ちがう、そういう話をしていない(大福おいしいけどさ)
究極ソーダアイスはまた食べたいな……。あの炭酸氷のしょっぱさと酸味は独特だった。あれ以上に好きなアイスって今のところ無いです本当に。
夫とは同世代なので、共通のお菓子の思い出もあるかな〜と思いきや。
夫と一緒に駄菓子屋さんやスーパーのお菓子コーナーをのぞいても、夫の家はマンガと駄菓子と炭酸飲料が禁止だったそうで、「思い出のお菓子ってないわ、だからあんまり興味なくってねえ〜」と反応が薄いです。
夫はそもそも和菓子や餡子ものが好きで、子どもの頃は「ぼくはいつも岡山の高島屋で御座候が焼けるところを見ていたんだ」とのこと。そうかい。
こういうお子さん、たまにいますね笑
駄菓子といえば、思い出すのは小さな袋に6粒くらい入った、つるつるした平たいソーダキャンディ。名前が違ったような気もするけれど、たぶん「よい子わるい子」だったのかな。
自転車に初めて乗れるようになったときに食べていたので、このキャンディのおかげで自転車に乗れるようになったとしばらく信じていました。
駄菓子って他のお菓子にはない、おまじないみたいな力がある気がします。
それにわたしは一人っ子だったので、父や母が「懐かしい」「へえ、これまだあるんだ」と言ったお菓子を食べると両親に追いつけた気がして嬉しかったです。
あと大好きだったお菓子はお弁当を模した「おかしなべんとう」というお菓子。ラスクや、ポクポクした食感のバナナの形のラムネ(調べたらフローレットというらしい)や、しょっぱい乾パンなどが入っていました。エブリバーガーもそうだけど、なにかを模したお菓子って楽しい。
しかし年を取るにつれ、こまごましたお菓子を買うこともなくなってしまいました(すっぱムーチョと梅干し昆布はよく買うけど)。
数年に1回ほど無性に食べたいビッグウェーブが来るのが「梅ジャムせんべい」。
そして梅ジャムといえば2017年末に製造終了した梅の花本舗の「元祖梅ジャム」。
これは製造者の方が、荒川区東尾久の作業場で戦後からたった一人で作り続けていたものだったとか。
1回だけ食べたことがありますが、まさかおじいさんがせっせと自宅兼作業場の鍋で作っていて、そして廃盤になってしまうとは。全国区の知名度を考えると、改めて凄いですよね……。
それなのにわたしは「元祖梅ジャム」ではなく横浜の会社の「さとうの梅ジャムせんべい」派だったのでした……。
荒川区民失格だわ!!
ほかにも明治のカルミンとか、姿を消していくお菓子を思うと寂しさがよぎります。
駄菓子屋さんに行きたくなってきた。東尾久製の梅ジャムが食べたいなあ。
でも安いお菓子の話をしているのに「岡埜栄泉」とか言う男は置いていきます。