なりふりかまっていられない冷え性対策、再び
ふんどしパンツ
ふんどしパンツとはなんぞや
久しぶりに冷え性を治したい日記です。
以前、ブログのコメントで、ふんどしパンツというものをおすすめしていただきました。
なんでも日本古来のふんどしにヒントを得た、健康効果の高いパンツだとか。
さっそく検索したら「フリルふんどしパンツ」などなかなかインパクトのあるビジュアルのパンツが出てきて、「これを履いているときに外で事故にでもあったらどうしよう」と思ってなかなか手を出せていませんでした。
ボロいパンツを履いている日に事故にあって、「ああ〜よりによってこのパンツで」ってなった人の話を身近に聞いて……
でも寝るときにだけ履けばいいし、しかも手ぬぐい1枚で作れると伺って、ちょうど使いみちのなかった手ぬぐいが1枚あったので試しに縫って履いてみました。
夫には、「ふんどしって冷え性にいいんだって」と言っただけで「ええっ、ふんどし!? ちょっと、絶対やめてよ笑っちゃうからブホホ!」と拒否反応を起こされたので(たぶん六尺ふんどしを着けた妻を思い浮かべてる)、わたしがふんどしパンツを作ったことも、履いてることも秘密です。
ふんどしパンツの健康効果
ビジュアルはさておき、肝心の健康効果はいかほどか。
ふんどしパンツに謳われている効果は、鼠径部を締め付けないことによる
・リラックス・安眠効果
・便秘解消
・下半身太り・むくみの解消
・リンパや血流の流れを良くして冷え症改善
・下着かぶれ・黒ずみ軽減
ですが、毎晩履いているわけでもないので、ちょっとこのあたりは「体質が変わった!」と言えるほどにはまだわからないです。
でも、履いてみておおっ、と手応えを感じたのが「血流改善」と、そして「あせも改善」!
恥ずかしながらわたしは夏場に体に熱がこもってのぼせやすく、お尻や太ももにあせもが出来やすいです。幼稚園くらいの頃にはお尻にひどい「とびひ」が出来てしまっていました。
夏場はシンプルなデザインのオーガニックコットンの下着を履くようにしているものの、特に食後や眠くなったりして体温が上がって体に熱がこもると湿疹がブワッと出て広がって、もうボリボリ掻きたくなってしまう。
でも、夜にふんどしパンツを履いて寝ているときは、この「ブワッ」というのがふだんより少なくて、体に熱がこもりにくくなったかもしれない、と思うようになりました。これが血流改善なのかな。
また、下着の布やゴム、レースが密着しないので、肌が清潔に保てる気がします。「何も履いていないより安心」だし、夏にふんどしパンツいいじゃないか!
ということでもう1着欲しくなったので、せっかくなので究極の1枚を作ってみることにしました。
究極のふんどしパンツ作り(手縫い)
手ぬぐい選び
まずは手ぬぐい選び。手ぬぐいは素敵な柄もたくさんあるし、麻やガーゼなど変わった素材のものもあって目移りしちゃいます。
1枚めで練習用に作ったのは、お正月にどこかでもらった干支のイラストと「家内安全」「健康長寿」などの文字がデカデカ入った手ぬぐいでした。履いてみるとちょうどお尻(または股間……)に「家内安全」の文字がドドバーーンと入るので、我ながら履いている姿はだいぶ間抜けです。夫にも見せられませんし、写真を撮る前に履いてしまったので、ブログにその間抜けなパンツの写真を載せられないのが残念です。
昼顔
せっかく手作りするなら、やっぱり気に入った色や柄で作りたい。
しかし今回は可愛さよりもどんな柄が一番健康にいいのか、ということを考えてみて、
なんとなく
・赤い下着は女性ホルモンを活性し、血流を改善するので冷えにいい
と巣鴨の赤パンツ屋さんの広告で見かけたことと、
・ありがとうと言って聞かせた水を凍らせると美しい結晶が出来る
というエセ科学みたいな話を思い出し、そして作ったのがこちら!
パンツをかけたパキラが心なしか迷惑そうなのはなぜだ
さまざまな健康効果と迷信をギュッと詰め込んだ「つま特製・ありがとう赤ふんどしパンツ」です。
赤パンツ効果とありがとう効果を相乗させることを思いついたときに、「もしかするとわたしは冷え対策の天才かもしれない」と深夜のテンションでポチッとネットで買ってしまって、数日後に届いた手ぬぐいを見たときに「普通に可愛いのにすればよかった」と少しだけ後悔しました。
でも、履いているとどこからか「ありがとう」「ありがとう」の喝采が聞こえてくるようで、ありがとうパワーでわたしの尻がなんだかすごく重要で貴重なもののような気がしてくるので、思っていた以上に気分はすごくいいです……。
落ち込んでいる人がいたら、このパンツをプレゼントしたい
もちろん夫には見せられません。夫への秘密がまたひとつ増えた。
材料
わたしが作ったふんどしパンツの基本の材料は
・日本てぬぐい(一般的な長さは90cm×34cm前後)
・ひも 1.5mくらい
です。
ネットを見ればふんどしパンツにもいろいろ種類や作り方がありますが、ゴムを通す作り方ではなくひもを通す作り方にしてみました。
その理由はひものほうがゴムより開放感があるかな? と思うのと、洗濯のときにひもを抜いて洗えたり交換も容易だし、そして一番は、我が家にはミシンがないうえにわたしはお裁縫がすっっっっごく苦手なので、最低限しか縫わなくていい一番カンタンな作り方を採用した次第です……。
ひもは、「ふんどしだから、いなせなものにするか……」と何も考えずに江戸打紐を買ってしまいました。3mの紐の半分が余っていたので2着目も打紐で作っちゃいましたが、ホールド感がちょっと心もとないかもしれないです。
あまり太すぎる紐だと寝転がったときに結び目が気になっちゃいそうなので、平べったくて柔らかめの、中くらいサイズの綿のひもがいいかもしれません。
道具はアイロン、霧吹き、定規、裁ちばさみ、紐通しがあると便利です。
作り方
作り方はこちらのサイトさんを参考にしました。
こちらの作り方を見つけられなかったら、ミシンも無いし不器用なわたしは手ぬぐいでふんどしパンツ作りはあきらめていたと思います。そうなると「わざわざ買うのもな」となっていたので、ふんどしパンツを履くことはなかったでしょう……。
ということで以下の制作過程はわたしの備忘録なので、詳しくてわかりやすい作り方&ふんどしバリエーションはこちらのサイトさん↑でご確認を。
では作ってみます。まず、手ぬぐいをそのまま縫うと大きすぎるので、手ぬぐいの長さを好みに調整します。
わたしはおへその上まですっぽり覆う大きめパンツにしたいので、15cmカット。
だいたい73cmの長さで作ることになります。
ほんとはこのカットして余った布で紐を作ってみたいな〜
カットした部分はほつれているので、1cm折り返してアイロンでしっかり折り目をつけ、さらに2cm折って折り目をつけます。
反対側は2cm折り返して、アイロンでしっかり折り目をつけます。
ひもを通す部分を手縫いでちくちく。
せめてミシンがあれば……ミシンがあれば……とか考えていたら、どんどんガタガタになりました。まあいいや……。
ひもを通したら、
できあがりー!
でけた〜。赤が目に痛い
30分くらいで出来ました。お裁縫に慣れている方だと、手縫いでも全然もっと早く出来ると思います。
ちなみに今回使った「ありがとう手ぬぐい」はガーゼ素材でほつれ防止加工がしてあるので、昔ながらの断ち切りの手ぬぐいで作った1枚めのパンツより履き始めの糸のほつれが無くてよかったです。
ふんどしパンツを履いていると、寝ぼけておトイレに行ったときに「な、なんじゃこれは」と一瞬混乱しますが、1枚めの家内安全パンツはもちろん、この2枚めのありがとうパンツもいいかんじの履き心地です。
冷えへの効果はまだわからねど、思いのほか良かったふんどしパンツライフ。
酷暑とあせもをこちらで乗り切ります!
情報くださったアフロの一番星さん、ありがとうございました♡
▼なりふりかまっていられない冷え性対策の道のりはこちらから。
実は冷え性はだいぶ改善されてて、昨年〜今年の冬は足先が冷えて眠れない、ということもなく、平熱も常に35℃台だったのが低いときで35℃後半、あとは36℃台で安定してきました。
これは冬にちょっといい掛け布団を買ったおかげもあったかもしれない。