写真展を絡めた4コマネタがうまく浮かばなかったので、ふつうに日記ですー。
夫が、好きな作品が展示されているというので、ライアン・マッギンレーの展覧会に行ってきました。若くして「アメリカで最も重要な写真家」と評されている方らしいです。でも誰だろう? と思ったら、シガー・ロスの『残響』というアルバムの、裸で走ってるあの強烈なジャケットの写真家さんでした。
今回の展示の目玉作品「YEARBOOK」を前にする夫。ヌードのポートレートです。
会場は一部作品を除いて撮影可でしたが、写真を写真に撮るってどうなんだろう。とりあえず写真を眺める夫を撮っておきました。
モデルは、ニューヨークの街角で声をかけた一般の人たちとのこと。展示室30メートルに渡って広がる色とりどりのヌードの数々。月並みの感想ですが、色とりどりの個性、そして人生を感じます。圧巻で、すごくきれいでした。
ふだんは自分のことばかり考えるのに忙しくて、道行く人の人生や個性に無関心なんですが、こちらの作品を観たあとは、すれ違う人たちの顔に、夜の家々に灯る無数の窓の明かりを見たときのような郷愁と愛しさを覚えたり。
ちなみにシガー・ロスのアルバムジャケットはこれです↑ おしりー
夫が見たかったという作品は、人物の横顔のアップの写真(《Taylor (Black & Blue)》)でした。こちらもとても素敵でした。
帰宅して、夫を撮って遊びました。写真は見るより撮る派のわたくし。
夫ごしに季節を感じるのが好き、と以前書きましたが、その延長で夫の写真も撮りまくっています。
でも、アナログカメラの頃と比べて、スマホやデジカメのおかげでたくさん写真を撮る機会は増えたものの、撮ったものを見返す時間が減った気がしていました。
夫との写真はwebアルバムで整理して共有していたのですが、頭をつきあわせておしゃべりしながらアルバムを開くあの楽しさが足りない! ということで、最近はフォトブックにまとめています。
キャプションやエッセイも充実で読み応えありの1冊、それが夫写真集。たまにがんばってセルフタイマー撮影した2人の写真も混ぜ込んでいるのですが、カメラマンがわたしだから、基本的に夫づくし。
夫写真集は、制作と校正作業に大変な労力をかけているわりに、発行を待ってくれている愛読者は夫のお母さまと夫のお祖母さまくらいしかいないのですが、これからも作り続けて、真珠婚式あたりで「大・夫写真展」を家で開催しようと思っています。
夫は、「自分の写真を見たって面白くないよー! つまちゃんの写真も撮ってあげるよ!」と言ってくるのですが、人を下から撮ってきたり、ありのままを残さんとするスタイルが多いので、ちょっとは盛ってほしい……。
ちなみに、多少値段は張っても、印刷がきれいなところがよかったのと、180mm×180mmという好きなサイズがあったので「MYBOOK」というサービスを使っています。毎回3、40ページくらいになっちゃうので1冊につき4500円くらいかかるのですが、その価値はある仕上がり! 写真もきれいだし、文字もきれいに印刷してくれます。
編纂せねばならない写真がたまってきた!