612p:plain

あのカバンはいまだに出てきません……。重要なものは家の鍵以外入っていなかったのが幸い

 

真夜中に手ぶらで所在なさげに佇んでいた夫の姿とともに、忘れられない思い出です。 

さてそんな夫との結婚記念日。お互いの親たちにも結婚記念日を美味しいごはん屋さんでお祝いしてもらいましたが、家では三河島の大和水産でお刺身を買って、二人で手巻きパーティー!

f:id:arakawalove:20200803215539j:plain

夫がせっせと用意してくれました。お店で食べるあの大和水産の鉄火丼のぷりぷり赤身が、家庭でも楽しめてしまいました。ほんと良いお店だ……。

f:id:arakawalove:20200803215608j:plain

f:id:arakawalove:20200803215603j:plain

余ったきゅうりや梅はそのままおつまみにして、食後は映画を観ながらウメキューでポリポリ。

 

夫のリクエストでわたしはかつおたたきの韓国風を担当。サンチュで巻いて食べました。

f:id:arakawalove:20200803215545j:plain

我が家では夫の大好物・冷凍かつおたたきを常備していることは以前書きましたが、最近ハマっている食べ方がこの韓国風。NHKの「世界入りにくい居酒屋」で韓国の人たちがお刺身を海苔巻きやサンチュに乗せて食べているのを見て、真似してみました。

作り方はかつおのたたきのブロック身を食べやすい大きさに切って、タレで和えるだけ。味はほぼ居酒屋さんにある「まぐろユッケ」です。

 

タレの材料は、だいたい

・豆板醤(うちにはコチュジャンがないので) 小さじ1と1/2弱

・味噌 大さじ1弱

・砂糖(てんさい糖を使用) 小さじ1

・酢 大さじ1弱

・ごま油(こいくち)大さじ2

・白ごま

f:id:arakawalove:20200803215552j:plain
こんなかんじで作っています。分量はだいたいの目分量……。コチュジャンを使ったほうがいいんだろうなあと思いつつ、豆板醤でも充分おいしいので豆板醤を使っています。

食べるときは、ごはんと一緒にサンチュやレタス、海苔に乗っけます。長ネギの千切りを添えるとよりおいしく、薄切りにんにくを添えるとよりそれっぽい。 卵の黄身を混ぜてもよし。

今回は買ったイカのお刺身のおまけにゲソがついていたのでゲソも入れましたが、かつおと同じく常備している冷凍いかそうめんを加えるのがわたしの好み!

ごはんは酢飯じゃなくて全然OKです。

 

実はこれ、夜ごはんを作る時間があまりないときや疲れているときに手抜きをうまくごまかせるし(汁物を添えればなんとかなる)、元気が出るメニューなので重宝しています。丼にしてもよいのかも。

疲れたときってやっぱり辛いものが効きますよね。

一人暮らしのとき、特に帰りが遅くなってヘトヘトな日はコンビニで買ったカット野菜パックとキムチと豆板醤を炒めてお味噌汁にして食べるのがストレス解消ごはんでした。しかしたいてい鍋を洗うのをあきらめてそのまま寝てしまい、朝は寝坊してさらに台所はそのまま……なんてことが多かったので、部屋がどことなく臭かったわたしは夫に合鍵を渡そうとは絶対に思いませんでした。夫が合鍵を取りに来た日だって、片付けもしないで寝ようとしていたのですごく慌てたし……。

f:id:arakawalove:20200803215618p:plain

いまも夫が出張から帰ってくる日はこんなかんじだ

 

せっかくの結婚記念日ごはんの話のつもりが、手抜きごはんと汚部屋の話になってしまった。

ライ麦のサワードウから作る黒パン「オットスキー」

f:id:arakawalove:20200714143946p:plain

f:id:arakawalove:20200714143951p:plain

f:id:arakawalove:20200714143918p:plain

f:id:arakawalove:20200714143841p:plain

f:id:arakawalove:20200714143905p:plain

発酵にいい環境男

 

DIYに続いて、作る系日記。  

室温が25℃を超えてくると作りたくなるのがライ麦と水で作った”サワードウ”のパン種から起こす、酸っぱい黒パン。

ほっぺのようなしっとりむちむちした食感、鼻腔をくすぐる甘く酸っぱい香り、噛みしめるたび広がる心地よい酸味。たたたたまらん。

f:id:arakawalove:20200714143846j:plain

ライ麦パンは食物繊維や鉄分、ビタミンB1が豊富。独特の酸味はサワードウの乳酸によるものです。

わたしの理想の黒パンは「アルロフスキー」というパン。このパンの味を求めつつ、ライ麦パンにそこまで思い入れのない夫にもおいしく食べてもらうために、いろんな方のレシピや本を参考にして我が家なりの黒パンが出来ないかなあと作っています。

f:id:arakawalove:20200714143851j:plain

f:id:arakawalove:20200714144005j:plain

セミハードチーズ+サラミやバター+サーモンorイクラ、ブルーチーズ+トマトを乗っけるのが好きです。クラムチャウダーにも合う♡もちろんそのままでもおいしい

 

まだまだ実験中ですが、安定して焼けるようになったのと、ようやく夫から「このバージョンが一番おいしい」と太鼓判をもらったのでレシピをご紹介!

高温多湿な夫の存在感を利用して作るライ麦パン。オットスキーと名付けたいと思います。 

f:id:arakawalove:20200714143942p:plain

室温やオーブンの機種などにも影響されるので、環境に合わせて調整してみてください。

 

ライ麦黒パン・オットスキーのレシピ

用意するもの

・ライ麦粉(全粒粉の細挽) 

パン種作りから1本のパンを焼くまでに630gのライ麦粉を使うので、最低1kg袋サイズを用意。ライ麦は全粒粉で作ってみてください。

・強力粉

カメリヤとか普通の強力粉。わたしは「スーパーカメリヤ」を使っています。

・塩、無塩バター

・モラセスシロップ(フルフレーバー)

 

分量の詳細は工程で書きます〜。

モラセスシロップは聞き慣れないアイテムかと思いますが、製菓材料のお店(TOMIZとか)に売っている糖蜜のシロップで、ちょっと鉄臭い黒糖のような味がします。

今回のレシピでは黒うさぎ印のモラセスシロップを使用。

f:id:arakawalove:20200714143900j:plain

悪い夢に出てきそうなうさぎ

 

モルトシロップや水溶きはちみつなどで置き換えることも可能ですが、やっぱりこのモラセスシロップで作ったときが一番「これだ!」という味と香りになるし、夫からも「モラセスを入れたバージョンがおいしいし食べやすい、焼いているときの香りも好き」と言われているので、できればモラセスで試してみてください。

ちなみにオーガニックのモラセス(Blackstrap)は鉄分豊富で、PMSに効果があるので女性にはそちらもおすすめです! 

アリサン モラセス 350g

アリサン モラセス 350g

 

頭痛がひどいときはモラセスをひと匙なめると落ち着きます(ただ、お菓子作りには黒うさぎ印のモラセスがおいしいし、Blackstrapじゃなくともなんだかんだ頭痛は治まる気はする)。夫は蜂蜜やジャムがわりに無糖ヨーグルトに混ぜて食べるのが好きで、一瓶買ってもすぐ食べちゃいます。

  

そして材料のほかにライ麦パン作りで欠かせないのがタイガークラウンのシリコンゴムヘラ

f:id:arakawalove:20200714143855j:plain

ライ麦パン生地はベタベタしているので手ごねはせず、ヘラなどでこねます。重たい生地を力を入れてこねるときに、このタイガークラウンの芯が入っていてかつコシがあるシリコンゴムヘラ(大)がすっっごく使いやすいです。一体型なので抜けたり壊れる心配もないのが良いし、洗いやすいのでパン種を混ぜるときにも衛生的。

タイガークラウン ウィズ シリコンゴムヘラ 大

タイガークラウン ウィズ シリコンゴムヘラ 大

 

と、なんだかテレビショッピングのように商品紹介を連ねてしまいましたが、自分に合った材料や道具を使い始めたことで失敗しづらくなったので、もし足りないものや興味があるものがあれば、ぜひぜひ試してみて下さい。 

 

サワードウのパン種(元種)作り

1日目

ライ麦粉 70g

ぬるま湯 80g

 

煮沸消毒した大きめの瓶に材料を入れて混ぜ、ふわっとラップをして室温に1日おく。びっくりするくらいモコモコになっていくので、1L以上のしっかり大きめ瓶が良いです。

f:id:arakawalove:20200714143836j:plain

これは4日めの朝。1.2L瓶いっぱいにふくらんでいます

 

雑菌が入るとダメになっちゃうので、作業の際は念のため食品用の手袋をして、あと台所はきっちり掃除して清潔な場所に置いてください。

 

2日目〜4日目

ライ麦粉 70g 

ぬるま湯 80g 

 

朝、おはようと言いながら瓶にライ麦粉70gとぬるま湯80gを加えて清潔なゴムヘラなどでかき混ぜ、またラップで蓋をする。夜寝る前にも軽くかき混ぜておやすみを言う。 

f:id:arakawalove:20200714143819p:plain

翌日も同じ作業を繰り返して、モコモコふくらむ元気のよさそうなパン種になっていれば出来上がり! 

 

わたしの場合は4日目に材料を加えて2、3時間くらいモコモコさせたあとに次の中種作りに入るとおいしく出来るような気がして、そうやっています。

f:id:arakawalove:20200714143923j:plain

元種にヘラを差し入れて、バフッ、とする瞬間がたまらない

 

カビていたり、生ゴミのようなモァアと腐った匂いがした場合は廃棄して瓶をしっかり洗って消毒してください。

酵母がきちんと育っている最中の匂いって説明が難しいのですが、酸っぱい白ワインやビールのような匂いとでもいうのかな……。お酒好きだった祖父が晩酌しているときにだっこしてもらったときの匂いをちょっと思い出します。おじいちゃん発酵していたんだろうか。

 

中種作り

元種 50g

常温の水 140g

ライ麦粉 150g

  

ボウルに元種と水を入れて溶かしたら、ライ麦粉を入れてヘラで粉気がなくなるまでこねて、ラップをしてビニール袋に入れて室温(袋に入れた状態で目安は30℃)で6時間くらい発酵。

f:id:arakawalove:20200714143815j:plain

f:id:arakawalove:20200714143831j:plain

f:id:arakawalove:20200714143914j:plain

部屋が寒いかな、というときはレンジにお湯を入れたコップと一緒に入れて扉をしめて置きます。

2〜3倍程度に膨らんだら中種の出来上がり。使わなかった元種は、きっちり閉まる蓋をして冷蔵庫で保存。5日くらい持つそうですが(カビが生えたり、腐った匂いがしたら即廃棄!)、わたしは元種完成から3日程度で使い切ってます。

 

生地作り (食パン型1斤分)

中種 250g

強力粉 150g

塩 小さじ11/2(6〜8g、塩の種類で調整)

常温の水 240g

モラセスシロップ 30g

ライ麦粉 200g

無塩バター(室温に置いてやわやわにしておく) 5g

 

※型はアルスター食パンケース1斤を使用。 

※中種は300g近く出来るかもしれないですが、使うぶんだけ取ります。(中種は多めに作っています。もったいないので余ったら元種の瓶に戻しちゃう……)

f:id:arakawalove:20200714143956p:plain

こういうずぼらをするとパンの味が安定しない。ボウルにこびりついたぶんもあるので、結局中種は250〜255gちょいくらい入れてます……

 

中種に強力粉、塩、水、シロップを入れてヘラで混ぜる。

f:id:arakawalove:20200714143825j:plain

だいたい混ざったらライ麦粉とバターを加えて混ぜ、ボウルにラップをしてビニール袋に入れ、室温に1時間半くらい置く。2倍に膨らめばOK。

 

バター(分量外)を塗った食パン型に入れたら表面をならし、35℃で1時間スチーム発酵(しかし、うちのレンジは40℃でしか設定できないので40℃でビクビク観察しています)。生地を型に入れるときと表面をならすときは、ゴムヘラを水で濡らしながら作業すると扱いやすいです。型の8割くらいの高さに膨らんだらOK。

f:id:arakawalove:20200714143810j:plain

パンの表面を霧吹きで濡らすか、刷毛で水を塗る。ここでの水のつけすぎに注意(固くなりすぎる)。オーブンを230℃で予熱して、210℃に下げて60分焼く。

f:id:arakawalove:20200714143936j:plain

完成〜!

f:id:arakawalove:20200714143910j:plain

型から離れないときは側面をぽこぽこ叩いて逆さに振るとスポッと抜けます。 粗熱を取ってからビニール袋に入れて保存。焼き立てを食べないでちょっと置いたあとのほうがおいしい。切るのも冷めてからのほうがきれいに切れますし、パンがよりしっとり柔らかくなります。パンを切るときは横に倒して、側面からナイフを入れたほうが切りやすいです。

 

食べ方はそのまま食べたり、オープンサンドにしたり。しけってきたらスティック状にカットして、にんにくをすりこんで高温で揚げてチーズをかけて食べるのもおつです。

f:id:arakawalove:20200714143932j:plain

 外カリカリ、中もちもち!

 

粉の配合はちょっと違いますが、コリアンダーを生地に加えて焼くと「バラヂーンスキー(Borodinsky)」というロシア風の黒パンも作れます。わたしは苦手なんですが……。

 

さて、いつもパンやお菓子は東芝の石窯ドームというオーブンレンジで焼いています。これは一昨年の夏に買ったもので、はじめて焼いたのもライ麦の黒パン。

レンジ購入以来、ほとんど毎日のようにパンやケーキを焼いていますが、もっちりライ麦パンは世界で一番大好きな味。これをちゃんと焼けるようになってすごく嬉しいんです……が。

 

わたしの家族や友人などは元々このパンをあんまり好きじゃなくて、「食べやすいようにアレンジしてみた」と言っても誰も欲しがってくれない笑!!! 

なんかもう寂しいので、いつか食品衛生法をクリアしたキッチンで焼いてバザーとかに出して保健所などにも申請して正当な手続きを取った上で、パイならぬ「おいパン食わねえか」(©大泉洋氏)と酸っぱいパンを持って街行く人を追いかけ回したりしようかと思っています。そうしたらいつかは誰かが「好きだよ」と言ってくれるかもしれないし……。 

f:id:arakawalove:20200714143928p:plain

役所で手続きさえ踏めば何をしてもいいと思っているつま

 

▼黒パンがあるならボルシチを食べるしかなかろう。

 

夫婦の不自然な会話

f:id:arakawalove:20200720164156p:plain

f:id:arakawalove:20200720164132p:plain

f:id:arakawalove:20200720164200p:plain

f:id:arakawalove:20200720164128p:plain

f:id:arakawalove:20200720164141p:plain

むしろ夫婦の会話の8割が食べものの感想かもしれない

 

巷のグルメ漫画では登場人物が料理の感想を大げさに説明しながら食べていますよね。ちょいとわざとらしいけれど、読者に味を伝えないといけないから仕方ないよね〜なんて思いながら読んでいました。

しかし、かくいう自分も食事中に夫と「感想」やら「課題(次はもっと塩をきかそう、とか)」をムシャムシャ食べながら必死に説明口調で喋っていることが多いと気づきました。わたしたちを誰が見ているわけでもないのに……。

 

それはそうと餃子大好きです。

f:id:arakawalove:20200720164135j:plain

餃子は毎日食べても飽きない! 今回は豚コマあらみじん切り、長ネギにコショウ、酒、しょうゆ、甜麺醤、ごま油(こいくち)で味付けした餃子と、豚ひき+キャベツ餃子で祭りでした

 

餃子作りに欠かせないのが香り高いごま油。

ごま油は九鬼のものを使っていて、九鬼のいりごまを近所で見つけたのでテンションが上がって九鬼大集合で記念撮影しました。

f:id:arakawalove:20200720164122j:plain
ごま油はamazonでも近所のお店でもわりとどこでも売っていますが、いりごまがなかなか見かけない

 

ごま好きの夫が独身時代にいろいろごま油を試して「手頃かつ美味」と行き着いたのが九鬼のごま油。

f:id:arakawalove:20200720164145p:plain

買い物のとき、夫がフラフラどっか行ったなと思ったら大抵は調味料コーナーにいる

 

会社のHPにおいしそうなごまレシピも載っているし、すっかりわたしも九鬼ファンになりました。

太白ごま油は匂いも色もないクセのない油なので、炒め油や揚げもの、ドレッシング、ケーキ作りなどなどに幅広く大活躍。

特にシフォンケーキはふわふわでしゅわしゅわ、それなのにしっとり喉ごし良く仕上がるので、太白ごま油で作るのが一番だと思う!!!

f:id:arakawalove:20200720164118j:plain

失敗してもおいしく仕上がってくれるのがいい……

 

さらにヨガ好きの友人に「デトックスには太白ごま油がいいよ!」と教えてもらったので、温めたものをマッサージに使うこともあります(普通の黒ごま油はNGとのこと)。アーユルヴェーダごっこです。

f:id:arakawalove:20200720164150p:plain

口に含んだごま油(オイルプリングというらしい)を飲み込まないように気をつけるのと、マッサージ後はお風呂場をきちんと洗い流さないと滑るのであんまりしょっちゅうはやっていないですが、たしかに髪や肌の乾燥が解消してしっとりさらさら、体は軽くなってスッキリするような

 

香りも濃厚な黒いこいくちは餃子のタネや中華料理、韓国料理を作るときや、かつおのたたきやお豆腐にかけて。芳醇な香りがたまらないです。ごはんを適当に済ませたいときは、このごま油で余った半端野菜を炒めて、とき卵をわーっとかけて塩コショウで味付けして、ぐじゃぐじゃした卵をごはんにのっけて丼にして食べるのも好き……。

 

そして我が家に絶対欠かせないのはねりごま(絶対に瓶よりスタンドパック)!

胡麻和えや胡麻タレはもちろん、お味噌汁に入れてごま汁にしたり、ポタージュを作るときにバターや生クリームがわりに入れてもコクが出ておいしいことを発見。

f:id:arakawalove:20200720164113j:plain

舞茸と玉ねぎのポタージュと起き抜けにカレー(ほうれん草とひき肉のカレー

 

例によって「やはり九鬼はいいね」「うん、ねりごまのコクが独特の風味を醸し出している」と夫と説明口調で喋りながら食べています。 セサミンで今日も元気。