こっこにきょうだいが出来ました(鉄製)
「使ってみたいけど手入れが面倒くさそうだしぃ〜重いしぃ〜」と長年二の足を踏んでいた鉄製フライパンにとうとう手を出してしまいました。
deBUYER(デバイヤー)の鉄のクレープパン(24cm)!!
今持っている24cmテフロンフライパンの蓋(マイヤー)を共有したかったというだけで24cmにしましたが、これがまた使い勝手のいいサイズ
5月末に購入し、1ヶ月ほぼ毎日使っています。いいかんじに黒々してきました。
しかしただでさえ不慣れなこっこの育児でピーピーしているのに、手入れが大変そうな鉄フライパンなんて……、と夫には反対されました。
そこで新しいフライパンをおろす前の「火入れ」という一番楽しい工程を夫にやってもらったところ、愛着が湧いたらしく「鉄フライパンたのし〜い」と今では夫のほうがキャッキャと鉄フライパンで料理しています。ちょろいぜ。
さらにオムレツの練習をし始めた夫
普通のフライパンではなくクレープパンにしたのは、最近春巻きの皮を自作しているので、まずは薄い生地をぺりっと剥がしやすいクレープパンが欲しかったからです。
でも嬉しい誤算でクレープの他にもお肉やお魚のソテー、卵料理なんかにも普通にいろいろ使えて、クレープや春巻の皮ではなく別の用途に使うほうが多いです。
さて、鉄の調理器具の醍醐味は、なんといっても「育てる」こと。
ブリキのパン型やケーキ型なんかも使い始めに火入れ(空焼き)をして、それから何度も焼くことによっていいかんじにスルリと型から抜けるように育っていきますが、鉄も同様に火入れをして、せっせと油を塗って、やがて焦げ付かないフライパンになり……。こうして使いやすくなるまで地道に使い込んで「育てる」という感覚がたまらないのですね……。
でも手入れを怠ると錆びてしまったり、使う前にきちんとフライパンを熱して油ならしをしないと食材が扱いづらくなってしまうので、そのへんが鉄の調理器具の難しいところというイメージ。
でも実際使ってみると、クレープパンだと鉄のわりに全然軽いですし(というかジオプロダクトの鍋のほうが重い)、懸念していた手入れも使い終わったあとはティファールで沸かしておいたお湯をざっとかけて、竹ささらかタワシでガシガシ流し、あとは油を塗っておくだけという楽さ。きちんと手入れすれば、洗剤だって使える。
鉄フライパン、思ったより楽だなあ!
使う前は取っ手の部分の銀色が全体の色でした
「楽だなあ!」とか書きましたが、手入れについて詳しくは夫に聞いてください。
本当は使用前の写真も撮っておきたかったのですが、夫が写真を撮り忘れてしまった……。
火入れ前はこの商品写真そのままの、銀色のフライパンでした。
使えば使うほど月面のようになってきて楽しい。
せっかくクレープパンなのでクレープも焼いてみました。
おかずクレープ
まだ育ちきってない部分がちょっとこびりついちゃいました。育ちというより、油ならしが足りなかったかな。
でも多少の焦げやこびりつきはキッチンペーパーかささらでこすればすぐ落ちます。
クレープ生地自体は全然こびりつかず、ペラっと剥がれました。
きれいに作れるようになりたいな〜。いっぱい焼かねば。
夫がパリで食べたというシュガーバターのガレットもやってみたいな
他にもパンケーキやフレンチトースト、オムレツ、春巻きの皮を作りましたが、熱の通りがプロっぽい仕上がりになるうえスルッと剥がれてくれるので自分の料理の腕が上がった気がする……。
お肉や魚のステーキも焼き目はしっかり、中はジューシーに仕上がります!
野菜炒めにはクレープパンなので量が多いと浅くて少し難しいですが、付け合わせの野菜くらいの量ならパッと炒めることができます。青梗菜がやたらシャキシャキして美味しい。今度写真を撮ったら追加しておこう。
夫が在宅勤務の日は、お昼ごはんの支度がちょいと手間なので三河島の丸萬商店で買ったオトゥギのチヂミ粉でニラチヂミをよく作ります。
粉を水で溶いて、ニラとシーフードミックスを入れて焼くだけなので楽ちん。タレは酢+醤油+ごま油+えごま油で。ここでもクレープパンが大活躍。ああ、ひっくり返しやすい〜。
追記:チヂミはテフロンのほうが楽だ笑
こうなったらメインのフライパンも鉄にしてみたくなるところですが、テフロンはテフロンで便利なので、鉄はクレープパンだけにしておこう……。
ちなみにチヂミ時のフライ返しはこちらを愛用中。長くてよいです。
鉄製のフライパンは半永久的に使えるというので、こっこの同期または弟妹として、こっこと共に大事に育てていきたいと思います。
そしてこっこが将来わたしたちのもとを巣立つ時が来たら、グローバルの包丁とジオプロダクトの片手鍋と両手鍋と、こっこと一緒に育ったクレープパンを餞別にしようかな。
……重そうだな。
▼パン型も育てるのが楽しい
▼実は竹ざるも育てている