荒川区に住んでます

荒川区在住30代夫婦の日常。三度の飯と夫が大好きな妻による、夫観察絵日記ブログです。

手術でプチ臨死体験 扁桃腺摘出手術の思い出【2/3】

長年悩まされてきた扁桃腺の摘出手術、そして入院。
手術自体は扁桃腺をざくーっすぱーっと切るという単純なものですが、術前術後の安静と経過観察のために全部で9日間入院します。特に術後、稀に喉の血管から大出血してしまうこともあるとのことで、用心せねばなりません。ちなみに傷の治りが早い子どもは、入院日数は大人の半分くらいだそうです。

前回↓

 

入院当日

入院当日は、執刀も担当してくださる主治医の先生(初診のときから診てくれている先生)、看護師さん、麻酔医さんから手術計画の説明を受けます。当時はまだ婚約中だった夫が付き添ってくれました。
お医者さんたちはみんな「俺らにまかせな!」なアベンジャーズ的な雰囲気で、とても頼もしかったです。それでもやっぱり緊張します、と言ったら「つまさんは栄養状態が良さそうだから、大丈夫大丈夫」と励まされました。
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説明後は採血や味覚検査がありました。味覚検査は舌に測定器を当てて電気刺激によって舌が味覚をちゃんと捉えているか調べるものですが、測定時の金属味にえづいてしまって、ちゃんと測定出来ていたのかどうか……。

その後は夜ご飯を食べて消灯。ここの病院は病院食がおいしいという評判を聞いてましたが、確かにおいしかったです。でも明日からおかゆしか食べられないんだなあと思うと、さびしかったです。眠れないかと思いきやベッドの寝心地がよくて、よく眠れました。
寝る前に夫から、「お医者さんたちが言ってた”栄養状態が良い”って、そういう意味だよねえ〜(笑)」と嫌味なメールが来ました。

入院2日め(手術当日)

朝7時に起床。検温、血圧計測。腕に全身麻酔の針を刺すための、麻酔のシールを貼ってもらいます。ブルーの術着を渡されて着替えていると、付き添いの母が来院してくれました。心強い。手術前に点滴を受けます。どっきどきです。

そしていよいよ手術室へ!!
手術室はとても明るく、大音量でクラシックが流れていて、お医者さんたちが「いらっしゃーい!!」なかんじでテンション高く迎えてくれます。手術台に横になり、あたりを見回してみると壁一面のモニターには、みんなに囲まれている私の姿……。月並みですが、うおお、ドラマみたいだ! と感動しました。

人生初の全身麻酔。腕に刺した管から麻酔液が入ると、腕がじんわりと冷たくなりました。
看護婦さんが緊張をほぐすために「優しそうな旦那さんでしたね」と話しかけてくれて、「あ、そうですかあ? ウフ」と答えつつ、なんだか前頭部がもわっとするな?、と思った瞬間、私は宝くじで3億円を当ててすごく楽しくなっていて、そこへ「つまさん! つまさん!」と呼ばれてああ〜もううるさいなあと目を開けたところ、すでに手術室ではなく処置室に移動されており、お医者さんたちに覗き込まれ、名前を呼ばれて起こされていました。「そうですかウフフ」の最後の「フ」を言う前に、意識が落ちたのだと思います。
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「大丈夫ですかー」と確認されたので「すごくいい夢見てました」と小さい声で答えることができました。
このやたらに良い夢についてはたぶん、私の根性のない体が勝手に「あ、このまま死ぬのかね?」と判断して脳内麻薬物質みたいな快楽を感じる何かをご臨終モードで出してくれていたのでしょう。
今回の、全身麻酔によるプチ臨死体験で知ったのは(実際は全身麻酔から覚めたときの夢なのでしょうが)、自分の心の底にあるものは一攫千金の夢だったのかと、しかも「マンション買って転がす」とかゲヘゲヘ喋っていて、なんと浅ましい人間なのだろうかと自分の底の浅さにガックリしました。ちなみに宝くじはいつも買ってないので、買ってないのに当てたいなんて、私の人生の目標ってなんなんだろう。

手術後

処置室では3時間ほど、点滴を受けて動けませんでした。執刀してくれたいつものお医者さんが来て、切除した2個の扁桃腺を見せてくれました。埋もれていたところからごっそり切除するので思ったより大きく、1個あたり3.5cm以上はあったような。「記念に持って帰りたいんですけど」と言ったところ、「こういう人体から出た異物は病院で処理しないと法律違反になって医者がしょっぴかれるんですよ〜」、とのこと。だから、「ダイヤモンドの指輪を間違えて飲んじゃったんです」という患者に指輪を返すのも本当はだめとのこと。へー! 
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そして処置室から、自分の病室に戻ります。手術が朝8時半からで、ベッドに戻ったのが13時ごろ。病室で、イオン水と飲むゼリーをもらいました。これを看護婦さんの前で飲んで見せて、誤飲しないかどうかのチェックがあります。鼻から出たり、気管に入ったりするとマズイらしいです。麻酔が切れかけていたので、喉がけっこうヒリヒリしました。痛み止めの錠剤が出たので冷たい水で一気に飲んだら、喉が死にそうに痛くてびっくりして寝ました。

母がずっと付き添ってくれていましたが、術後は麻酔が効いていたので声を発することができたのですが、夕方に麻酔が切れると喉がつかえて全くしゃべれなくなりました。
夜ご飯は、具のないお味噌汁でした。お味噌汁の味が濃く感じました。喉は痛みましたが、3口くらいで一気に食べ終わってしまい、その晩は空腹でつらかったです。

痛みと空腹に苦しんでいるとき、居酒屋で飲んでいる父から写メが来ました。
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これで、扁桃腺摘出手術のヤマ場は終了です。

次回最終回!