胎動だけでなくお腹に耳を当てると心音も聴こえるんだとか。
それを知った夫は「つまちゃんさ〜、なんか家で心音が聴けるお高い家庭用ドップラー欲しがってたじゃない。エンジェルサウンド?それそれ。ぼくが心音聴くなら買わなくていいでしょ。エンジェル夫と呼んでいいよ」と偉そうに言ったわりに「うーん、お腹鳴ってる」しか言わない適当なやろうだ
おめでた生活も折返し地点を過ぎ、毎日胎動を感じられるようになりました。
最初に「これはもしや」という小さな動きを感じたのは、台所で本格インドスパイスを使ったカレーを味見しながら煮ているときでした。
夫のカレー好きの遺伝子のせいかなと思ったのですが、単純に辛すぎて異変に暴れていたのかもしれないとちょっと反省。
でもこれが噂の胎動か! と嬉しくなり、ポコンとした動きを夫にも触ってほしくてお腹が動くたびに夫を呼んだのですが、なぜかわたしのお腹を触ると3秒くらいで寝息を立てて寝ついてしまう夫……。お腹に眠り玉でも入っているのか。
ということで赤ちゃんがボコボコやっているのに夫が寝ているという、夫側の問題でなかなか胎動を夫に伝えることが出来ない、もどかしい日々が続きました。
「なんだかよくわからないけど手を当てると眠くなる」そうな
ようやく20週0日に、手を当てていた夫のところにうまく胎動があったみたいで夫も「今わかったー! すごいすごい」と感動。
それからは夫が「ただいま、帰ってきましたよ」とお腹に声をかけると(というかお腹に口を当てて「ブモーブモッ」とかなんか言ってる)偶然なのかタイミング良く反応する日が増えました。
赤ちゃんは夜に活動的になる傾向がある、とはどこかで読んだものの、夫が帰ってきたり、あと日中も夫が隣で喋っていると胎動が激しくなりがちなような。
ふだんはわたしが一人で音楽を聴いているくらいで静かだし、夫がわりと低めの響く声でぴーちくぱーちく賑やかだからでしょうか。
と、しばらくほんわかしていたのですが、最近は胎動も膀胱を思い切り下方向に押されたりしてけっこう痛苦しい瞬間が。
検診のたびに言われているのですが、ずっと逆子みたいです……。
ただでさえハイリスクなのにやめてくれえー。
ところで胎動は生まれたあとの性格に関係するのか、みたいな話がありますが、わたしの母のお腹にはいまだに30ウン年前についたわたしの足跡(内側から思い切り蹴ったらしく、お腹が足のサイズで白く細かいキズになって引きつれている……)があります。
うちの母は悪魔でも生んだのかしらね
わたし自身は現在も寝ているときの足癖が悪く、布団や少し離れたベッドに寝ている夫を寝ぼけて蹴っ飛ばしたり、あとへその緒を何重にも巻いて生まれた名ごりなのか目覚めたらタオルケットがグルグル首に巻かさっていることがたまにあるので、性格はわからないけれど胎動と寝相は大いに関係があるかもしれないな、とふと思いました。
夫はお腹のなかにいるときはおとなしかったそうで、現在も寝相は良いです。
へその緒を巻くのは危ないし、あんまりわたしに似ないで順調に育ってくれるといいな。
▼おめでた生活の記録