一瞬硬直してましたがその後すぐ、騒ぐわたしたちの声で怒って泣いてました。怪我がなくてよかった本当に!
見慣れない街、入隊式の朝
退院までには、こっこの聴覚検査や沐浴の練習があったり、わたしのほうでは診察や抜糸、調乳指導の講座があったり。また、退院の時間ギリギリまで看護師さんとのおっぱい修行(授乳量のチェック)もあって、慌ただしい6日間でした。
産じょくパッドはamazonとかで買っておけばよかったです。気がついたら病院からのサンプルでもらっていたものが足りなくなって、慌てて病院内のコンビニまで這って行ったらネットで買う価格の3倍くらいしました。おかげで何度かスピードクジを引いたらでっかいマウスウォッシュとハンドソープが大量に当たって……ありがたかったけれど重かった
慣れない赤ちゃんのお世話&産後の体の痛みでつらいときもあったけれど、夫がわたしとこっこの似顔絵を紙コップに書いてくれて、夜もそれを見てずっと励まされました。
もちろん持って帰って、家に飾ってます。でもこっこの似顔絵が……ひどい笑
そうして迎えた退院の日。
そろそろ精算して退院しないといけないのに、夫が来ない!!
ギリギリの時間になってようやく、「寝坊したうえに出がけにもよおしちゃってさ〜」と、夫が無駄にタクシーで来ました。陣痛のときでさえタクシー使ってないのに笑。
スッキリした様子の夫
用意しておいたこっこの服も夫に持ってきてもらい、病院の入院着からはじめて自分の服に着替えさせました。
コンビ肌着や2WAYオールは50cmのサイズで揃えていましたが、帽子や靴下のサイズをチェックして買っていなくて、「こっこちゃんは小さいね、ぶかぶかだ〜」と夫とキャッキャ言いながら着替えさせましたが、あとでよく見たら「8ヶ月から」というサイズでした。どおりで。
こっこは季節の変わり目生まれなので、退院のときの服装もその後の家での服装も、何を着せたらいいのかすっごく悩みました。ひとまず退院の日は最高気温も19℃くらいでそこまで寒くなかったので、長肌着にカバーオールを着せ、毛布ではなくバスタオルでくるんで帰ってちょうどよかったです(靴下はすぐ落ちた)。
看護師さんに部屋のチェックをしてもらい、さあ病院を出ようとしたらこっこが2回うんちをしたので、出掛けにうんちをするなんてやっぱりこっこは夫の子なんだなあとしみじみ思ったり……。
おかげでバタバタしましたが、こっこを取り上げてくれてお世話になった助産師さんに見送っていただき、病院をあとにしました。
久しぶりに外に出た途端、日差しはあれど頬に当たる風の冷たさにびっくり。入院前に長い散歩をした日はポカポカとして上着を脱ぎたくなる陽気だったのに、たった数日で季節はすっかり冬に近づいていました。
6日前はまさか入院するとは思っていなくて、プラプラ訪れた病院。
入って、出るときには季節も変わって1人増えているなんて、なんだかタヌキにばかされたかのようだ。
なんてことを思いながらタクシーに乗り込み、いざ家へ。
とってもちっちゃくて、すぐに壊れてしまいそうなこっこをタオルでぐるぐるにくるんで、ぎゅっと抱いてタクシーの窓から見た街の景色はきっとずっと忘れません。
そういえば不忍通り沿いに謎の看板の高級食パンのお店が出来ていたことも──。
まだ買ったことはない
家では夫があらかじめ組み立てておいたベビーベッドにすぐ寝かせられるよう用意をしていてくれて、これにて荒川家3人めのメンバー・荒川こっこが我が家へ来てくれました。
しかし「ようこそ、こっこ!」と夫がこっこを抱き上げたとき、プラスチックのランプシェードにそのままボスッとこっこを軽くぶつけてしまった……笑!!
打ちどころが悪くてこっこがあほになったらどうしよう
ノーマンコペンハーゲンの組み立て式の紙みたいな軽いペラペラのやつだったのでよかったですが、あの瞬間の怒ったような呆然としたようなこっこの顔もまた忘れられません。もちろんすぐ泣きました。怪我がなくてよかったー。
父子、思い出のランプの下で
夫は「それ以来抱き上げるときはすごく気をつけてる……」とのことですが、こっこが家に来た早々けっこう落ち込んでました。
もちろんそれを見てわたしも気をつけねばと思いましたが、でもその後も横抱っこして移動するときに目測を誤って壁にちょっとぶつけちゃったり、なかなかこっこのサイズ感が掴めなかったな。
ということで、こっこにとっては手荒いファミリー入隊の洗礼となった凱旋帰宅の日。
本当にごめんよ、こっこ!
まあ、たくさんぶつかって強くなれこっこ!!
こうしてこっことの新生活が始まりました。
つづく。
▼忘れ得ぬ光景といえば、結婚式での夫の背中もすごく心に残っています
▼こっこ0〜4ヶ月の思い出。いろんなことがありすぎて、なかなか書くのが追いつかないな〜。