必死で粉まみれになって……
休日、こっこが朝寝を始めた隙に夫はパスタ打ち、わたしはパン作り。
ほんと夫の言うとおり、わたしたちは何を目指しているんでしょうかね。突き動かすものは食い意地ですが。
まず夫が栗原はるみさんのレシピで「チーズとにんにくの手打ちパスタ」を作ってくれました。小麦粉はパン用に買っている「春よ恋」、チーズはゴーダチーズと家にあったブルーチーズ、あと牛乳少々で。
しかし「麺は 2~3mm幅に切る。」のところ、夫が「2〜3cm」に読み間違えるという事件が。
「なんか太いな〜」と言いつつ、間違いに気が付かなかった
パスタというかすいとんというか、ボリュームのある麺になりましたが、味は夫もわたしもびっくりするくらい美味しかったです。
ブルーチーズもイイ!! そしてほくほくにんにくがお芋のようでぽくぽく美味しい。
確かに太い笑
このチーズソースで今度はピザも作ってもらいたい!
夫がパスタを打つ後ろで、わたしは来たるこっこの1歳の誕生日に向けて(しばらくまだですが) 一升餅ならぬ一升パン作りの練習。
こっこはパンが好きなので、せっかくなら誕生日は一緒のものを食べたいなあと思って。
しかし一升餅は約2kg。それくらいのパンを焼かねばならぬ。そして背負わせねばならぬ。
どうしたものかと考えていたところ、そうだそうだ夫が以前誕生日にくれたフィリップ・ビゴさんのレシピ本!!
すごく素敵な本なのですが、各レシピの出来上がり量の単位が「ブリオッシュ70個」とか半端ない笑。
こちらに掲載のパン・ド・カンパーニュのレシピの出来上がりがまさに1.8kgくらいだったのでした(さすがに何個かに分割して焼く用のレシピですが)。
ということで日持ちのするパンが焼けるポーリッシュ法で「一升パン・ド・カンパーニュ」を作ることにします。生焼けなどが心配なので、実験実験。
前日に種を作って、12〜24時間後に本ごね。
イーストはまたパネトーネマザーでやってみました
種は前日の昼食後に作っておいて、本ごねは夫にこっこを見てもらって朝食後に始めましたが、こっこは「かまえ!」と泣くし、夫は途中で「ごめんつまちゃん、もよおしてきた……」とリタイアするしでちょっとこねが中途半端になりました。
やっぱり夜みんなが寝静まったあとに作業するほうがよさそうだな。
そして別に作った飾り用生地でこっこの誕生花をあしらって乗っけてみました。踏まれた松ぼっくりってかんじになりました。難しい。
生地は丸く成形しようとしましたが、オーブンの天板ギリギリに。大きすぎる笑!
発酵を終えて、220℃で40分焼いてみると〜。
直径30cmのパンが焼けました!
生地が広がって、花が分かれてしまったわ。残念
とりあえず真ん中を水平にスパーンとぶった切ってみたところ、きちんと火が通っていました。よかった。
オーブンの壁側の生地が焦げてしまったので、途中でアルミホイルをかぶせたり天板の向きを入れ替えたりしたほうがよいかな。
重さは1752g。ベンチタイムをした生地を成形するときに、手元のペーパーに生地をくっつけてしまったので、その失敗さえなければ1800gちょっとはあったはず。
乾燥したら凶器になりそうだよー
反省点は多々ありますが、ひとまず本番もざっとこんなかんじの流れで作ればなんとかなりそうかな、と思います。飾りのお花も練習しなきゃ。
そして肝心のお味はさすがビゴさんのレシピ、ビゴさんもまさか30cmのパンを焼かれているとは思うまいですがちゃんと美味しいです。焼き立てより落ち着いた次の日が美味しい。
こっこと食べるために塩はレシピの半分量にしたので、ほんとはもうちょっと塩気が欲しいですが……しょっぱいハムやチーズが合いますな。
軽くトーストしてちっちゃくちぎると、こっこもぱくぱく食べてくれます。誕生日が楽しみだね!
でもパスタも物凄いボリュームだったので、しばらく小麦はいいやという気持ちになっている粉もの夫婦……。
ああ、まだパン大量にある……(1.7kgだものな……)。
▼本番はこちら。イーストを赤サフにしたり、いろいろ変更しました
▼クリスマスケーキも本番までの練習で食べすぎて夫婦で太ったなあ
▼夫パスタはおいしい。夫はデュラム・セモリナ粉を今度買うらしい。本気だ……!