いくら貯金すればいいのだろう……
今年のお正月は、こっこに初めて現ナマでお年玉を渡しました(「現ナマ」のもっとちょうどよくて丁寧な言い方がぱっと浮かばなかった……)。
今までもこっこには「おきゅうりょう」としてお手伝いの対価を紙で作ったお金で渡していましたが、本物のお金をこっこに管理してもらうのは初の試み。お金は大事!!
しかし400円を握りしめてさっそく百均にでも行くかな、と思いきやこっこは「松茸を買いに行く」と言うのでお年玉は貯金に回すことに。なぜ松茸。
とりあえず松茸っていくらなんだろうと生まれて初めて松茸の相場を調べましたが、夫と仰天しました。た、高いよ松茸……。
ひとまずこっこは「松茸のために松茸貯金箱を作らないとね!」と牛乳パックで何か作っています。
松茸の旬は秋ということで、そうしたら5歳の誕生日は松茸パーティーができるかな……歳の数だけ松茸を立たせたケーキとかできるかな……。
いくら貯まるかなあ松茸貯金。がんばります。
そしてそして話は松茸からだいぶ変わりまして。
先日、絵本作家の松田奈那子さんの展覧会『猫と暮らす』に行ってきました〜。
谷中のひるねこブックスさんで開催中
以前こっこが荒川区と松田さんのコラボ絵本『あらペンのおねがい』の大ファン、という日記を書きましたが、
たまたまその日記が松田さんに伝わるという、素敵なサプライズをいただきまして!
夫も「ぼくのプライベートを暴露するだけのブログがこんな縁になるなんて……」と感動していました。ほんとよね……。
こっこも常々「あらペンのおかげで幼稚園でもごはん完食してます」と松田さんにぜひ報告したい!! お礼を言いたい!! と話していたので、展覧会の開催を知って幼稚園帰りのこっこと走っていきました。
ギャラリーにはゆるりとした猫さんを描いた作品が並んでいて、「おっ、あっちの猫さんは友人宅の猫さんに似ているね〜」なんて観ながらこっことほっこり。
松田さんの原画を拝見したのは初めてでしたが、観ているとふんわり気持ちがほぐれるような、なんだか猫が伸びをして立ち上がるような自由さに、寄り添ってくれる温かさが同居しているような、楽しくて不思議なリズムを感じる作品たちで。
わたしは身近に猫さんがいたことはないのですが、もしかしてこれが猫さんと暮らすリズムなのかしら!? ね、猫と暮らしてみたい。
そしてもうひとつ、自分は松田さんの作るいろんな「青」が好きだなあ……と改めて思いました。本当に素敵な展覧会だったなあ〜。
「ゆずと月」さんコラボの猫さんクッキーもありました。(千駄木と本駒込のあいだにあるユフラトーキョーさんというカフェでこちらの焼き菓子やケーキの取り扱いがあって、とても美味しいんですよドゥフフ)
お店に入るなり「ここが松田さんのおうちか……」とこっこはいろいろ勘違いしていましたが、憧れの作家さんにごあいさつできてとても嬉しかったみたいです。
松田さんご本人がこれまた本当に素敵な方で、こっこのおしゃべりにもお忙しいのに「うんうん」と相槌を打ってくださり、こっこは「ずっとここにいたいな! またくるよ!」とすっかりいい気になっていました。突然突撃してすみませんでした……。
こっこが騒がしい幼児なので(親の躾がなってない)逃げるようにお暇しましたが、まだ会期はあるので今度ゆっくり一人で観に行きたい笑。
そしてもちろんこれから本屋さんで出会えるであろう新作の絵本やご活動も楽しみです。
そうそう、展覧会ではゆきむしが主人公の絵本『ゆきのようせい』も買いました。
キャワイイ〜
雪虫って北海道にしかいない虫だと思っていたのですが、昨年末はご近所でもいろいろなところで小さな雪虫が飛んでいるのをよく見かけて、こっこも雪虫さんを追いかけてたくさん一緒に遊びました。
そんな雪虫さんが主人公の絵本を松田さんが描かれていたとは!
こっこの宝物絵本が増えました。
わたし個人としては、雪虫といえば歩くたび口や鼻に入りまくるのを「ブッ」と吐きながら登下校していたというなんかアレな思い出しかありませんでしたが、夢中で雪虫さんと戯れるこっこと『ゆきのようせい』のおかげで雪虫がきれいな思い出にすり替わりつつある……。
絵本作家さんの目を通した世界で生きていけたらいいのになあと思いました……
展覧会は1/29までとのこと。休廊日などの詳細はインスタにて〜。
ここからあらペンとこっこについて、前回の日記の追記。
こっこはもともと動物ではペンギンが一番お気に入りなのですが、あらペンを読んで以来ますますペンギンの生態に深く興味を持ったようで、「ペンギンさんのおうちを守らなきゃ!」とごはんをせっせと完食しようとがんばったり、環境問題の番組なども真剣に観て勉強しています。
先日も海水温の上昇で餌の魚が獲れなくなり大量死したペンギンの話を観て、「あらペンたちのためにこっちゃんができることをやらないといけない……」と泣いていました。
こっこは将来「宇宙飛行士になって乳酸菌の実験をして、パパやママやペンギンが1000年生きる乳酸菌を作る」という健康を気にしすぎて悪魔に魂を売ったヤ◯ルト研究員みたいな……なんか壮大な夢があるみたいなので、もちろんそれはどうなるかわからないけれど「あらペンのために何かしたい、何ができるだろうか」という気持ちはたぶん彼女がこれから大人になっても抱き続けるものなんじゃないかな、と思います。
そうやって一人一人があらペンを守ることができたら、地球の未来も変わる大きな力に本当になっていくのでしょう。
荒川区に住んで、あらペンに出会えてよかったなあ。
改めてあらペンを生み出してくれた松田さん、荒川区のみなさん、ありがとうございました。
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