荒川区に住んでます-うちの夫観察絵日記-

荒川区在住30代夫婦の日常。三度の飯と夫が大好きな妻による、夫観察絵日記ブログです。

飛騨高山旅行(2)時代劇のあれ

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大岡越前でもおなじみの、江戸の法廷”お白洲”。この石を膝に乗せる拷問道具は脅しみたいなもので、実際にはあまり使われていなかったみたいです。とても重そう&痛そうで、あほなこと言うやつを乗せたくなりました。

旅行疲れが出てきて、この1週間すごく眠い……。

前回はこちら。


旅の2日目は、まず高山の街を観光しました。陣屋屋敷や朝市を見学したり、古い町並みで飛騨牛にぎりを食べたり、高山ラーメンを食べたり。「塩せんべい」も買いました。すっごくおいしかった!!

さてさて、今回の飛騨旅行の目的のひとつ、それは円空上人作の仏像を観ること。
円空は、各地の霊山をめぐりながら12万体もの仏像を彫ったという、江戸前期のお坊さんです。


2013年の東博での展覧会の垂れ幕が千光寺にあった! なつかしい〜。

3年半前、夫と付き合い始めて間もないときに、たまたま東京国立博物館で開催していた円空展を観に行って、その彫刻の迫力に2人で感動して「また観たいね〜」とずっと言い合っていました。ということで、円空仏との再会に心躍ります。

まず向かったのは高山駅近く、円空作の弁財天が安置されている飛騨国分寺。和尚さんに仏像やお寺の歴史について解説していただきました。

その後レンタカーを借りて山を登って、標高946mのところにある千光寺へ。
久しぶりに車の運転をする夫が、いきなり山道の運転でガチガチになっていて恐かった。
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音楽も気が散るからかけずに無音のドライブ。しかも手汗でハンドルが滑る、と恐ろしいことを言い出したので、助手席のわたしは怯えていました……。

お寺では必死に旅の無事を願いました。帰る頃には夫も運転に慣れて、楽しいドライブになったのでよかったです。

千光寺の寺宝館では、東博の展覧会でも目玉だった両面宿儺像(展覧会垂れ幕の仏像)をはじめとした仏像の数々に再会できて嬉しかったです。やっぱりすごい迫力!
こちらの顔もほころんでしまうような、素朴でかわいい観音さまもありました。観れてよかった〜。


寺宝館の前にあった、謎の仏像?群と。

お寺には蜂が多くて、逃げるように下山しました……。

そうだそうだ、樹齢1200年を超えるという、天然記念物の五本杉も見にいってきました。


正面から見たら4本に見えるけど、5本ありました。立派でした!

千光寺を下りたあとは、国道158号をまっすぐ走って「飛騨大鍾乳洞」へ。
わたしは洞窟とか鍾乳洞のたぐいが大大大好きなので、楽しみにしていました!!
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子どものときに、よく布団かぶって地底世界の住人になった妄想をしていました。その延長で、洞窟とかが今でも好きなのかも。

洞窟内はひんやりしていました。遊歩道は観光用に整備されていますが、それでも床が濡れていたり、天井から水滴がポタポタ落ちて背中に入ったりしてちょっとこわい。錆びついた階段をソロソロと登ります。

洞窟内は、苔などの繁殖を抑えるために青や赤のライトアップが施されているのですが、これが微妙なネーミングのキャプションと相まって、なんかちょっと秘宝館みたいなB級の雰囲気が……。


キャプションも、併記されているのが英語じゃなくて「TENGARON HATTO」とかローマ字表記なのがなんともいえない。

とはいえ自然が長い時間をかけて作り出した鍾乳洞は、まるで太古の海の底のよう。神秘的で美しかったです。そして全長800mだけあって、すごく広かった……。坂や階段を上がったり下りたりで、翌日は筋肉痛でした。


鍾乳洞、おなかいっぱい。

つづく。