





「こんどはどこか知らない県で温泉行ったりごはん食べながら路線バスの旅がしたいんだけどね」とこっこ。旅は終わらない
▼前回
幼稚園の年長さんになった、いまのこっこ。
2歳の頃の「知らない公園に行きたい……」と言っては放浪していたあの癖(へき)が、年長の現在ではさらにパワーアップ。
行き着いた先は──
「東京都交通局のスタンプラリー」でございました。

これは都電のクイズラリー
もともと動物園や水族館でもスタンプラリーがあれば夢中で回っていたのですが、最近は都営バスや都電荒川線で企画しているクイズラリーやスタンプラリーにすっかりハマり、荒川家はこっこに急かされながら(ラリーの期日があるからね……)初めて訪れる街をせっせと公共交通機関で巡っています。そう、東京都交通局のラリーだからそりゃそうなんですが公共交通機関で。

「たまには運転させてくれェ」by夫
いちおうこっこなりのこだわりもあって、
「こっちゃんはスタンプや景品をもらうのが目的じゃない。知らない街を歩いて、資料館に行ったりして展示を見て、ついでにカフェとかに寄って帰るのが楽しいの。旅じたいが楽しい」
ということで、

俳句(?)の吟行も兼ねているので遊び方がほんと老後

特に官公庁系たまってきた……ありがたいけども
もちろんラリーがなければ出会わなかった素敵なこともたくさんあって、人生を豊かにしてもらっているなあとしみじみ……。
そのひとつがこちら。
クイズラリーのポイントでなければなかなか訪れることはなかったであろう、早稲田の漱石山房記念館。

わたしたちが訪れたときは企画展が夏休みの子ども向けの特集(漱石と動物)だったのもあり、こっこにちょうどいいボリュームの展示でした〜
夏目漱石が晩年に暮らした場所で、ここで『それから』『こころ』など数々の名作が生み出されました。
カフェではなんと、銀座空也の最中がいただけて最高〜。
和菓子大好き夫も嬉しそうでした。コーヒーも美味しかった! 奥のカステラはこっこが食べた
こっこ(俳句好き)が以前本で漱石の句、
この下に 稲妻起こる 宵あらん
を読んで、「意味はよくわかんないけど気に入った」と話していたのですが、今回記念館を訪れたことでこの句の解説の展示を詳しく読んで”愛猫の墓に捧げた句”というのを知り、さらに隣接する漱石公園に残るお墓も訪れることができて、こっこは大興奮。
「こっちゃんはネットで検索するより、本で調べたり、こうして資料館に行ってなるほど〜ってなる瞬間が一番楽しいんだ」とのことで、スタンプラリーは彼女の「暇だ」「知らない遊びがしたい」という探究心が満たされるパズルのような、最高の遊びのもよう。
こっこと知らない街を歩いて、知らないことを学んで、家族で頭と体を動かす休日はわたしたち親も楽しいです。ボケ防止になりそう。

都電の走る街って最高だね。つまり荒川区
そして、こっこと同じような放浪癖のあるタイプのお子さんをお持ちのご家庭はまち歩き系スタンプラリーおすすめです笑。
さらに!!!
景品が目的ではないものの、夏休みに回ったプリキュアスタンプラリーではなんと劇場鑑賞券が当たり、こっこと夫で初・映画館デートに行ってきました!!!
やっぱり何か当たるとうれしい笑。

劇場版アイドルプリキュア!
夏休みにパパとがんばって回ったスタンプラリーで映画のチケットまでもらえてパパデートして、2人には最高の思い出になったみたい。
いつもありがとう東京都交通局!!!!!
ちなみに映画の内容は夫いわく「年老いたアイドルは神性を失うのか」みたいな話だったとのことで、ヘビーな話なんですねアイドルプリキュア。
▼新宿区立漱石山房記念館
また行きたい
▼こっこの俳句好きは夫の遺伝
▼こっこいわく、旅にはつきものの車酔いにはこの酔い止めが一番効くらしいです。飴タイプ
