夫はうちの非常食
夫と一緒に暮らすようになってから、「ぼくは肌が弱い」だの「匂いが強かったりぬるぬるするのはイヤ」だのうるさいので、入浴剤はいつもクナイプのバスソルトです。
冬は体が芯からポカポカあたたまる『オレンジ・リンデンバウム』や『ウィンターグリーン&ワコルダー』、暑い季節は筋肉の疲れを流して夏バテにも効果がありそうな『ワコルダー』が定番。
個人的に、クナイプシリーズで一番疲れを取る効能が強いのは『ワコルダー』な気がします。ちょっと湿布くさいですが。
ということでクナイプまとめ買い!
今回は『ワコルダー』と、お湯が水色になって涼しげな『レモングラス&レモンバーム』と、初めて買ってみた『ゆず&ジンジャー』にしてみました。楽しみだ!
先日の楽天マラソンで走りました
クナイプもいい香りですが、お風呂にフレッシュハーブを持って入るのも楽しくて好きです。バルコニーで勝手に育っているタイムやミント、ローズマリーなどなどを適当に束ねてバスブーケのできあがり。
バスブーケを洗面器に浮かべて香りをかぎながらお風呂に入ったり。湯船に直接入れるときは葉っぱが散らばるので「だしパック」を使います
そんなかんじで夫にクナイプとハーブのだし汁を回しかけながら、叩いたり揉んだりして肉を柔らかくしつつしばらく茹でれば「リフレッシュした夫のハーブ煮」の出来上がり!!
ごはんで満腹状態のときは「夫のサムゲタン」と言う
豚と野菜のハーブ焼きのレシピ
お風呂に浸かっている夫を見ていたらハーブ味の肉料理を本気で食べたくなったので、夫のハーブ煮と同じような材料で「豚と野菜のハーブ焼き」を作りました。
まず、筋切りした豚肉の両面にフレッシュハーブ(タイム、ローズマリー、イタリアンパセリなどなど)とにんにくと塩・黒コショウをすり込み、オリーブオイル、料理酒または白ワインを軽くふりかけたらラップをして冷蔵庫で数時間寝かせておいて、
今回はロース1枚で。塩は控えめ(夫の血圧が!)
お肉を食べやすいサイズに切ったらハーブやにんにくごと大きめのボウルに入れてだいたい常温に戻し、切った野菜を加えてオリーブオイルと黒コショウをたっぷりかけてぐるぐるまぜ、オイルをなじませます。オーブンは150℃で予熱。
野菜に塩はふらず、豚にすりこんだ塩分やハーブが野菜にも行き渡るようにオイルでマリネするかんじ(減塩していなければここでも塩をかけたほうがそりゃうまいです……笑)
野菜は冷蔵庫にあったもので、今回はズッキーニ1本、茄子1本、中玉トマト1個、アスパラ2本、小さめ新ジャガ4個、丹波しめじ、かぼちゃの薄切り(付け合わせに作ったかぼちゃの冷製ポタージュの余り)にしました。玉ねぎやにんじんはシャキシャキめに仕上がるのが好みじゃなくて入れないです。
火の通りにくい新ジャガのみ洗ってラップに包んで3〜4分ほどレンジでチンしておきます。
予熱が終わったら耐熱容器に並べてオーブン下段へ。焼成時間は我が家の石窯オーブンだと150℃で40分+180℃で10分+余熱で火を通すくらい。これはぎゅうぎゅう焼きのレシピを参考にしてます。いつも180〜220℃で30分焼いていたところ、150℃でじっくり焼いたときの野菜のジューシーさにびっくりして以来この焼き方になりました。
火が通ったらできあがりー。
肝心のお肉が見えない。粒マスタードとパンを添えて食べます
時間をかけて焼くのでトマトがじゅわっとおいしいし、お肉もしっとり柔らか。
トマトもっと食べたかったわ
おもむろにスプーンをつっこみ、器の底にたまったオイルをすくってパンにかけて食べては「このオイルがしあわせ〜」と言う夫。
ますます豊満なエアリズム姿に……
お風呂でハーブのお湯に浸かって気持ちよさそうな夫を見て作ったんだよ、と言ったら「ぼくが豚ってこと!? ひどくない!? 人を食材として見るのやめてくれる!」と傷ついていました。