先日の日記でチラリと書きましたが、2016年から「欲しい欲しい」と言い続けていたレモン絞り器。ようやく理想のものを見つけて買いました〜。
それがこちら!
ローゼンダールのGrand Cruシリーズのレモン絞り器。
レモン絞り部分が厚みのあるプラスチックで、受け皿もこれまた厚め&深めのガラス容器。
ずっしりと重量があるので安定感があり、力いっぱい絞っても滑ったりすることなく安心です。
受け皿もボウルとして使えるようなものが欲しかったので、まさにこちらはわたしの理想のデザインでした。
我が家の定番のレモン鍋を作るときだったり、こっこに柑橘の果汁を絞るときだったり、かなり大活躍しています。やった〜。
さてさて今日はこちらを使ってレモンを絞り、カッテージチーズのお菓子を作ってみようと思います。
カッテージチーズといえば白ワインビネガーを使って作るものや、トルコのギョズレメなんかも以前ちらりと紹介しましたが、今回はスゥィロークというロシアのお菓子。
意味は「チーズくん」的なかんじでしょうか。カッテージチーズをチョコレートで包んだスティック菓子です。
夫は「カッテージチーズだからヘルシーなお菓子だね!」と言いますが、溶かしバターと粉砂糖を加えてチョコレートでくるんでいるので、それなりにやばいやつです。
ルーツは19世紀、西シベリアはアルタイ共和国に始まるらしく、現在もロシアを始め旧ソ連圏の乳製品売り場でうまい棒のようにバラバラと個包装でだいたい60円くらいで売っています。スゥィロークの美味しさは世界に広がり、ハンガリーで人気のお菓子、トゥーロー・ルディの元もこちらのスゥィロークなんだとか。
牛乳1パックを使って作るので、牛乳がだぶったときなどの消費にもおすすめ。
いつか牛乳パックを型にして巨大スゥィロークを作って恵方巻きのようにかぶりついてやろうと思っていましたが、いざそれが出来る立場になると……胸焼けしそうでだめですね。
(材料)
・牛乳 1リットル
・レモン 2個(レモン汁60gくらい)
・無塩バター 30g(レンジでチンして溶かしておく)
・粉砂糖 30g
(てんさい糖でも作れましたが口溶けは粉砂糖に軍配が)
・バニラエッセンス 適量(5滴くらい)
・上掛け用チョコレート(ビター) 180〜200gくらい
★チョコレートは甘くないものがよいです!
1)牛乳を鍋に入れて火にかけ50℃くらいまで温めて、レモン汁を加えて混ぜます。
すると乳が凝固して、水分(ホエイ)と凝乳(カード)に分かれます。あっという間にチーズの出来上がり〜。
2)目の細かいざるなどに入れて、チーズの水分を切ります。これでだいたい260gくらいのカッテージチーズが出来ます。
3)粉砂糖、溶かし無塩バター、バニラエッセンスを加えて、ハンドミキサーなどでしっかり撹拌してなめらかにします。
4)絞り袋に入れて、好きな形のシリコンの型に入れます。今日はかわいいくまちゃんチョコも作ります。ヘラなどを使って表面をならし、冷凍庫に入れて1時間ほど固めます。
6)型から取り出す前に、上掛け用のチョコレートを湯煎して用意しておきます。
取り出すとこんなかんじ。くまちゃーん。
7)ここからの作業は写真を撮る余裕がない。竹串などにチーズを刺してチョコレートをかけるか、細長い容器にチョコレートを入れて浸すなどしてチョコレートをぐるりと全体にかけます。すべての作業を終えたら、冷蔵庫で冷やします。
8)チョコがちょっと厚くなってしまったけど、できた〜。よく冷やしていただきます!
食感はカッテージチーズらしくちょっとポソッとした独特の口当たり。レモンを使って作るので味は意外とサッパリしていて、1個食べると「もういいかな」と食べた直後は思うのですが、30分くらい経つとまた食べたくなって手が伸びる……あと引く魅力に満ちた、危険なお菓子です。
ポイントはやっぱり上掛け用のチョコレートはビターで作ることでしょうか。
ぜひ作ってシベリアに思いを馳せてみてください。
さて、くまちゃんはどうなったのかな?
…………。
……チョコレートに浸すときに、チョコの中に落としました……笑。
(奥の藁人形みたいなのはチョコにチーズが溶けてしまったので適当に刷毛で塗った2匹めのくまです)
リベンジを誓う!!
▼使った型はこちらですが、シリコンならなんでもいけます。この型よりもう一回り小さいほうがいいかもしれない
上掛け用チョコはtomizで買ってます〜。
▼カッテージチーズといえばギョズレメ
▼レモンといえば!
▼キッチングッズ大好きです。増えすぎないようにしないと……
お題「#買って良かった2020 」