荒川区に住んでます-うちの夫観察絵日記-

荒川区在住30代夫婦の日常。三度の飯と夫が大好きな妻による、夫観察絵日記ブログです。

栃木旅行の思い出(3/4)夜の露天とお花の焼酎

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二人でお風呂から出られなくなってヒーヒー言ったのも、混浴露天ならではの楽しい思い出……

前回からだいぶ間が空いてしまいましたが、楽しかった栃木旅行の話の続きです。

街は春めいてきていたものの山はビュービュー吹雪の時期に訪れましたが、大丸温泉旅館のお湯は内湯も露天も温度が高め。そして溺れそうなほど湯量たっぷりで、浸かっているぶんにはポカポカで雪見風呂(吹雪風呂)を楽しめました。(湯船から外に出ると「ヒィー!」でした。冬の露天はアブやら虫を気にしなくていいけど、移動がつらい……)
 
こちらの温泉の特徴は、「川の湯」と言うだけあってとにかく湯量の多さ!!!
湯量がすごくて気持ち良いー!!!!!
 
泉質は中性の「単純温泉」。
単純だから特徴がない、というわけではなく、体に優しいまろやかな泉質なので、肩までずーっと浸かっていても湯あたりすることはなく、心地よく心身の疲れを癒やせました。源泉は那須御用邸に引湯されているので、その効能はお墨付き。保湿成分もたっぷりで、お肌がすべすべぷりぷりになる「美人の湯」でした。
こちらのお湯は”体力はないけど温泉好き”という女性におすすめかもしれないです。

ただ、露天風呂に関しては混浴も女湯も濡れた石の階段を登ったり降りたりしないといけないので、足腰の弱い方やお年寄りにはちょっと大変な場所もあるかもしれません。

宿のなかには飲泉所があり、湧きたての温泉は飲んでもおいしかったです。消化器系に効果があるとのこと。なんだかふわっと体に染み渡るような味でした。焼酎を割ってもおいしかった……。

そうだそうだ焼酎!
夕食のときにいただいた栃木の白相酒造の麦焼酎「とちあかね」がおいしかったです。

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おいしいごはんとおいしいお酒!
 
こちらは栃木産の大麦に、東京農大が開発した「花酵母」を使って仕込んだ焼酎とのこと。花酵母で仕込んだ日本酒は飲んだことがありましたが、焼酎は初めて!
花酵母はナデシコなどの花の蜜から抽出された酵母で、お花の香りがするお酒を作る酵母というわけではないのですが、こちらの麦焼酎はなんだかふわ〜っと風に乗った爽やかな花の香りがする気がして、気分はもうお花畑。

味も優しい口あたりで、スイスイいけてしまいました。女性に人気のお酒という旅館の方の説明にも納得。

ちなみにあったかい温泉割りもおいしかったですが、常温の水割りのほうがわたしたちの好みでした。源泉の湯冷ましで割って飲んでみたかった〜。後日、同じ蔵の「87」という焼酎を取り寄せて、ヒラメといただきました。おいしかった! こんどは花酵母の芋焼酎を取り寄せてみたい。

 

お酒がとてもおいしく感じたのも、お食事との相性が良かったからだと思います。
夕食でいただいた那須牛の源泉しゃぶしゃぶは、とっても盛りが良くて野菜もたくさんいただけて、嬉しくなっちゃいました。

大丸温泉旅館は創業200年以上の歴史を持つ那須最奥の”秘湯”ですが、館内やお部屋も鄙(ひな)びつつも清掃が行き届いているかんじで、お食事もおいしくて従来の「秘湯宿」のイメージが覆されました。こんなにサービスが良くて秘湯なんて!
 
 
あと、古い温泉旅館ってお部屋のトイレが筒抜けだったりイマイチなところが多くて、夫の気配を感じるとふんばれないわたしには切実な問題でした。
たいていの旅先ではホールのトイレや御食事処のトイレにコソコソ走っているのですが、こちらの旅館は客室のトイレはちょっと古かったものの客室フロアの廊下にやったらきれいな女子トイレがあったので、お腹の具合を気にせず心おきなく温泉を飲みまくることができて嬉しかったです。(お腹は飲泉で特にゆるくなったりはしませんでした)

 

山の美しい自然を堪能して、すっかりリフレッシュできました。
また違う季節に行って、宿に行く道の途中にあったかわいいカフェや雑貨店などにも寄ってみたいです。再訪したい宿が増えました!

次回、今回の旅の最大の目的でもある「益子焼を買う」編へつづく。

◎栃木県那須郡那須町湯本269
◎那須塩原駅からバスで約60分
※那須塩原駅(または黒磯駅)から温泉への路線バスは、宿からいただくバスチケットで無料送迎(宿に電話をして要予約)。