「自分を増やす」とはいろいろ超越したタスクマネジメント
4月より無事進級して年長さんになったこっこ。
相変わらずやりたいことがたくさんあるようで「こっちゃんが足りない」と悩んでいる様子。
そのへん、足りないの時間じゃないんだな……。
ただやりたいことがあるのはいいことなのですが、忙しくしすぎて勝手に疲れて「脳がひっくり返りそうでイライラするわ!」とキーキー怒り出すことも。
癇癪というほどでもないけれど、「意味不明な怒りが脳から降りてきてこっちゃんの大腸さんがひっくり返って胃から出そう!」など感情を実況しながらこちらを追っかけてくるので騒がしい。
「はらわたが煮えくりかえる」という言葉をまだ知らないはずのこっこが”怒り”をはらわた系に感じるとは、最初に「はらわたが〜」の表現を作った人はすごいなあ〜
まだまだ5歳、心と体の成長痛みたいなものかな、とは思います。
一応今までもキーキーしたときの対策として、睡眠時間を長くする、鉄や亜鉛を摂る、漢方(小建中湯)を飲む、一緒にストレッチする、リラックス作用のあるサプリのグミを食べる、鮭とばやこまいなど噛みごたえのあるおやつを食べる、親が「わかるよ」と受け止める姿勢を見せる……思いつくことを試しましたが、そのへんの効果は正直わからず、とりあえず夫にリラックスグミ食べさせたら夫がリラックスしすぎてよく寝ます。
こっこのキーキー対策に付き合って硬いおやつやグミを食べたおかげで、夫はますます穏やかに……
そんなこんなでこっこに寄り添おうと思ってはいるものの、年中さんの3学期の始め頃、悪態を吐くこっこにわたしもついイラッとして売り言葉に買い言葉でけんかしてしまいました。
「こんな言うこと聞かない人は年長さんにみんなと上がれないよ、こっこは4月からは一人で年中でも年長でもなく沼組さんだな」と脅してしまったところ(花組、星組系の幼稚園らしいキラキラした名前の組と対極にあってドロドロしてていいかなと思って沼組)、「ぬ、沼はいやだ……!」と本気で怯えてしまったらしいこっこ。
そのけんかから2ヶ月くらい経った学期末、先生と保護者の個人面談のあと、待合室にいたこっこが開口一番「わたし年長さんに上がれるって先生言ってた……?」とおずおず聞いてきたので、その話をすっかり忘れていたこちらは「え、まだ覚えていたんだ!?」と驚いてしまいました。
そこまで気にしていたとは、軽口のつもりだったに不安にさせて申し訳ない。
面談待ち中も気が気でなかったらしいこっこ……
わたしも今後は子どもを冗談でも脅すのはやめようと反省しつつ、こっこは「園では良い子にしようと努力してる」とふだん言ってるわりに本気で留年を心配するほど後ろ暗いことがたくさんあったんだなあ、と思いました。
もちろんこっこ自身「幼稚園でいろいろ気を使ってて、ストレスが溜まりがちなんだよね」とよく言ってますし、「すべてが気にくわない!」と家でキーキーモードになったりしたときはその後に「じつは幼稚園でおともだちと滑り台の順番についてけんかして泣いたんだ……」などポロッと言うので(数日後に「あのときは……」と言ったりすることも多いけど)、何か親に言ってないことが毎日いろいろあるのでしょうね。担任の先生がしっかり子どもたちを見てくださっているので園でのことは基本ほっておいてますが。
それでも本人も年長さんになってからは「○ちゃん(大好きだった昨年度の年長さん)みたいな、すてきな年長さんになりたい」と目標があるみたいで、キーキーしそうになったら「こういうときはお気に入りの本を読んで脳くんを落ち着かせる」など自分の感情をコントロールしようと、5歳児なりにがんばっているようです。
5歳児は本当に忙しそうで、一緒に成長している親としても事件だらけで日々大わらわです。
だからこれ以上こっこは増えないでほしい笑。
▼こっこの人形劇遊び、紙芝居台が活躍しています。夫はこっこの遊びに巻き込まれているときが幸せそうだ
▼アイハーブで買ったスマーフ印のリラックスグミ。「スマーフベリー味」という謎のフレーバーなのですがこれめっちゃおいしいです。ちょっと硬くて歯にくっつくのでこっこは「虫歯になりそう」と好まず、夫とわたしがムッシャムッシャ食べている。