荒川区に住んでます-うちの夫観察絵日記-

荒川区在住30代夫婦の日常。三度の飯と夫が大好きな妻による、夫観察絵日記ブログです。

荒川家の冬至と、箱根塔ノ沢の福住楼で温泉デビューの思い出

今日は冬至。

ボール状のものを見るととりあえず蹴るという、FCこっこ(最近のあだ名)に蹴られた柚子はなんか黒くなってますが、夜は柚子湯を楽しみたいなと思います。あー寒い。

 

さてこっこがちょっとしもやけ気味なので、外出中に一緒に使えるハンドクリームを買いました。こっこが大好きなマークスアンドウェブにて(生意気なやつだ……)、限定の柚子の香りのハンドクリーム。

柚子は裏側が黒くなっている……

 

むかし夫と付き合う前に、年明けに夫と会ったら

「おじいちゃんとおばあちゃんのお家でたくさん採れたから〜」

と、小さな花ゆずをいっぱい持ってきてくれました。

このハンドクリームはその酸っぱい花ゆずの匂いに似ていて、ちょっと懐かしい。

ちなみに我が家も花ゆずの木を育てていましたが、枯れました……。

 

そしてこっこが柚子湯好きな理由ですが。

昨年の今頃、家族で箱根に旅行に行きました。そう、もう1年経つのか……。

訪れたのは、福住楼(ふくずみろう)という塔ノ沢温泉の旅館。

数寄屋建築が文化財に登録されている、歴史のあるお宿です

 

福澤諭吉、夏目漱石、島崎藤村と、いいかんじの温泉旅館にいけば必ずいる温泉好きのイツメン文人墨客に愛された温泉で、2歳になったばかりのこっこにとっては、初の温泉旅館!

部屋食でゆっくり美味しいごはんをいただけたし、スタッフの方もみんな優しくて、しかも子ども用の浴衣セットのオプションまでありました。部屋から臨む川も絶景。

 

温泉も名物の大丸風呂のほか貸切風呂と家族風呂があり、家族でのんびり入れて嬉しかった〜。

こっこは初めての温泉に大はしゃぎ、夫とわたしは2018年の夏に青森に行ったぶりの温泉らしい温泉で、しみじみ嬉しかったです……。

こっこはまだオムツでしたが、入浴前後にトイレでちっこが出来るようになっていたので温泉解禁してみたのでした

 

ちょうど冬至のタイミングに泊まったのでお風呂が柚子湯になっていて、それでこっこは初めての温泉の楽しい思い出とともに柚子湯が大好きになったのでした。

箱根では以前「箱根での泉質ナンバーワン」を謳っている旅館にも泊まったことがありますが、こちらの旅館は特にそういううたい文句はありませんが全然遜色ないというか、体がほぐれてとてもいい温泉でした。

旅館のシンボルは幸せを呼ぶこうもり。館内に隠れているこうもりの細工を探すのも楽しい

 

温泉に入って浴衣を着て、ホカホカ上機嫌になったこっこ。

テーブルにあった栓抜きをおもむろに掴むと、床の間に歩いていって栓抜きをマイクに見立てて熱唱し始めました。床の間はステージのつもりか……!

「きらきらぼし」など10曲ほどの童謡リサイタルを開催してくれました

 

特に大人がそういう姿を見せたりしたことはないので(むしろそんな機会はない)……こっこ自身が2歳ながらにして宴会芸を思いついたことに正直びっくりしました。何この荒川の陽キャ。

しかも自分が気持ちよく歌ったら、今度は親に「歌って」と栓抜きマイクを無理やり渡してステージに上げてくるという酔っ払いのようなしつこさ。

もしかしたらこの子は、宴会部長の生まれ変わりかもしれません

 

夜は川の音(せせらぎではなく轟音に近いですが、それもまたよし笑)を聞きながらぐっすり眠れました。

人生初の温泉旅館で受けた素敵なおもてなしが楽しかったのか、その後もこっこは夫が旅行に誘うと

「貸切温泉は? 子ども用の浴衣はある?」

と、厳しい条件を指定してくるようになりました。

おかげで宿選びがめんどくさくなった笑。

 

そうそう、旅館はすべての部屋が洗面・トイレは共同で別の場所なのですが、子連れと言うと洗面所が近いお部屋にしてくださったり、いろいろご配慮いただきました。

お子様メニューも事前に問い合わせると用意してくださるそうです(こっこはまだ食べられなかったので鍋物とごはんをシェアしました)。

 

ありがとう福住楼。よき冬至の思い出です。

また行きたいな〜〜〜と思いつつ、今日は家のお風呂でのんびり柚子湯を楽しみます。

柚子黒いけど……大丈夫かな……。

 

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▼こちらの記事が旅館の魅力を余すことなく伝えていて面白かったです!