「佐土原(さどわら)ナス」という宮崎の伝統野菜を初めて買いました。
大きい! 25cmのザルにぱんぱんです
佐土原ナスは江戸時代に佐土原藩で盛んに栽培されていたものの、病害虫に弱く栽培が難しいことや形が不揃いなことから生産者が減り、「幻の野菜」となってしまった赤ナス。
それを2000年代に入ってから、たった4粒だけ残っていた種から復活させたものだとか。
現在も「佐土原ナス研究会」の方々が消費者の手においしいナスが届くように、この伝統野菜の保存と栽培面積拡大に取り組んでいらっしゃるそうです。
夫もわたしも野菜のなかでは1,2を争うほどナスが大好き。お店でそのつややかな姿を見た瞬間、「なななんて美味しそうなナス!!」と興奮してカゴに入れていました。
さっそく食べてみます。
焼くか揚げるか迷いましたが、ナスのはさみ揚げにしてみました。
ナスが主役なのでタネはあっさりめに。鶏胸のひき肉と湯がいて刻んだおかひじきに醤油とおろししょうがと塩コショウで味付けして片栗粉を加えてこねて、ナスはぶ厚めに切って切れ目を入れ、切った面に小麦粉をはたいてタネを挟み込んでみました。
天ぷら衣にくぐらせて揚げればで〜きた〜。
この日の他のおかずはナスがボリューミーなので、じゅんさいの酢の物、リーフサラダ、しじみのお味噌汁とヘルシーにしてみました。でも夫の胸肉もなんかボリューミー……
がぶっと食べてみると、もう甘くてトロットロ!!!!
ナスの入っていた袋に「忘れられない味」と書いてありましたが、本当にそうだ!!!!
夫と最後に半分こしたちっちゃいやつを切ってみました。うーん、写真じゃうまくトロトロ具合が撮れない! もどかしい!!
夫も「これは凄いごちそうー!!」と大興奮していました。
もう、お店で10袋くらい買ってくればよかった。このナスに囲まれたい。
夫いわく「ぼくは一度炉端焼きのお店で佐土原ナスの焼きナスを食べたことがあったけど、揚げたほうが個人的に好みかも。でもステーキやグラタンとかも試したい〜」とのこと。わたしはホイルにくるんで焼きナスで次は食べてみたいなあ。
──ああ、幸せなひとときだった……。
見かけたらぜひぜひ買ってみてください。これは美味しい!
珍しい野菜は千駄木駅からすぐの「はぎわら青果」さんで買います。うちからちょっと遠いので毎日は行けないですが、品揃えも吟味されていて豊富で、どの野菜も果物も新鮮でおいしくて、活気があってとても大好きな八百屋さん。
また佐土原ナス買いに行かねば。
▼漬物にしても美味しいらしい。うちのぬかでやってみようかな……