「こら〜」がやりたいらしい
いい夫婦の日!
違う環境で育った他人同士がひとつ屋根の下で生活していくのは大変なことですが、我が家は温厚な夫のおかげでケンカもせず仲良く暮らしています。
と言いつつ以前にも書きましたが、夫にはいつも歯みがき粉を最後まで使い切らないことに対して怒られています。わたしとしては使い切ったつもりなのですが、すかさず夫が「まだ出るよ!」とチェックしてきます。これはもう使い切っただろうと古いほうをゴミ箱に捨てて新しい歯みがき粉を用意しておくと、新しい歯みがき粉はどこかに隠されて捨てたはずの歯みがき粉が戻ってきている……。
そしていつのまにか背後に立っていた夫に「まだ出るよ」とつぶやかれます。ホラーです。
こうなってきたらなんだか夫は歯みがき粉を絞り出すことに喜びを感じてそうに見えるので、それならべつに絞りたい人(夫)が絞って、新しいほうを使いたい人(わたし)は新しいほうを使えばwin-winじゃないのかなあとむしろ夫に生きがいを提供しているような気持ちでいたら、夫いわく「全然win-winじゃないんだけど。あなたは本当にふてぶてしいね」だそうです。
そんなある日、100均でこのような「歯みがき粉しぼり器」を見つけました。ゼンマイのねじ巻きのような部分に歯みがき粉を挟んでくるくると回すだけ〜。
ゼンマイの部分も白だったらよかったのになあ
うちの歯みがき粉だと使い終わりの2、3回ぶんは巻けなくなってくるので自分で絞らないといけませんが、それでもブンブン振らずとも出てくれるので使い切りやすくなりました。しかも自立するスタンド式なので、今まで歯みがき粉は棚のなかで転がっていたのがスッキリ。
唯一の問題としては、道具を手に入れたというだけでわたしのエコ意識が改善したわけではないというところか。
ということでしぼり器が絞ってくれるので、歯みがき粉問題で夫に注意されることはなくなりました。
ところがこのしぼり器を使って歯みがき粉を1本使い終わったころでしょうか。
夫が「歯みがき粉のことでつまちゃんを怒ることがなくなって嬉しいんだけど……どこか寂しい」とまるで子どもが独り立ちした親のようなことを言い出し、「つまちゃんを怒っていた頃がなつかしい」「何かを失ってしまったような気がする」と何度も言ってくるようになりました。なんなんだ。
夫婦って難しい……。