(絵の、座席の位置がコロコロ変わっているのは気にしないでください……)
夫と出会った当時の私の職場は、人のことを「おいお前このやろう」と、お前呼ばわりしてくるような失礼な野郎が上司の男所帯だったので、夫のような言葉遣いが丁寧な男性が新鮮で、また夫と初めて会ったときもいわゆる女子会だったにも関わらず、場に自然にキャッキャと馴染んでいたので、夫はあまり女性に興味がない性指向の人なのだろうな〜、と短絡的ですが勝手に思い込んでいました。紹介してくれた友人が新宿2丁目の常連だったこともあったし。
さらに夫はいちいち行動や反応が女の子より可愛らしいことがあるので、疑惑も確信に変わっていきました。
だけどあんまりそっち系の人にモテそうなかんじに見えなかったし、お父さんが厳格なタイプと言っていたので、いろいろ孤独な悩みを抱えている結果、優しげな人になっているのだろうなあ〜とこれまた勝手に納得していました。
まして、付き合っていた女性にふられちゃった、という話をしていたということを聞いて
ということで、絶対夫は話を合わせてるだけだわ! と私の思い込みを強める結果となりました。
つづく
ちなみにこの付き合っていた彼女と別れたなんやらの話は、我が家では家庭の平和のため、やはり夫の妄想だったということになっています。
複雑な乙女ごころ