2歳なりに味わう、仕事がおわらないきもち……
▼前回
こんな話を書くとこっこはまるで働き者のいい子みたいですね。
もちろん言われた仕事(ゼリーを作るためのデラウェアの皮むき)をしっかりやってお給料を得ていましたが、皮をむいたデラウェアの粒を口に入れ、「こっちゃんつまみ食い……しなぁいグゲッヘッヘッヘ」と笑いながらよだれと共に口から出して、皮をむいた方のボウルに入れるという蛮行をしていました。
おかげで出来たゼリーはこっこのよだれ入りでした。
(自分メモ)デラウェア入り寒天ゼリー
デラウェア一房、粉寒天1グラム、水100CC、甜菜糖20グラム おいしかった
さてこっこのお仕事とお給料。
夫との相談の結果、こっこのお給料は紙でお金を作って、
・日々のごはん支度の手伝い(調理、配膳、片付けなど)
・ガーゼやハンカチをたたむ
・生協さんの受け取り(食材を台所に運ぶ)
・真面目に床掃除
というお手伝いをしてくれたときに渡すことになりました。
しかしはたして労働の対価としておこづかいを渡すことにしたので、今後「お手伝い=お金がもらえる」、とあまりイコールにしても教育的によくないのか、逆に守銭奴くらいになるほうが将来「やりがい搾取」とかされない人になるのか……。
何が正しいのかわからないな〜。
こっこは「おかし作りは? パズルをしたときは? 滑り台じょうずにすべったときは?」とお給料をもらうシチュエーションを増やそうとしましたが、とりあえず上記のお手伝いに絞っています。
あと、お店屋さんごっこのときはおもちゃ銀行のお金を使うようにして、「ごっこ遊びのお金」と「物を実際に買うためのお金」は線引きするようにしています。どちらも贋金ですけども。
▼こっこ愛用のおもちゃ銀行。硬貨のみ使っています。おもちゃ銀行はセリアにもあるけれど、1円玉と5円玉が入っているものはこちらしか見つかりませんでした。ちなみにセリアのものと違って本物の硬貨と同じサイズなので、コインケースにちゃんと種類別に入れられるのがイイ!!!
ひとまずこっこの労働意欲が高まってくれたおかげで、こっこがせっせとガーゼ畳みなど(わたしにとって面倒な家事)をやってくれて大助かり!!
「こっちゃんありがとう、お給料です」とお金を渡すと、こっこはすごく嬉しそうで、鼻を膨らませて大事にお財布にしまいます。
そしてニヤニヤしながら「ひゃくぅ〜にひゃくぅ」と床にお金を広げて勘定しています。(あ、これのおかげでちょっとだけ100の単位の簡単な足し算ができるようになりました。えらい)
2歳4ヶ月で仕事を始めてから、2歳6ヶ月現在までの2ヶ月で自力で買った絵本は4冊。
こっこが労働の対価で買った絵本は「ちか100かいだてのいえ」「うみの100かいだてのいえ」「むしのおうちをのぞいてみよう」「うみのなかをのぞいてみよう」。こっこなりにテーマを決めて本を買ったのか、偶然か
しかし先日は、お給料が目標の半分くらい貯まったところで和菓子屋さんに行ったときに
「ねえ、こっちゃんのお給料でみんなにどら焼き買いたいな」と言ってくれて。
わたしはこっこの優しさに思わず「天使を産んでしまった……」と涙しそうになりました。
「お給料使ったら、またいっぱい働かないと絵本買えなくなっちゃうよ。それでもいいの?」と言ったら
「じゃあいいや」
と言われたのでどら焼きは普通にわたしが買いました。