はたして夫は来年のフジロックに呼ばれるのか!?
今年は毎年泊まりで行っていたフジロックに行かなかった夫。
ということでyoutubeでフジロックの中継をぼんやり見守る週末となりました。
わたしは毎年置いていかれています。昨年は中継に映る夫を発見したんだっけな……。
フジロックもいいけれどMelt Festival行ってみたい
以前から夫は「ピアノが弾けるようになりたい」と言っていたのもあり、フジロックに行かなかったかわりのお楽しみとして、お手軽なキーボードを買ってピアノを始めることにしたようです。
ひとまず教室には通わず独学で練習するらしい。
ばばーーん。
61鍵だと足りなくなっちゃいそうだったので、ヤマハのPiaggeroの76鍵タイプにしました
予想していたよりしっかりした造り!
キーボードの鍵盤ってペラペラなイメージでしたが、ちゃんとボックス型でびっくり。
しかも昨年DIYで作ったカウンターテーブルにあつらえたようなサイズでした。
キーボードは音量を極小に絞れるし、ヘッドホンをつければ夜でも弾けるので夫のような平日は夜しか練習できない人には良いのかも。
ヤマハ YAMAHA 電子キーボード piaggero ブラック NP-32B
お値段も1万円台とは!!
独学でピアノを始めるにあたり、教則本はどうしようかと探し始めると
夫いわく「ラヴェルの《なき王女のためのパヴァーヌ》の楽譜が欲しい、バイエルとかはいらないよ。1曲弾ければいいから地道な練習なんてしたくないもん。でもねェー、そもそもぼかぁ楽譜が読めないけどね!」となんか大胆なことを言っている。
友人のピアニストが聞いたらどんな顔をするだろうか……笑
まずは数々の名曲がやさし〜くアレンジされた「大きな音符で弾きやすい はじめてピアノ」という本をamazonで注文しました。なんとラヴェルも収録。
キーボードの前にいざ座ったら
「ねえ、黒い音符と白い音符の違いって何だっけ? ミはどの指で押せばいいの」
と言い出すレベルでしたが、楽譜にドレミ表記と指番号がついていたので鍵盤に親しみながら楽譜の読み方を勉強して、1時間で両手で最後まで弾けるくらいになりました。
「知ってるメロディが弾ける」だけで楽しいみたい。
いちおうわたしもピアノを習っていたので、弾き始める前の指の運動や姿勢だけは夫におしえたのですが、姿勢などについて弾いている途中で口を出すと
「楽しく弾いてるんだから邪魔しないでよー!」
とブースカ言われるので、背後から様子を見るばかり……。
そしてにせラヴェルを2小節ほど進んだところで、本人が「楽譜を読んで1曲なめらかに弾くためには練習も必要だわ、教則本を買おう」と言い始め(あたりまえだよ)、youtubeの動画を見たりして夫が選んだ本は「バスティン ピアノベーシックス」。
歌詞つきの変わった曲が多いので「飽きずに楽しくできそう」とのこと。
せっせと「♪手はたまご〜」などと歌いながら弾いています。こちらはドレミ表記などはないですが、進めるうちにきちんと楽譜を読む力が身につくようになっています。
もうちょっといろいろ弾けるようになったら連弾してみたいなあ〜とわたしもなんだかピアノ欲が。
また、夫みたいに「自分の好きな曲を弾くために、自分で本を選んでマイペースで楽しく遊ぶ」という自由なピアノとの付き合い方も面白いなあと思いました。わたしは子どもの頃せっかく習わせてもらっていたのに、結局弾きたい曲が見つからないまま挫折しちゃったので……。
ということで聴衆はわたしともう1人で、毎晩夫のにせラヴェルコンサートを楽しんでいます。
なき王女のためのパヴァーヌ。いや違う。
なき王女のためのボババンヌ。ボバババッバンヌ……ボベべベンヌ……。
それにしても妻が休日もあまりアクティブに動けないぶん、夫はプールに行ったりピアノをしたりして時間を使って、ずいぶん楽しそうです。
ただなんかちょっと子どもの習い事っぽくなってきた感はある。
次に夫が始めるべきことはバレエか!?
▼DIYのテーブルはこちらのサイズ