毒味
離乳食後期に入ったこっこ。
しかし、味なのか温度なのか舌触りなのかタイミングなのか、少しでも気に食わないと「ブー!」と叫びながらごはんを噴き出すのは相変わらず。
夫は「海原雄山みたい」と言いますが、海原雄山もそこまではしないだろう。
つかみ食べ用におやきなどを渡すと、初めてのものだと「食べ物」だと認識できないのか「これ何?」という顔でこちらに渡してきます。
「おいしいよ」と食べてみせると、しばらくまだ「食べてみろ」と促して、こちらが泡吹いて倒れたりしないのをじっと見届けてからようやく自分も口にします。
この毒味作業は、なぜか夫に対してすごくやります。わたしのことは主食(おっぱい)だから大事にしてくれているのだろうか。
そうしてようやく口に入れてくれたと思ったらぐちゃぐちゃにして床に落として、一口も食べないこともしばしば……笑。
わたしはケチなのでついこっこが床に落とした野菜を拾って食べたり、こっこの顔や体についたものを取って食べちゃうんですが、こないだオートミールの粒だと思ってこっこの頬から拭って食べたものがたぶんこっこのハナクソだったので、みみっちい真似はやめようと思いました(汚い話でごめんなさい)。
そんなこっこですがパンはすごく好きなようで、パンだけは噴いたことはありません(ちぎって床に落とすことは多々あるけど)。
ということでパン好きこっこを喜ばせようと、貝印のクマのパン型を買いました。
ばばーん。
ちっちゃいです
またも新品のときに写真を撮るのを忘れて、すでに3回空焼きしたあとの姿です。
材質が「鉄(アルミニウムメッキ)」とあったので、「アルスター型なら空焼きせにゃ」といそいそ洗ってオイルを塗ってガンガン空焼きしてしまいましたが、あとで説明書を見たら「空焼きしないでください」と書いてありました。なんてこった……。
でも型離れはすごくよくなってます笑。
出来たくまパンはこんなかんじ。
今回ベンチタイムを取れませんでしたが、なんとかなった
レシピを検索したところ、型に合う強力粉の分量は180gでぴったりとのこと。しかしそれくらいのサイズだと我が家では一瞬で食べてしまう!!!
ということで、こっこにあげやすいあっさりしたパンに仕上がる浅井商店の「理想の食パン型」用のレシピ(強力粉280g)と貝印公式にあったレシピをアレンジして、くまパン+ミニ食パンを同時に焼いています。
最近のブームはかぼちゃフレークを少し加えて、ほんのりかぼちゃくまパンにすること。
かぼちゃフレークは、水を加えるだけでかぼちゃペーストが作れて便利です。
パッケージは「オオカミの桃」的な……力強い北の大地フォントとでもいうべきか
ただ夫が「毎朝のパンはシンプルなものにしてほしい、あんまり混ぜものしないでー」と言うので、パンに混ぜ込むかぼちゃフレークは最小限にしていますが、ひとまず現段階でのレシピを記録してみました。
もちろん酵母はハマり中のパネトーネマザー!
ほんのりかぼちゃくまパンのレシピ
(材料)
強力粉 280g
てんさい糖 15g
塩 3〜5g(我が家はこっこ用に3gで)
パネトーネマザー 12g(ドライイーストだと3g)
牛乳 210g(30℃くらいに温めておく)
かぼちゃフレーク 5g
無塩バター 15g
※かぼちゃフレークを入れない場合は牛乳は200g
1)生地こね〜1次発酵までの工程は、オリジナルのレシピを確認してください。
わたしはパネトーネマザーを使っていますが、工程は↑のレシピと同じでまずバター以外の材料をポリカーボネートのボウルのなかでこねて、最後にバターを加えてこねたら35℃で70分1次発酵、にしています(生地を叩きつけないので、寝てる赤ちゃんも起きません〜)。
2)1次発酵が終わったら、生地をガス抜きして
270g (くまの顔部分用)
35g×2 (くまの耳部分用)
残り(ミニ食パン用)
の4つに分けて丸めて、15分ベンチタイム。
3)くま型に耳、顔の生地を入れます。
まず丸めておいた生地を四角っぽく広げて、耳はくるくる巻いてとじて、棒状に。
顔は食パンのときと同様に三つ折りにして丸める。
(わたしはズボラなので、この工程はすべて生地を手に持って急いで空中でやります。ボードを出して生地を広げてそのあとボードを洗うのがおっくう)
型にすべて入れたら手で軽く押して、3つの生地の高さを揃えます。
余った生地は三つ折りにして丸めて、パウンド型に入れます。
4)35℃で30分、2次発酵。生地が型の8割の高さまで持ち上がっていたらOK。
5)180℃でオーブンを予熱し、予熱が終わったら30分焼成。うちは石窯ドームのスチーム焼成機能で。
蓋浮き防止のため、蓋をした上に念のため重しを置くほうがベター。わたしはタルトストーンを入れたケーキ型を載せています。
6)できあがりー。焼けたら蓋を外して型ごと30cmくらいの高さから落として縮みを防ぎます。
冷めたほうがきれいに切れるので、パンは夜に焼いて布をかぶせておいて、翌朝にカット。
4枚切り
さあこっこちゃん、くまさんのパンだよー!
こっぱみじんです。あとこっこの態度(足……)悪い笑
──そういえば、こっこは一気に口に詰め込むのでパンはまだちぎってあげているのだった。
もう少し大きくなったら、くまちゃんパンを食べようね。
くまパンは大人が楽しむことにしました。
せっかくなので顔もつけて。
うーん
夫に「朝からがんばってくれて失礼なんだけど、全然かわいくないんだけどコレ……」と言われてしまいました。でもパンに載せるハムは多いほうがいい……。どうすりゃいいんだい。
▼パウンド型はMATFERの18cmです
ちっちゃいパンができます。
▼パン作りの記録(理想の食パン型などなど)
▼パネトーネマザーについて。4月以来もうずっとこれです。手軽でおいしい!もうこれは、ただのマザーじゃない。ビッグマザーと呼ぼう。