花嫁支度というより土俵入りにしか見えなくて傷つきました。夫はいつもわたしを下から撮る……
前回はこちら。
着替えを終えて、母たちが着付けとヘアメイクをしているあいだ、夫とわたしは外での写真撮影へ。
外は快晴で、初冬の木漏れ日が光る境内でとてもきれいに撮っていただきました。
わたしは自分のカメラも持っていたので、わたしが支度しているあいだ夫がずっとカシャカシャと写真を撮ってくれていて。
愛する夫には、花嫁衣装の特別な姿のわたしはどんな風に映っているのかな、きれいに見えているかな、とドキドキしていました。
こうらしい。
ーーなぜに怪獣と同じアングルで撮る!!!!
打ち掛けを羽織らせてもらっているところも、紅を差してもらっているところも、全部「リング」の貞子みたいに目を剥いて鼻の穴全開で二重あごの写真でした。
そんな夫の様子をカメラマンさんが面白がって撮影した写真もありました。
すっごい下から撮ってる。
はらたつわーーー。
それでも何枚かはちゃんとした写真があって、「これはきれいに撮ってくれたね」と言ったら「あ、それ撮ったの妹〜」とのことで、夫が撮ってくれた写真は本当に全部が全部、下からでした。なんなんだ夫は。
つづく。