絶景には申し訳ないが
前回
黄金の滝・グトルフォス
ギャオ、ゲイシールと続くアイスランドの観光名所群・ゴールデンサークルのクライマックスは、その名の由来ともなった"黄金の滝"グトルフォスへ。「フォス」はアイスランド語で「滝」の意味です。
バスを降りると「これぞアイスランド!」なダイナミックな光景が眼前に広がっていました。
どどーん!
幅70m 、落差30mの巨大な滝です。滝がモコモコ凍っている氷瀑の部分はクリームソーダのアイスの周りが凍ってシャリシャリしているところのようで美味しそうだ
2つの氷河から流れ出る大量の水がドドドド、という轟音と共に水煙を立てながら勢いよく落ちて、広大な2段の滝を作っています。
眺めていると吸い込まれそうになって怖いくらい!
そういえばアイスランドの観光名所はけっこう危なそうな場所でも簡素な柵しかなかったり、普通に立ち入れるようになっていました。
グトルフォスも滝壺の近くまで行ける道がありましたが、さすがに冬だったからか誰も降りてなかったな……。
背後の心もとない柵と崖に注目。ちなみに足元の地面はつるつるに凍っています。こわい
アイスランドの冬は日照時間が少ない&曇りや雨の日が多いらしいので、グトルフォスの名の通り太陽に照らされた滝が黄金に輝いている姿を見ることが出来てラッキーでした。
滝、enough
旅程
こうしてゴールデンサークル周遊を終えたツアーバスは、スタート地点のレイキャヴィークと最終日に行く氷河のちょうど真ん中くらいにある1泊目の宿泊地・ヴィークのホテルを目指しながらトイレ休憩も兼ねて観光名所を回るのです……が、
立ち寄り先は全部、滝……。
2時間移動→1時間滝見学→1時間移動→1時間滝見学、のリズムでバスは移動。
滝の他には見るものもやることも特にない……笑。
もちろんどの滝も壮大で素晴らしいスポットなのですが、なんかこうグトルフォスを見たあとだし、立て続けに濃い味のメニューを食べているような……今日1日で一生分の滝を見たんじゃないかという滝enoughな気分に。
滝以外は何もない(ライトが見えるのは駐車場)滝はあっち→
ホテルに近づいた頃には、ギャオでのツアー客集団失踪事件による遅れもありすでに時刻は夜7時近く。
ヒゲ兄ちゃんはここにきて更に「もうひとつ滝があったんだけど」と言っていましたが、わたしたち以外のツアー客からも「滝enough」の声があがり、ツアー客の総意で「今日はもう滝いいや……」ということでホテルに荷物を下ろして一泊となりました。
夜は夫が楽しみにしているオーロラハンティングツアー。ヒゲ兄ちゃんがAurora forecastというアイスランド気象庁のオーロラ予報をチェックして、オーロラが見えるようだったら外に連れ出してくれるとのこと。
果たしてオーロラは現れてくれるのでしょうか?
次回、「夫、オーロラハンティングで自分がハンティングされる」につづく。