しゃっくりは止まってた
夫が本当に腰くだけになってヘナヘナと床にへたりこんだので、驚かせたこちらもびっくりしました……。
夫はわたしのことを驚かそうとするわりに、自分が一番びっくり系に弱い男です。
最近の夫ごはんの記録。
夫が「シュバイネブラーテン(Schweinebraten)」というドイツ料理を作ってくれました。ドイツのご家庭では定番のドイツ風ローストポークとのこと。
作り方はとてもシンプル。
塩コショウやハーブ(クミン、タイム)をもみこんでしばらく置いた豚のかたまり肉をフライパンで両面焼きつけて、香味野菜(玉ねぎ、セロリ、人参)とビールと一緒にオーブンに入れてじっくりロースト。
冷蔵庫にあったごぼうも香味野菜として追加。意外と合う
お肉を取り出し、野菜と煮汁を煮詰めて味を整えてソース作り。最後に濾すかミキサーにかけたほうが良いみたいですが、食物繊維を摂取すべく野菜ゴロゴロバージョンとなりました。
香ばしくてコクがあって、お肉もやわらか!
野菜がなんとなくデミグラスソースのような深い香り。
卵入りのもちもちマッシュポテトボール(クヌーデル)にソースを絡め、お肉に載せて食べたらもう止まらず。あっという間に完食してしまいました。美味しかったー!
でもなんで急にビール煮を作ってくれたのかなあと思ったら、「つまちゃん、最近シードル飲みたいだのワイン飲みたいだのブツブツ言ってたでしょ……。せめて気分だけでもビールだよ。よかったね」と夫。
いや、わたしそんなアル中じゃない……笑。
ちなみにこのドイツ料理を食べながら楽しむのはNetflixのドイツドラマ、「ダーク」。セカンドシーズンを終えたところですが、夫婦でハマってずっと配信を楽しみにしていました。
いろんなフィクションに見る「とにかく大変そうな主人公」ランキング1位を彼が更新した
まずサントラがベン・フロスト! オープニングテーマがapparat!!
と、個人的に好きなアーティストが参加しているので観始めました。
ベン・フロストの『Aurora』というアルバムが、これがもう不穏で苦しくて荒々しくもがいているかんじが大っ好きなのですが(名盤!!)、ダークのサントラはまさにそのベン・フロストの曲の醸し出す不穏さ、苦しさ、焦燥感がドラマのストーリーとぴったりで!!
わたしのなかの「サントラとドラマがぴったりで賞」に勝手にノミネートしているお気に入りドラマです。
ベン・フロストも貼っておこう。音量注意です。
肝心の物語の内容は、ドイツのある小さな町を舞台に、消える子どもや家族たちの問題に(登場人物はみんな暗い)100年近く前にも遡る過去の3つの時間軸で起きた様々な事件の因縁が現在進行形で関わってくるという複雑なストーリーです。ネタバレをせずに書くのが難しい。Netflixに入っていて未見の方はぜひチェックしてみてください。
ホラーではなくSFスリラーのジャンルですが、たまにびっくりする場面があるのでそのたび夫がおならしながら飛び上がっています。
おならして体重を軽くすることで逃げ足を早めようという本能なんだろうか。
▼最終シーズンまで観ました!