夫はいいやつだ……
こういうときに、こういうことを考えてる夫のことは、無欲でえらいなあと思います。
わたしは「1億円の当たりくじが風に乗って飛んできますように」とか「竜涎香(高級な香料のもとになるマッコウクジラの落としもので、取引額の大きさから「浮かぶ金塊」の異名を取る)がたまたま家の前に落ちてますように」とか、そういうことを考えてしまう。
さて、夜にバルコニーでお茶をする習慣が、春になって復活しました。
一緒に暮らし始めたときのマンションはバルコニーが狭かったので、いつも二人でギュウギュウになって座って、室外機の上にキャンドルを灯してお茶を飲んでいました。
入籍したときは友人たちにキャンドルやキャンドルホルダーをリクエストしてお祝いにもらったので、おかげさまでキャンドルだけは豊富な我が家。
今のマンションはテーブルが置けるようになったので、「ビッグ・リボウスキ」のお風呂みたいにいっぱいキャンドルを灯しています。
夫の言うとおり、キャンドルを囲んで夫婦で仲良くお茶をすること、これ以上の贅沢はないのでわたしも欲の皮つっぱらせないようにしないといかん……。でも竜涎香欲しい。
▼竜涎香を知ったきっかけの、東アジアの香料史の本(残念ながら絶版で古本しかない……)。山田憲太郎先生の著書は、香料やスパイス好きは必読のものばかりです!! ほんと面白いです!!!!