ガーデニング初心者でズボラなわたしたち夫婦ですが、この夏に初挑戦したバルコニー菜園はおっかなびっくりながらもいろいろ楽しくうまくできたかなと思います。
プチトマトやゴーヤ、大葉、ハーブ類などを育ててみましたが、特に育てやすかった野菜がオクラ!
立派に育ってうれしいわ。
今年は1株しか植えなかったので1週間に1〜2本収穫のペースでしたが、実をつけるときに1日だけ咲く花はきれいだし、虫はあんまりつかないし、なんともすばらしい野菜でした。
と、観察するのもいいけれど、やっぱり目的はおいしく食べること!
家で育てたオクラは市販のものより大きく、粘りが強い気がします。
欲張って大きくさせすぎると硬くなって食べられなくなっちゃうので、見極めが難しかったです。
さて、我が家のオクラの食べ方。
夫はモロヘイヤと一緒に細かく包丁で叩いて、納豆と混ぜて食べる「モロヘイヤオクラ納豆」がお気に入り。
オクラはさっと茹でて細かく刻んだ状態で冷凍すれば、6ヶ月は保存できるとのこと
家で穫れたオクラは、たいていこのモロへイヤオクラ納豆にしました。
わたしの好きなオクラ料理は、インド料理の「クルクリ・ビンディ」。
ヒンディー語でクリスピー・オクラ。そのまんま、スパイシーでクリスピーなオクラのフライです。学生の頃によく行ったインド人街の食堂でいつも頼んでいたメニュー(安くて多かったから……)。
インドっぽいスパイスを混ぜてオクラに和えて、さらに衣に米粉とひよこ豆粉(ベサン粉)をまぶして、高温の揚げ油で2、3分揚げるだけ。とってもビールに合います!
豆の部分を削っておくのが正しいレシピ。でも、もったいなくてそのまま使っちゃう。
こちらのクルクリ・ビンディを、スーパーで手に入りやすい材料でアレンジしてみたのでご紹介。
チャンキーチャットマサラという手に入りづらいスパイスの代わりにクミンの分量を増やし、オニオンパウダーを追加して、米粉だけで揚げています。
【クルクリ・ビンディ風 オクラのスパイシーフライ】
・オクラ 2パック(12本くらい)
・クミンパウダー★ 大さじ3
・チリパウダー★ 大さじ1
・ターメリック★ 大さじ2
・コリアンダー★ 大さじ2
・オニオンパウダー★ 大さじ1
・黒コショウ★ 小さじ1
・塩★ 小さじ1弱(お好みで。夫は小さじ1.5がいいと言ってます)
・米粉 大さじ3
・クミンシード ひとつまみ
・レモン汁
(1)★のスパイスを全部混ぜる
(2)オクラを食べやすい大きさに縦に切る
(3)オクラに★のスパイスをまぶすように和える
(4)米粉をまぶすように和える
(5)しっかり高温にした揚げ油にクミンシードを入れ(香り付け&油の温度チェック)、オクラを入れて2、3分揚げる
(フライパンに1.5cmくらいの油でいけるとおもいます)
(6)レモン汁をかけていただきます!
スパイシーでカリカリでねばねばでおいしいですよー。
教えてもらったレシピだと、先述の「チャンキーチャットマサラ」というクミンとドライマンゴー、塩と黒胡椒とアサフェティダのスパイスミックスを使うのですが、これがあまり売ってない。
MDH チャットマサラ 100g 1箱 Chunky Chat masala
家でスパイスを調合することも考えましたが、材料のアサフェティダの別名があまりの臭いのキツさから「悪魔のクソ」と呼ばれていると知ってしまい、手を出せずにいます……。
衣には米粉とベサン粉を使いますが(インドの揚げ物は大抵ベサン粉らしい)、米粉だけでも手軽でおいしいかなと。
チャンキーチャットマサラもベサン粉も、お手元にあればもちろん使ってくださいまし。
今年の我が家のバルコニー菜園ではこちらのフライを作るほどのオクラは収穫できなかったので、来年はオクラは3株くらい植えて量産に挑戦してみようかしらと食い意地夫婦は野望を燃やしています。