長かった。しかし戦いはこれからだ!
これから、結婚式までの思い出を書いていきたいと思います。
これまでの夫婦の道のりはこちら。
どの範囲まで親戚を呼ぶか問題などは、悩んでいるあいだに祖母たちが骨折しちゃったり、介助があっても飛行機に乗るのがなかなかしんどくなってしまったりして、結局当初の予定どおり「親きょうだいだけでの小さな式と会食」プランに落ち着きました。
親戚については、なんだかんだお互いの祖母含め親戚たちには婚約時代から食事会などで顔を合わせる機会があったし、あとは挙式後にアルバムを持って旅行がてら会いに行って、個々で「これからよろしくお願いします」の夫婦お披露目行脚をさせていただくことにしました。夫もわたしも親戚がみんな東京以外の場所に住んでいるので、このへんの話はスムーズでした。
唯一都内に住んでいる親戚というのが、わたしと夫を引き合わせ、酔っ払った勢いでまとめてその後「覚えてない」と言い放った彼女。
親戚というより飲み友達なので「共通の友人」としていましたが、じつは血縁なのです。ということで、ここまで来てしまった責任の一端を彼女にも担ってもらおうと出席をお願いして、最終的に「親きょうだい+仲人の式」になりました。立場的には友人代表+親戚代表+華を添えることになってもらったので、とてもありがたかったです。
振り返れば結婚準備を通して、 家族のライフサイクルや老いというものをようやく実感した気がします。わたしたちが「ど〜しよ〜かな〜」とノンビリ悩んでいるあいだにも、夫のいとこには子どもが生まれて状況が変わったり、祖父母たちはまだまだ元気だと思っていたら突然ガクッと動けなくなってしまったり。
自分の回りの人って永遠に元気でいてくれる気がしてしまいますが、そんなことはないんですよね。
あと、これはどうでもいいですが母たちからもブーイングが。
文句を言っても時は戻らないのよ!
周りのことを考えると、「やっぱりみんなが元気なうちに結婚式を急いだほうが良かったのかな?」という思いが頭をよぎることもありましたが、でも急いだら急いだで夫とケンカしたり、婚約破棄したり、結婚式場に隕石が落ちて一族全滅していたかもしれないので、現在の状態と選択がわたしたち夫婦にとって常にベストである、と思っています。
毎日を後悔なく幸せに生きることが、見守ってくれた人たちへの最大の恩返しです!
あ、ただその後はお披露目行脚のつもりが、「自分たちのアルバムを見せつけてご祝儀をもらう旅」みたいになってしまって……。
まさかお祝いをいただけるとは思ってなかったのですが、確かに逆の立場だったら用意するわー!
こちらがご祝儀は辞退していると言ってもみんな「いいから受け取って!」とご用意してくださるので、東京に帰ってからそれぞれ手紙を添えてお返し(内祝い)を贈ったりして、それが普通の結婚式と違って1回で済まないぶん、梱包と発送がちょっと大変でした。
お祝いしてくれた友人たちへの内祝いもそうで、個々にそれぞれ好きそうなものを選んでお返しを用意したので、買い物疲れてしまった……。
「家族だけの式はとっても楽しいけれど、内祝いがちょいと大変」かもしれません。
また、親戚たちにも会う日を調整してもらったりしたので、みんなわたしたちが押しかけて面倒だったかもしれない……。
結婚式って、どうしてするんだろう? とずっと思っていたのですが、こういうことをまとめて一回でやるため、という意味もあるのだなと知りました笑。
次回、さっそく夫とモメる。
つづく。