よく食べます
楽しいペリメニの作り方
そんなわけで今日は、夫が自分の習性(もったいながって微妙な量を残す)を越えた行動を取るほどに目がない「ペリメニ」というロシアの水餃子風料理のレシピをご紹介したいと思います。
ペリメニはこちら〜。卵入りの生地に合びき肉のあんが入ってます。
つるつるー
我が家ではいつも多めに作って冷凍。
もともと餃子系の料理は大好きですが、産後はこういう大量生産できて冷凍ストックできる、かつ主食と主菜を兼ねる料理が重宝するようになりました。
お昼にサッと茹でてソースや醤油をかけながらそのまま食べたり、夜ごはんには野菜と煮てスープ仕立てにしたりアレンジも自在。
わたしたちは1食で1人30個くらいはぺろっと食べちゃいます。
しかし荒川家のペリメニはジョージアのヒンカーリ(巨大な水餃子みたいな料理)だったり、トルコのマントゥ(指先くらいの大きさの水餃子みたいな料理)だったり、食べて美味しかったものがだんだん混ざっていった末にロシアのペリメニとはまたちょっと違った我が家の味になっているので、正しく言うと「にせペリメニ」というかんじです。
でも夫が「つまちゃんはペリメニを作ってくれるから素晴らしいね。あなたと結婚してよかったよ」と褒め称えてくれるので(結婚相手としてというよりペリメニ職人として評価してくれている気がする)、せこせこ仕込んでおります。
そんな愛のペリメニ。
これからご紹介するレシピの分量で100個くらい出来ます。100個なんて多いと思いきや我が家は2人しか食べないのにこの倍量を作っております。つるんといける!!
今夜はペリメニ祭りだー!
材料(約100個ぶん)
(生地)
薄力粉 250g(ドルチェ)
強力粉 250g(春よ恋)
※小麦粉はお菓子作りとパン作り用の粉をそのまま使っているだけでこだわりはないです
卵 1個
無糖ヨーグルト 100g(小岩井を使用)
太白ごま油 大さじ1
水 100ml+生地の様子を見て10mlずつ追加
塩 3つまみ強くらい
(あん)
牛豚合いびき肉 400g
小ネギ 刻んだ状態で15g程度(お好みで)
クミンシード 小さじ1強(を、すり鉢などで挽く。面倒だったら手でひねるくらいでもいけます)
塩 小さじ2弱
作り方
1)ボウルに生地の材料を入れ、こねます。水は最初に100ml入れたらその後は生地の様子を見ながら10mlずつくらい足していきます。
そういえば最近こっこが料理を手伝ってくれます。それなら自分も食べればいいのに、赤ちゃん用に柔らかめ&味薄めのペリメニを作っても絶対食べない。
早く一緒にペリメニ祭りしたいわ。
閑話休題。
使う粉やヨーグルトの種類で加える水の量は変わってくると思いますが、わたしの場合は最終的にだいたい+30gくらいになります。
2)丸めてラップをして冷蔵庫で30分以上寝かせます。
3)あんを作ります。材料を全部入れてよくこねます。こ〜ねこ〜ね。
我が家の好みでクミン風味のペリメニですが、あんは合いびき肉や鶏ひき肉に「おろし玉ねぎ&刻んだイタリアンパセリ」とかでも美味しいです。
まあ夫もわたしもクミン風味がやはりいちばん好きだ。
小ネギを買い忘れたので冷凍のきざみねぎ(それもあんまり残ってなかった……)
4)生地をめん棒で薄く伸ばします。くっつきやすいので、まな板やめん棒にたっぷり打ち粉(薄力粉)を忘れずに!
伸ばした生地を抜き型やコップなどで丸く抜いて包みます。抜き型は48〜50mmくらいのサイズがおすすめ。わたしは48mmを使っています。
餃子のような形にして、端と端を合わせます。
ひだの部分は指でのして薄くしたほうが、茹でたときの食感がおいしいです。
いっぱい作って並べるとなんかかわいい
5)もしあれば専用の抜き型が大量生産には便利です。
そう、こいつが「ペリメンニツァ」……ウクライナ製の秘密兵器です。
38個のペリメニが一気にできる!!!
しかし夫は「やっぱり手で包んだほうが皮がおいしい気がする……」とのこと。お肉をパンパンに入れられるからペリメンニツァはペリメンニツァでいいんですけどね。
6)包んだら、沸騰したたっぷりのお湯に入れて、6分ほど茹でます。手で包んだ場合は鍋にペリメニを入れる際にまたひだの部分をちょっと指でのしておくとよいです。
ざるにあげてお皿に入れればできあがり〜。
7)冷凍保存する場合は、茹でる前のものをトレイなどにくっつかないように並べて(打ち粉したラップを敷いておくと下の面もくっつきにくいです)、完全に凍ってからジップロックなどに移し替えます。
以上!!
レシピの倍量を作る場合は、生地は一気に粉1kgをこねずに500gを2回に分けてこねたほうが腕が楽です。
おすすめの食べ方
さてさておすすめの食べ方。
ディルとサワークリームでロシア風、トマトとヨーグルトでトルコ風、醤油を合わせればなんとなくモンゴル料理のような香り、ラー油と黒酢で普通に中華。レモン汁も合うんだよなあ〜。
いろんな調味料を用意して「ああでもないこうでもない」と世界を旅するように食べ方を研究するのも楽しいです。
ある日のペリメニ祭り(夜ごはん)。
ペリメニが主食なのでお米やパンはなしで。あわせたおかずはにんじんしりしりと、タコときゅうりと大葉のわさび風味酢の物です。世界観めちゃくちゃ
夫と食べ方探求の旅を重ねた結果、我が家のペリメニに欠かせないのは
ディル
水切りヨーグルト
トマトバターソース
そして醤油。
トルコで食べたマントゥがとても美味しかったのでちょっと真似しました。
マントゥ! ペリメニより小さいです
トルコのマントゥにはなかったけれど、やっぱりペリメニにはディルも欠かせない。
ディルはひとつまみで舌を異国に連れて行ってくれる、一番大好きなハーブです。
そうやっていろんな世界を旅して、結局最後は醤油に行き着く。
ペリメニにはなんだかんだ醤油が合います。醤油だけでもいい! 醤油最高! 醤油ばんざい!
ということで「醤油でいい」と言い切ってしまいましたが、一応我が家の定番ソースの作り方。
ヨーグルトはみんな大好き小岩井生乳ヨーグルトを使用。生地に使うぶんのヨーグルト(100g)を取り分け、残りのヨーグルトをコーヒーフィルター を使って水切りヨーグルトにしておきます。
トマトピューレ(カゴメの小分けのトマトペーストに水を少し入れてピューレにしてます)にレンジで溶かした有塩バター少々を加え、トマトバターソースに。バター分は多いほどおいしい。
これらをお皿に盛ったペリメニに和えたら黒胡椒をかけて、醤油を少々。あればレモン汁をちょっと振ってもさわやか〜。
やめられない止まらない味です。
ぜひ人類にはペリメニにハマっていただきたい。
ということで、今日のごはんにはペリメニをどうぞ!!
▼ペリメンニツァ、わたしが持っているのとは違う種類ですがamazonに売ってました。すごい
シベリアの骨膜肉って何
▼少量ずつ使える小分けのトマトペーストはなぜもっと早く便利さに気づかなかったのだろうというほどに便利!! 離乳食にも使えるし、ボルシチに入れたらこれまたすごく美味しくなります〜
▼そうそう最近「ディルスプラウト」を育て始めました。すぐ上のペリメニの写真でかかっているのがこれ↓です。
ディルだとたまに使いたいときに枯れちゃったりしているので、スプラウトだと室内で1年中育てられてよいかなあと。
しかし育て方が悪いのか、いまのところ「うっす〜いディルの味」しかしないです笑。
やはりディルはプランターでがっつりワサワサに育てるに限るのかー。
▼ディルはボルシチにも欠かせません
▼ハーブ収穫は夫の仕事
▼こっこも餃子食べたら出てきた