DIYでパソコンデスク作り
昨年、夫とバルコニーを望むカウンターテーブルをDIYしました。
とっても居心地のいいカウンターは夫婦の憩いの場となっています。
冬の日中は植木鉢を置いているので人間の肩身が狭いですが
このカウンターにデスクトップパソコンを置いてみたところ、サイズ感がワークデスクにも理想的で、ホクホクとパソコンを広げて占領していました。
しかし夫に「そこにパソコン置かれると邪魔なんだけど……」と言われてしまい、パソコンを置けるワークデスクを作ってみることにしました。
ということで2回めのDIYの記録です!
天板選び
テーブルの顔、それは天板。
前回のカウンターテーブル作りではDIYツールのお店「toolbox」で無垢材の天板も鉄脚も買いましたが、要領はわかったので今回はもっといろいろな選択肢のなかから選んでみることに。
木材の種類や無垢材、集成材の違いについてはカウンターテーブル作りの日記に書いたので省略。
”ワークデスク”の雰囲気にはなんとなく「無垢材より集成材だろうか」ということで、集成材を探しにまずは近場のホームセンターと東急ハンズへ。
理想のサイズは幅900mm、奥行き400mm。巻き尺を使って計ったりカウンターテーブルを使ってシミュレーションしました。
近所のホームセンターにあったのは「ファルカタ集成材」「パイン集成材」「ラバーウッド(ゴムの木)集成材」あたりで、ナラ材やタモ材は置いていませんでした。
見慣れないのは「ファルカタ集成材」。こちらは南洋桐と呼ばれる種類で加工がしやすいらしいですが、強度が低いので机の天板には不向きらしい。
ラバーウッド集成材がかわいくて丈夫かつリーズナブルでしたが、お店にちょうどいいサイズがなかったため通販で買うことにしました。
ばばーん。全体像は撮り忘れてしまった。
楽天で購入。手触りもなめらかで良いかんじ
オイルステインで塗装
さっそくブライワックス・ジャコビアン(前回の余り)で塗装していきます。
いい色になったと思いきや赤みが出て、赤紫色に……!?
オイルステインを塗った途端になんだか赤くなった!
前回のナラ材ではそんなことはなかったのでびっくり。「木の種類によってほんと個性が違うのね」と夫。
ステインが馴染むと温かみのある色に落ち着きました。よかった。
鉄脚選び
つづいて用意するのはアイアンのテーブル脚、つまり鉄脚。鉄脚の質感が好きです。
前回利用したtoolboxはもちろん、amazonでも買えるweekend workshop、そしてなんとふるさと納税にも鉄脚を出している自治体があったりして、迷いに迷いました。
weekend workshopの素材は鉄ではなくスチール
↑のようなデザインだと以前作ったカウンターと同じなので、今回は違うデザインでもいいな〜と探したところ、なんと駒込に変わったデザインのテーブル用鉄脚を制作している会社があるじゃないか!!
ということで駒込の会社さんにお願いしました。
必要なビスの種類や、今回初挑戦の塗装についてもアドバイスをくださり、ありがたやありがたや。
パソコン作業だけでなくノートを広げて書き物もしたいので、ガタつき防止にアジャスターのオプションもつけました(おかげで全然ガタつきません!)。
オーダーして出来た鉄脚は電車で引き取りに伺い、どんぶら帰ってきました。
それはもういいよ
鉄脚の塗装
素敵な脚です。ふふふ。思わず笑いが漏れる。
美しい!
そのままでも芸術品のような雰囲気のある鉄脚でしたが、他のインテリアが白っぽい色×木の素材のものが多い部屋なので、ちょっともったいないですが統一感を出すために塗装してみることに。
塗装は水性ペンキの2度塗りでOKということだったので、さっそく挑戦!
「nuro(ヌーロ)」というチューブタイプのペンキにしました。ペンキって缶の処分が面倒だったので、こいつは便利だー!
刷毛は100均
色展開も豊富なので、市販の家具ではあまり見ない色の家具が作れそうです。amazonでパールグレーを買いました。
スプレータイプのnuroもありましたが、夫と手分けして刷毛でぬりぬり。匂いも全然ないので室内で作業できました。刷毛も使い終わったら水洗いでOK。簡単!
適当な空き箱をパレット代わりに……
1日3回に分けて塗りました。
塗装してもいい質感! 3度塗りで刷毛のあとが見えなくなりました
ペンキはメンテに使えそうな量がちょっと残ったくらいで、70mlでちょうどいい量でした。
「なんかきれいに塗りすぎてDIY感なくない?」と夫。
夜に3回めの塗りが終わったら、あとは翌朝まで乾燥。早く取り付けたい!
取り付け
翌日、しっかり乾燥させた脚を天板に取り付けていきます。
裏側は大ざっぱ塗り。天板の厚さが20mmなので、M4×12のトラス頭タッピングねじを使用
電動ドライバーでビスを入れて留めていきます。
ブイーン
前回の鉄脚は斜めについた棒が邪魔でうまく打てない場所がありましたが、今回の鉄脚はシンプルな形なので、あっという間にスイスイとビスを入れることができました。
デスク完成!
脚を取り付けた天板をひっくり返して、出来上がり〜!
いいかんじです!
パソコンなどいつも使うものを置くとこんなかんじ。
部屋がせまくて引きで撮れない。あっ、メモ帳どければよかった
IKEAの一番シンプルなワークデスクは幅100×奥行49cmなので、幅90×奥行40cmのこのデスクは一般的なワークデスクよりちょっと小さいくらいです。引き出しも無いので、ごくごくシンプルな机となりました。
小さめですが辞書とノートとA3用紙を広げても全然余裕サイズです。たぶんミシンも出来る
天板はヤスリをかけて角を丸くしてないのでわりと鋭利。まあ必要になったらヤスリをかけようかな……。
この鉄脚の台座部分に、周辺機器のコードをたくさんつなげるときクリップでコードをひっかけられるのが地味に便利です。
これにてワークデスク完成ー!
思い出深い家具がまたひとつできました。
夫も「自分で作った家具はやっぱり愛着がわくね、本当にかわいい」と満足そう。
家具作りの楽しさを教えてくれたのは、以前特注で家具を作ってもらった木工作家さんのワークショップ(オイルステインもおまけでもらった)。
「もっとみんなに家具作りの楽しさを伝えたいんですよ」と言ってた作家さん、元気かな。簡単DIYだけど家具作ってますよ〜! でもおかげで作家さんに依頼ができない。
かかった費用
今回のワークデスク作りにかかった費用は以下のようなかんじです。
・天板(ラバーウッド集成材 サイズ:厚み20mm×巾400mm×長さ1000mm→900mmにカット)5,983円(送料込)
・アイアン脚(アジャスターオプションあり)11,448円(送料なし)
・ねじ 300円
・ペンキ 900円
・刷毛×2 216円
・ブライワックス 0円(余り)
計 18,847円
おまけ デスク回りの必需品
ついでにデスク回りのお気に入りグッズについて書いてみます。机の上にはメモパッドとペン、お絵かきタブレット用のペン、キーボードとマウスくらいですが、欠かせないブツがあるのです。
保温ポット
家にいるときやパソコン作業をしているときは夏も冬もずっとお茶を沸かして飲んでいます。
今までは急須とかヤカンをそのまま机に置いていて(お茶はヤカンで煮出して作る派)、夫もお茶が好きなのでくつろぐときも傍らには常にヤカンが。
しかし冬はヤカンのお茶もすぐぬるくなってしまうので、作業を中断したり観ている映画を一時停止して何度も沸かすのが手間でした。ヤカンをひっくり返しそうになる危ないことも……。
ということで思い切って卓上ポットを買ってみたところ。
いや〜、もっと早く買えばよかった!!
買ったのはRiversというメーカーのもの。注ぎやすいし、万一机から落としてもお茶をぶちまける心配がなくなりました(多分)。
容量は1.3リットル。飲む量を考えたら3リットルくらい欲しかったですが、ヤカン自体が1リットルちょっとしか沸かせないのでちょうどよかったです。
ずんぐり大きめですが、手を突っ込んでゴシゴシ洗えるのがうれしい。
amazonよりヨドバシのほうが安いやも。保温力イマイチというレビューが多いですが、1リットルのお茶は2時間くらいで飲んじゃうので特に気になりません。使い始めはビニールくさい
しばらく席を立つことなく熱々のお茶を飲めて幸せです。
デスクのお供に、素晴らしい仲間が増えました……。
デスクサイクル
見切れていた足元にある謎のブツは、パソコンをしながらエアロバイクが漕げる「デスクサイクル」です。机でパソコン作業や書き物、一人で映画をボーッと観るときは、いつもこれを漕いでいます。夫はリビングに持っていってソファーで漕いでます。
今も書きながら漕いでいます
デスクサイクルを買ったというと10人中10人は「バカじゃないの」という顔をしてきますが、さすが通販大国アメリカ製、素晴らしい発明品です。普通に座っているより血行がよくなる気がするし、リフレッシュにもいい。
しかしこれが、位置によっては机に膝がガンガン当たる。机をDIYするにあたって、「デスクサイクルを使いやすくする」も課題でした。
今回の机の高さは結局一般的なテーブル脚の長さの69cm、天板の奥行は短めの40cmにしましたが、やはりこのサイズだとペダルを踏んで最高点の高さが30cm、奥行60cmのデスクサイクルは置く位置によって膝が机にぶつかります。
1回、鉄脚の台座に思い切り膝をぶつけて刺さってタイツに穴が開いた……
でもあんまり机を高くするとワークデスク感がなくなっちゃうのと移動が大変になるし、いずれ「膝が机に当たりにくい」新モデルかアルインコの楕円運動タイプに買い替えるかもしれないので、69cmでよしとしました。
とりあえず今回新しく作った机は移動がしやすいし、余計な板や支柱がないのでデスクサイクルも好きな位置に調整できて、漕ぎやすくなって大大満足です。
新モデル欲しい
デスクサイクルをしたい方こそパソコンデスクをDIYしてみてはいかがでしょうか!
冷静に考えると保温ポットとデスクサイクルが必需品なんて、机からテコでも動きたくない奴みたいだな……。そのとおりなんだけど……。
▼DIYっぽい日記