夫は神妙な顔して人の話を聞いているかと思ったら、目を合わせながら大あくびすることがある。そういう態度を会社の上司などにしていないか心配だ。
長年悩まされていた扁桃腺の摘出手術を受けました。忘れないうちに覚書をぼちぼち。なんだかんだで面白い体験でした。
高熱をきっかけに慢性扁桃炎に
私は子どもの頃から喉が弱かったのですが、大学生のときに高熱で扁桃腺を真っ白になるくらい腫らして半月寝込み、その後は大きくなった扁桃腺にクレーターのような穴がボコボコと開いて、それ以来ちょっとした疲れですぐ喉が腫れる慢性扁桃炎になってしまいました。
社会人になってわりと激務の仕事に就いてからは3、4ヶ月に1回のペースで39度近い熱を出して倒れるようになり、そのたびに抗生物質を出してもらっていたものの、有給も取りづらいしこりゃどうしようかな〜と思っていたある日。
ふと大あくびしている夫の口のなかを見て、「あれ!! 扁桃腺が……ない!?」と愕然とし、夫と自分の喉を比べて夫とのあまりの違いに大騒ぎしました。
同じ人間なのにどうして喉のかたちがこんなに違うの! と、ショックでした……。
喉の奥のでっかいやつは、どの人間にも常にあるものだと思っていた!!
ということで、龍の巣のようになってしまっている扁桃腺とおさらばすることを決めました。
手術の選択肢
数日入院が必要な切除手術のほかに、日帰りで出来るラジオ波凝固手術など扁桃腺の手術にも選択肢はありましたが、ラジオ波凝固手術では完全に取り切れないこともあるということで、最終的に耳鼻咽喉科の名医揃いと評判の御茶ノ水のK記念病院の診察予約を取りました(結果的にわたしの扁桃腺は根っこが深いというか肥大と癒着がひどかったらしくて、切除で良かったと思います)。
病院については、扁桃腺を切除するリスクに「ヘタくそに切られると味覚障害が起こる可能性がある」と読んだので、とにかく扁桃腺を切りまくってそうな病院がいいんじゃないかなあという理由で選びましたが、こちらの病院がもう大変素晴らしかったです。予約日に病院に行ってみたらめちゃくちゃ混んでいたので、診察をネット予約して正解でした。
さっそく診ていただいたお医者さんに、開口一番に「あーこりゃひどいわ。取ったほうがいいね!」ときっぱり言われ、「そうなのよ、ずっとその言葉が欲しかったのよ!」と、どこかほっとする自分がいました。
腫れやすい扁桃腺の健康への影響
体を守るはずが菌の温床に
なんでも私の扁桃腺は菌から体を守るはずが、扁桃腺が腫れすぎて逆に菌の温床になっていたそうで。慢性的に腫れている扁桃腺を放置しておくと、腎炎のほか、睡眠時無呼吸症候群による脳卒中や心筋梗塞の原因にもなると言われ、おそろしや!!
そもそも1年に何度も高熱を出すのも体に絶対負担ですしね。
いびきにも悩む
あと、私はいびきがうるさいのがずっと悩みだったのですが、お医者さんに「扁桃腺取ったらいびき良くなるよ!」と言われたのが嬉しかったです。
肥大した扁桃腺はいびきの大きな原因になるそうで(喉が詰まるわけだし)、実は夫との結婚を控えていびき問題を悩んでいた時期でもあったので、もう「取ろう取ろう今すぐ取ろうそんなもん!!!!」なテンションになって、即、手術日を決めました。
K記念病院は人気
といっても手術はずっと予約で埋まっていて、予約は3ヶ月先からしか取れませんでした。人気!
入院期間は9日間。私の場合はノートPCとポケットwi-fiさえあれば病院のベッドでも出来る仕事だったので、会社を休んで入院することができましたが、やっぱり就職前に手術しておいたほうが良いんだろうなあと思いました。
手術の予約と術前検査
手術1ヶ月前くらいに術前検査があり、心電図や血液検査、尿検査を受けます。
特に問題がなければ手術決定ということで、入院日を待ちます。手術の前日から入院して、翌日が手術となります。
入院は物心つく前に一度して以来なので入院日をちょっと楽しみにしつつ、喉が腫れると手術ができなくなるので、疲労や風邪に気をつけて過ごしました。
つづく!