荒川区に住んでます-うちの夫観察絵日記-

荒川区在住30代夫婦の日常。三度の飯と夫が大好きな妻による、夫観察絵日記ブログです。

出産の思い出(1)39週、鳩のお告げ

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しかもホースで水かけないと取れない頑固なやつだった

 

初産は予定日超過する?

昨年、無事迎えることができたお産の思い出をぼちぼち書いていきます。

37週に入った頃から、夜寝る前に不規則な間隔でズーン、ツーンとした腹痛が数分続く「前駆陣痛」があったり、妊娠中期は切迫早産で一時安静になっていたのもあって、「もしかすると予定日よりだいぶ前に生まれるかもしれない」と期待していましたが、気づけば出産予定日(40週0日)直前の39週になっていました。

 

わたしは胎盤の血流が詰まって赤ちゃんに栄養が届かなくなるという因子のある「不育症」だったので、ずっと「胎盤の血流を良くするための抗血栓薬」などを飲んでいましたが、いよいよ予定日が近づくとお守りのように思っていた薬もストップ(赤ちゃんにリスクが生じてしまうので)。

そうなればもう「お腹にガタがくる前に、できるだけ早く出てきてくれぇー」という気持ちもあったし、さらに臨月はお尻のトラブルまで発生してしまい、ただでさえ今までいろんな人におまたを見せ続け、そのクライマックスにお尻まで見せるのはどうしても自分のなかの小さな乙女心が「それだけはもう勘弁してくれ……」と言っていて、「ぢが爆発する前に出てきてくれぇ」と願う日々でした。

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「この妊婦さん、ずいぶん尻に対して執拗にナーバスだな」と看護師さんに思われたのでは……

 

ということで「いろいろ用事(※)も済んだし、とっとと産気づきたい」、そんな気持ちでマンションの階段を登り降りしてみたり、陣痛が来るというジンクスのオロナミンCを飲んでみたりしていました。

 

▼いろいろ用事の「用事」

展覧会に行ったのだった

 

しかしこれが、「いつ生まれてもいい」と言ったら意外と出てこない。

「まだ生まれちゃだめ」というときは出てきそうになったのに、赤ちゃんには赤ちゃんのタイミングというものがあるみたいです。

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夫も「38週とかかなあって予感してたんだけど外れた」と言っていた

 

そんな期待と不安の入り混じった39週1日、なんと「おしるし」がありました。

おしるしとは平たく言うと卵膜(赤ちゃんの袋)が剥がれたものが混じる少量の出血のこと。37週の内診でお医者さんにグリグリと卵膜を陣痛促進で刺激されたときも出血が少しありましたが、それとは明らかに違うものでした。

おしるしがあるとたいてい24時間以内に産気づくという話を見たので、とうとう来たか……! と入院グッズを入れたカバンを常に傍らに置いて準備。

──んが、何事もなく1日が終了。

そして39週3日の朝には、神のみ使いのような大きな白い鳩がバルコニーに来ていたので「うちの子はメシアかジャンヌ・ダルクかなんかかしら? これは生まれる」とドキドキしてまた入院グッズを入れたカバンを肩にかけて玄関で準備していたのに、再び特に何事もなく1日が終わってしまった。なんだったんだあの鳩は。

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すぐ消える議員のような異名である

 

その後の39週の健診でも「今すぐ生まれそうな兆候はない」と言われ、「41週を超えたらすぐ入院して計画分娩だからね」という説明も受け、「初産は予定日より遅れがちとも言うし、もう予定日を超えるに違いないな」と確信。

あきらめのような気持ちで鳩のフンを取るついでに一人でウッドデッキを持ち上げてバルコニーの掃除をし、出産のイメトレをしつつ、それでもかすかな腹痛があるたびに「陣痛が来た!?」といちいちドキドキしながら過ごしました。

 

次回「陣痛に気づかない」につづく。 

 ▼おめでた生活の記録