荒川区に住んでます-うちの夫観察絵日記-

荒川区在住30代夫婦の日常。三度の飯と夫が大好きな妻による、夫観察絵日記ブログです。

ゆいの森あらかわに行ってきました

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先月26日にオープンした荒川区の文化複合施設、「ゆいの森あらかわ」に行ってきました。
夫と建設中の現場を覗いては、どんなものが出来るのかワクワクしておりました。

 

「図書館嫌い」が驚く図書館

まず、おしゃれでびっくり!! 
外観は普通ですが(きれいだけど)、館内は木のぬくもり感のあるナチュラルな雰囲気です。

建物は5階建て+地下1階で
・中央図書館
・荒川区出身の作家・吉村昭の記念文学館
・子ども用の施設(ホール、絵本館、ひろばなどなど)

からなる複合施設とのこと。

図書館の感想を書く前に告白が……じつはわたしは公共の図書館があんまり好きではないほうです。
というのも子どもの頃、他の子どもが飽きて騒ぐ声がイヤで、またそれを睨んでる他の大人を見るのもイヤで、そして図書館の一角の狭くてシミだらけのクッションしかないキッズスペースに押し込められるのもイヤで、図書館に対してあんまり良いイメージがないまま足が遠のき。
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とはいえ、私用では図書館に行かないものの、社会人になってからは資料集めで開架式の図書館を回ることが多く、23区内の大きめの図書館はけっこうあちこち行ってます。

ということで前置きが長くなりましたが、いろいろ自分の経験などから比較しつつ、ゆいの森あらかわをウロウロしてみまして……、

ゆいの森あらかわは、
都内でも有数のとても素敵な図書館です!


と、声を大にして言いたいです! 
自分が荒川区民だということを抜きにしても!

 

知的好奇心を刺激する空間

まず、こちらの図書館は絵本の蔵書数が都内でも屈指の冊数を誇るということで、1階と2階は絵本館や児童書コーナーを中心とした、子どものための贅沢なフロアとなっています。託児室や木の遊具のあるひろばもありました。すごーい。
たくさんの子どもたちが目を輝かせて書架をめぐり、本を広げて夢中になっていました。

開架室は広々として明るく開放感に溢れ、テラスや広い読書コーナー、企画室が点在し、まさに「本の森」を散歩するよう。
遊びを通して楽しく学ぶことができる場であることが足を踏み入れた瞬間に感じられる、素敵なコンセプトの図書館です。

特に吉村昭の書斎を模した文学館は、大人にも楽しいですが、子どもにとってはまるで「本の森の主」の秘密基地を見つけたみたいで楽しいんじゃないかなあ。そこから作家という職業や、文章を書くこと、物語を紡ぐことに興味を持っていってくれたらいいな。知的好奇心というか、冒険心がうずく建物です。
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似てない

大人向けの一般書(3〜4階)の蔵書は、絵本に比べると区立図書館らしく普通で、美術書コーナーなども部屋を分けているわりにまだあんまり本がないかな……(これからに期待!)というかんじですが、3階と4階も開放的でありながら、1階と2階の賑やかさはいずこ、というくらい静かで落ち着いた雰囲気。席の間隔もパーソナルスペースを確保できてちょうどいい。5階の学習室では勉強している学生さんもたくさんいました。いいなー。


そして緑いっぱい、ハーブやお花がたくさんのテラスが気持ちいい〜。これからの季節がとても楽しみです。

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小雨が降っていたのでちと曇ってますが、桜の季節は荒川自然公園と都電沿いの桜並木も見えて良い景色!

 

大人も子どもも本の世界に浸れる

ゆいの森あらかわの良いところは、子どもは伸び伸びと、大人はゆったり本の世界を楽しめる空間づくりがされているということ。この心地よい空間は、蔵書の多さ、建物の広さ、デザイン、いろんな工夫の賜物だと思います。昔の自分を連れてきてあげたいくらい! ほんと、広くて良いです。
訪れた人が本を読むこと、本に囲まれることの贅沢さを存分に味わえて、本が好きになる図書館だと思います。

あー楽しかった。
テンションが上がって思わず本を借りて帰りました!
夫と一緒に利用カードを作ったので、また本を借りに、散歩に、ちょくちょく利用したいです。もちろん利用カードは区外の人も登録できます。
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しかし、子どもの施設もあるのに、建設中に喫煙所をどこに作るかでモメてる、という話を聞いて、ああ荒川区らしいなあと思っていたのですが、結局どうなったんだろう。
日中、図書館に自転車こいで集まるのはじーさまたちなので、荒川区の愛すべきラフなかんじは残してほしいですね……。

建物の1階にはカフェ・ド・クリエがあり、5階には飲食可のコミュニティーラウンジがあります。
自然公園の向かいだし、ひとりで行っても夫婦で行っても、子ども連れでもきっと楽しい、休日のお散歩にもぜひお勧めの図書館です。
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夫婦のおでーともできます

お散歩の際にはおすすめの荒川区グルメもどうぞ! 
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図書館で本を借りたあとは荒川自然公園のそばの焙煎コーヒーのお店でテイクアウトのコーヒーを買って、自然公園で本を読んだり散歩するのもおすすめコースです〜。

 

▼こちらの日記でも書きました

あと、上の写真でも桜並木の向こうに赤い屋根が見えますが、図書館からすぐ近くの旧三河島汚水処分場施設もすごく面白いところです! 図書館とセットで見学もいかがでしょう。 

(2020.8追記)

子どもが生まれたので、キッズスペースの遊びラウンジにも行ってきました。おすすめ!

アクセスの良さも魅力

そうだそうだ、ゆいの森あらかわはアクセスの良さもポイント高いです。知らない街の図書館ってたいてい迷うんですよね……。かといって路線バスに乗るのはなんか不安だし。その点、ゆいの森あらかわは最寄りの町屋駅から徒歩10分程度で行けるし、町屋駅前から都電でも行けるし、南千住駅前から出るコミュニティバスでも行けるので、そのあたりも大変素晴らしいと思います。

ゆいの森あらかわ
荒川区荒川2丁目50−1
https://www.yuinomori.city.arakawa.tokyo.jp/
◯区外の方が町屋駅を利用する場合のたぶんわかりやすい行き方(徒歩)は、地下鉄の場合は京成線側の出口から出て、京成町屋駅の裏にある「町屋文化センター」と「三菱ビルテクノ」のあいだの道をまーっすぐ歩いて、都電の線路が見えたら信号を渡らず右折し、区役所方面にちょっと歩く。または都電に乗って「荒川二丁目」停留所で下車。

 

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