夫の謎の父心……
3月3日、娘の初節句のお祝いをしました。
娘はヘアバンドをつけて、ちょっとおめかし。
しかし「なんでこっこの頭、居酒屋の大将みたいになってんの」とおしゃれを理解しない夫だった
おひなさまの人形はわたしのものを実家から持ってきて、娘に引き継いでもらうことに。屏風とお道具だけ新調してもらいました。
30ウン年前に買った雛人形も小黒三郎さんの木のパズルも、母がずっと手入れしてくれていた愛を感じます。
娘もじーっと見てました
おひなさまは一人ひとつで受け継ぐべきではない、お嫁にいったら役目を終えるので人形供養すべきだという説もあるみたいですが、これ以上ないくらい気に入っているおひなさまなので、娘が「自分のものが欲しい」と言って自分で選べるようになるまでは、まだまだ現役で働いてもらおうと思います笑。
なにせお内裏さまが夫にそっくりすぎてもう……。
たいていのお内裏様は夫に似ているけど、特に似ている
おひなさまの前でこっこが寝ていると、見守るおひなさまもとても嬉しそうに見えました。
「つまちゃんよかったねえ〜」みたいな声が聞こえた気がしました。
すくすく育っておくれ
というか夫がわたしの背後で「つまちゃん、良い人と結婚できてよかったねえ〜。受け身の夫でよかったね〜」と言っていました。
まあこっこと会えたのも夫のおかげです笑
しかしぜんぶお下がりなのもアレなので、夫とわたしからはつるし雛飾りを用意。
テレビで見た伊豆稲取のつるし雛のお祭りが素敵だったので「これは!」と思って注文したものが届きました。
つるし雛の発祥は伊豆稲取なのだとか
こっこを近づけたらさっそくフンフン息を荒くして掴もうとしたので、危なかった。ゆらゆらするものが好きなのよねえ。
正絹でできた細工物はお手玉や草履、桃、巾着、三番叟などなど。どれもぷくっとしていてかわいい。
特にわたしのお気に入りは”這えば立て立てば歩めの親心”、子どもの成長を願う意味の「這い子人形」。
お尻がパァーンとしていて、娘と夫にそっくりでかわいいです。
つるし雛は伊豆稲取のこちらのお店↓で買いました。
サイズは迷いましたが台やテーブルに載せて飾りたかったので60cmのものにしました。
デザインもシンプルなかんじで、でも華やかで明るくてとってもかわいくて大満足!
作った方のまごころを感じる作品でした。
おひなさまの隣に飾ってみると、テーブルに緋毛氈をかけてもよかったかもねえ、となったので、それはまた来年。
のんびりとこっこなりのおひなさまのお祝いを作っていこうかと思います。
夫は「おひなさま、1年じゅう飾ってたらいいよ! お嫁になんていかなくていいよ! つるし雛も唐辛子を中心に飾ろう」とピーピー言ってます。
唐辛子は家で育てたコレでいいじゃん
娘が生まれたときから「こんなかわいいのに、いつかお嫁にいっちゃうの?」と一人で悲しくなったり、「彼氏連れてきたら、どんな好青年でもぼかぁ一発殴ってやる!」と一人でいきり立っている情緒不安定な夫。
さておひなさまといえば楽しみなのがごはん……。
ごはんはずっと食べたかったので夫に谷中の乃池の穴子寿司と、父には「呼きつね」のお稲荷さんを買ってきてもらってすしざんまい、わたしはお吸い物を用意するだけで楽させてもらいました。お寿司はパクパク片手でつまめてありがたい!
呼きつねは差し入れオブ差し入れというかんじ。穴子寿司もお稲荷さんも最高に美味しい
夫家族からはおひなさまのお菓子や岡山土産のきびだんごをいただき、こっこも彼女なりにおひなさまのお祭りを楽しんだ……かもしれません。
ごちそうもお菓子も娘は何も食べられなかったけど……。桃のきびだんごおいしかった
娘に望むことは、おひなさまみたいに周りの人を幸せにしてくれる子に育ってくれるといいな〜ということだけです。
……いや、あとマスクとか転売しないような人に育ってほしい笑。
▼そういえばいつかの結婚記念日に行ったフェスがまさに伊豆稲取だったので、伊豆稲取には縁があるっちゃあるかもしれない。
ちなみに飾った桃の花は虫がつきまくっていたみたいで、ひなまつりの写真撮影後に突然10匹くらいイモムシが這い出てきて我が家は阿鼻叫喚でした。こっこにもイモムシがついていたかもしれない。唐辛子の魔除けがきかなかったわ……。