夫もいろいろ思うことがあるらしく、なんか「落日の皇帝」みたいな雰囲気を醸し出すようになってきました
夫に出張や飲み会の予定が入ると、わたしは反射的に「ええっ、一緒にごはん食べられないのは寂しいよー」と口では言うのですが、心のなかでは「よし、夜ごはんはケンタにしよう(←夫に禁止されている)」とかそういうことを考えているので寂しいか寂しくないかと言われると、「実はそんなでもない」のが本音です。いや、寂しいかな……。
でも今回も「どんなジャンクなものをこっそり食べようかなフヘヘ」と考えていたところ、感づいた夫が先回りして常備菜を作っておいてくれました。
夫作、にんじんのたらこ炒め。薄味でもたらこの旨味がきいていておいしい!
にんじん3本ぶんで大量に作ってくれました
ごはんに混ぜ込んで海苔を巻いておにぎりにしてもおいしかったです。お弁当の彩りにもよさそうー。
こうやっておかずがあると外で買い食いができないわ。適当にやろうと思ったのにおかずに合わせてごはんをちゃんと作って健康的に過ごしてしまったぜ。
そして宅配野菜で大量ににんじんが来ているので、ケーキも焼きました。
薄力粉ではなく大麦粉100%で、家にあった素焼きナッツミックスも砕いて入れて、にんじんナッツケーキ!
甘いものが食べたくてー
おめでた中は血糖値が上がりやすい時期なので甘いものは控えめにしなければいけないものの、 ナイスな大義名分を見つけました。それがこちら。
大麦粉ホットケーキは小麦粉ホットケーキと比較し,食後の血糖値の上昇を有意に抑制することが確認された。
大麦に含まれる「βグルカン」という水溶性食物繊維が、食後の血糖値と罪悪感の上昇を抑えてくれるんですね。 よし!!
出来上がった大麦粉ケーキは薄力粉で作るよりホロホロポロポロちょっと崩れやすくて、なんとなくあっさりした味わい。外側がカリッとおいしい。
粗熱が取れたらラップしてしばらく置いたほうが切りやすくなりました。
朝からモーリモーリ
味見した夫も「軽いかんじになるね。大麦粉の違和感はないよ。ちょっとクッキーっぽくなるというか」とのこと。
薄力粉より生地が少々ドロドロめになる気がするので、人参の水分に注意かも。あと思ったより膨らんだので、18cm型じゃなくて20cm型にすればよかったか。研究せねば。
◎レシピのメモ
・大麦粉(細挽き) 170g
※薄力粉(ドルチェ)170gを置き換え
・卵 2個
・てんさい糖 90g
・太白ごま油 100cc
・すりおろした人参1本ぶん(120〜140g)
・ベーキングパウダー 小さじ1/2
・ベーキングソーダ 小さじ1/2
卵2個、てんさい糖90gを泡立て器でよく混ぜて、
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太白ごま油100ccを加えてさらにもったりするまで混ぜ、
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すりおろした人参1本ぶん、細挽き大麦粉170g、ベーキングパウダー小さじ1/2、ベーキングソーダ小さじ1/2(粉類はすべて合わせてふるっておく)を加えてゴムベラでさっくり混ぜて型に入れ、
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180℃予熱、170℃55分で焼く。
(45分だと生焼けでした……。50〜55分焼かないとだめかも)
※あとたいていの人参ケーキはシナモンを入れますが、わたしはシナモンがそこまで好きではなくて入れていません。シナモンを入れるなら小さじ1くらい。
使った大麦粉はこちら。
深夜に酔っ払って帰宅した夫に大量に味見されるという事件がありましたが、味は美味しくできました。
「無事赤ちゃんが生まれたらぼくがちゃんと面倒見るから、これからもパンやケーキ焼いてねえ……」と言う夫。
ううむ、落日の皇帝の切なる願い。がんばれるだろうか……。
▼テーブルのお花は我が家でいま盛りのデュランタです。秋の花だっけ……?
▼パンやケーキ作りの話はこちら