ギリギリ間に合いました。慌てた。
こっこ、2歳10ヶ月になった日に自らの卒業宣言により突然おむつが外れました。
あとはもう、家にいるときも外出時もトイレで用を足すし、とりあえずまだ寝る時は親が不安なのでオヤスミマンを履いてもらっていますが、寝る前と朝一番にちゃんとトイレに行くので寝ながらちっこしたことはありません。
あっけなくトイトレ終了だわ……。
しかし「ちっこもれるゥー!!」と時限爆弾のように叫ぶので、なんだか楽ちんオムツ生活にあぐらをかいていた身としては新たな苦労が笑。
しかもレアンドロ・エルリッヒの迷路の真ん中で「ちっこ出る!!」にはまいりました。
レアンドロ・エルリッヒは金沢21世紀美術館の「スイミングプール」という作品などが有名なブエノスアイレスの作家です。トイトレの話と一緒にして申し訳ない
▼なつかしのレアンドロ・エルリッヒ展
有明のアートフェスは25日で閉幕だったそうで〜
さて、こっこのトイトレの備忘録。
こっことトイレの格闘の歴史は実は長く、その始まりは1歳半の頃。
IKEAのおまるを買ってみたところ、さっそく「ち〜ち〜!」と尿意を報告しつつトイレに置いたおまるに行き、面白がって用を足してくれるようになりました。
「やだ、うちの子もうおむつ取れちゃう!?」なんて期待しましたが、2日くらいですぐ飽きて見向きもしないように笑。さすがうちの子。
2歳1ヶ月の頃は自らお店で補助便座とトレーニングパンツを買い求め、「やだうちの子(略」となりましたが2日くらいですぐ飽きて(略。
2歳すぎから温泉や銭湯などでは入浴前後にトイレで用を足していましたが(それが入浴するためのマナーだと本人が思っていたみたいで)、基本はおむつ
まあそりゃおむつのほうが楽だよな〜Amazonのタイムセールでおむつ買いだめちゃったしな〜と、こちらも熱心におむつ外しを働きかけることはしませんでした。
2歳3ヶ月の頃、ふと思いついてトイレ用の踏み台を用意してみました。
▼こちらを買いました〜
こっこはそのままではまだ高くて上がれないので、もともと家にあったIKEAの低めの踏み台とあわせて使うことに。
夫は「踏み台なんていらないよ〜邪魔よ〜」と嫌がっていましたが、こっこは踏み台があることで座るときも足がついて安定するようで、再び家や外出先のトイレで用を足すチャレンジに興味を持ってくれました。
しかしやはり4日くらいでブームが去り、「今日はおむつじゃなくておねえちゃんパンツ履いてみる?」と聞いても「おむつのほうがいいよ」と拒否。
ただただ我が家のトイレは「親が用を足しづらいトイレ」になりました。でも、なんか大人の便秘にも効果はあるスタイルらしいです。台に足を載せて用を足す「考える人」の姿勢……。
普通に台に足を載せずに用を足せるのにもかかわらず、わざわざ足を台に載せて「このポーズ恥ずかしいんだけど!」とトイレの中で一人でいつもはしゃいでいた夫
そんなこんなで2歳9ヶ月からは愛用のメリーズも、Lサイズからビッグサイズに。
「幼稚園入園前におむつ外しが済んでいないといけない」、みたいな話も聞くようになってきましたが、わたしの友人で小学校入学までおむつが外れなかったけど頭の出来も人格も素晴らしい人がいるので、おむつが外れなかったらそれはそれで友人にあやかろうと、わたしは考えることを放棄しておりました。
夫はこっこのおむつ外しについてはどう考えていたんだろう。先日のキャンプ中に短パンでほっつき歩いたらブヨに足を複数箇所噛まれて悶え苦しんでいたので、彼の人生はそれどころじゃなさそうでした。
そしていろいろ忘れていた頃に突然迎えたおむつ外しというわけでした……。
ちなみにこっこがトイレで用を足すようになって、生活は楽になったかというと全然そうでもないです。
1日に何度も「ちっこ!」コールでトイレを往復するし、ひとたび「ちっこ!」コールがあればフライパンで炒め物の途中でも、食事中でも習い事の最中でも、呼ばれてないけれどきっと国連総会で自分のスピーチ中とかでもこっこを抱えてトイレへ駆け込まねばならないという状態。まだ親も子も慣れてないからな〜。
しかも必死でトイレに駆け込んだわりにスカも多い
外出時も万一に備えて着替えやタオルを多めに持ち歩くようになりました。
補助便座は吸盤でつけるタイプを買ってみましたが、吸盤が意外と強力で便座から引き剥がすのが大変。外のトイレの便座で使うときに、むしろ便座をベタベタ触る羽目になりそうで嫌だなあと思って使い捨てカバーも買いつつ、まだ1度も外で使っていないです。旅行のときとかにいいのかな……
あとトレーニングパンツの洗濯に追われている。(厚いので乾きにくい)
こっこはいちごやリボン柄と同じくらい新幹線柄も好きなのですが、新幹線パンツは「男の子用」と書いてあるものばかりなのよねー
まあ親の手間はともかく、こっこは「3歳になったらおねえちゃん、3歳になったらチョコレートを食べられるようになる。3歳になったら車の運転ができる」と謎の3歳児信仰をしているので、何か3歳の誕生日を目前に心境の変化があったのでしょう……。
あとは体が大きくなって、トイレに座りやすくなったのかもしれないなー。
それにしても卒乳といい、こっこは自分で自分が納得できるタイミングを考えて、ちゃんと1人で生きているんだなあと思います。
そこでわれわれ親の役割とはなんなのか。正直わからないんだよなあ……。
こっこが「やっぱりまだできない!」とムキーッとなったときに、慰めて励まして、こっこが「できたー!」と誇らしげな顔で報告に来たときに、誰よりも喜ぶ係なのかしら……。
ちなみに話は迷路に戻って滅多には行けない有明エリアですが、こっこは迷路のほかに「虹の下水道館」という博物館に行きたがっていたのでそちらにも立ち寄りました。
「うんちになって下水道を流れるごっこができるかも」と言ったら、「こっちゃん、うんちになるよおおお!」と大はしゃぎ。
変わった趣味
洗面所やトイレの水を流すとその水が下水管を巡るという展示に夢中で、ずっと「うんちが流れますよ〜!」とうんちになったつもりで下水のルートをバタバタ走り回っていました。
博物館自体は小さめですが、地下の下水処理施設が見られる1日1回先着順の見学ツアーが人気です。しかしツアーは朝9時前から並ばないと整理券が取れないうえに階段100段を上り下りしないといけないハードなツアー。今回は出遅れましたー
うんちになれてよかった。
これからもトイレで立派なうんち出してね。
▼この歌も卒業かあ
▼おしりふきはずっと「おしりナップ」。流せるタイプもおしりナップ!!こっこも「おしり〜ナァアアアップ!!」と叫ぶ必殺技ができました(叫ぶだけ)
▼卒乳