夫・テレワーク仕様
1歳を目前にして、ますます自己主張が激しくなってきたこっこ。
少しでも退屈したり、親がこっこに集中していないなど気に食わないポイントがあると「ホァアアン!!」と怒り泣き。
公園から帰るよとベビーカーに乗せればまだ遊びたいと「ホァアアン!」と泣くし、絵本を閉じれば閉じるなと「ホァアアン!」と泣くし(しかしこっちがまた読み始めたらどっか行く)、そして特に困るのがおむつやズボンを履かせようとすると「絶対履かぬ」とこれまた「ホァアアン!」と泣いて足をバタバタして怒って逃げ回ること。
出かける直前におむつを換えておこうとすれば、こっこが逃げるから家を出るのが結局20分くらい遅れちゃったり。どうしたものか。
そしてこっこはいつもはどちらかというと常に「ボペポペデベェヨコーイ……」と宇宙語を喋ってゲフゲフ笑っている笑い上戸な人なので、笑っていると思ったら突然怒り出して情緒不安定な妖怪みたいになっています。
例えるならば懐かしのスキャットマン・ジョンがご機嫌で歌っているのに「ビーパッパッパラッポ」のときだけキレている、みたいなテンション……。
↑このときは「つかまり立ちの練習をしたらちょっとおっぱい飲みたい気分になったのに、ママがおっぱいを丸出しにしてこっこがすぐ飲める体勢にしていない」という怒りのパターンでした。どうせわたしはビバレッジ
11ヶ月になってから「お片付けするよ」と言うと「ないな〜い」と返事しておもちゃを片付けたり、言葉でのコミュニケーションがだいぶできるようになってきたので「こっこもようやく人間に進化してくれた」と思っていましたが、まだまだ獣だ(いや、「おむつ換えるよ」と言うだけで逃げるのでやっぱり進化しているのだろうか……?)。
さて、そんな尻まるだし暴れこっこを連れて、湯島の旧岩崎邸庭園に行ってきました。
こちらは三菱財閥創業者の岩崎家の邸宅として建てられた建物と庭園から成る都立庭園で、建物は重要文化財として保護されています。
東京には「都立9庭園」と呼ばれ文化財になっている名園がありますが、そのうち4つも岩崎家ゆかりのものなんだとか。
旧岩崎邸庭園はお庭の芝生が広くて、こっこもハイハイさせてもらって大はしゃぎ。旧岩崎邸の芝生なら間違えて草を食べてしまってもむしろ体に良さそうなくらいだわ。
近代庭園のスタイルのはしりらしいです(芝庭)
つづいて館内を見学。洋館は日本の近代建築の礎、ジョサイア・コンドルの設計。
重要文化財×獣という出会ってはいけない二人の初邂逅でしたが、獣も行儀よく楽しんでくれました。
コロニアル様式やイスラーム建築のデザインを折衷で取り入れているので、なんとなく昨年行ったイスタンブールを思い出したり。こっこはじーっと壁の装飾や天井のランプ、本棚などの調度品を真面目な顔で眺めていました。
平日に行ったので建物内でも写真OKでした。休日はNGらしい
こっこの目がすごくきらきらしていて、もしやインテリアに興味があるのかなあと思いましたが、たぶん我が家のダイニングに飾ってあるクリムトの『生命の樹』の絵を見るのが好きだから、同じ「金色のぐるぐる」の金唐革紙(きんからかわし)の壁紙なども好みだったのかもしれないな。
しかしこっこ的に「さっきのおうちとこっこのおうちはどうしてちがうのかしら? なんだか小さいし、意匠に工夫が見られない」とか思ってないか心配……と夫。
三菱財閥の創業者の家と比べられちゃったら、そりゃもうこっこが将来自分でがんばるしかないのでは
ということで旧岩崎邸庭園、湯島をチョロチョロしていることは多かったものの初めて訪れた場所でしたが、おむつ替え用の木のベッドもあって赤ちゃん連れでものんびり芸術に親しむことができる、オアシスのような公園でした。
(建物内ではベビーカー禁止なので、赤ちゃんは抱っこする必要があります。屋外にベビーカー置き場がありました)
楽しかったねー
わたしたちの他にも赤ちゃん連れの方が何組かいらして、知る人ぞ知るスポットなのかもしれない。
そしてそして館内のカフェで食べた「小岩井農場のアイスのアフォガート」が美味しくて!!
奥がコーヒー、手前が抹茶
このアイスのために年パス買ってもいい!
夫と付き合っているときにはよく湯島や御茶ノ水で会っていたので、旧岩崎邸庭園を知っていたら年パス買ってたのにね〜と悔しがり合いました。
また行かねば。久しぶりにTIESのケーキも食べたいなあ……。
先日のブログのコメントでもたくさん素敵な公園をご紹介いただいたので、こっこの公園行脚の旅は続きます。
こっこにはたくさん、季節の変化やそれを楽しむために人が作った素敵なものに触れて赤ちゃん生活を楽しんでほしいな。あとズボン履いてほしい。
▼重要文化財来訪の歴史。あれ、あんまりない